里山の野草と花木 宮城県北トレッキング

宮城県北部の山野を歩き回り、季節ごとの草花や果実を撮影し、その特徴や自生地の環境等について記録する。

ツルボ 淡紫色の花穂

2024-09-21 | 日記

大崎市古川の市街地。数日前のことですが、幹線道路を走行していると、歩道部分に淡紫
色の花穂がたくさん咲いているように見えたものの、後続車があったので確認することは
できませんでした。それでも気になっていたので、今日は朝から、その近くのショップの
駐車スペースに車を入れて、ゆっくり観察・撮影してきました。

歩道部分や植え込みスペースを巡ると、淡紫色の花穂がたくさん立ち上がっています。
これはツルボの花ではないでしょうか。実際に花を見るのは初めてですが、植物図鑑では
よく見ていますから間違いないでしょう。

                                 二枚とも2024.9.17撮影

ツルボが生えているのは歩道と縁石の隙間や、アスファルトの割れ目、雑草が蔓延る植え
込みなどです。どこか山野草趣味のお宅から種子が散布されたのか、或いは工事用資材の
中に種子が紛れ込んでいたのかも知れません。
念のためアリ散布や鳥散布も調べてみましたが、ツルボの場合それは無いようです。

ツルボの種子散布方式は「自力散布」と呼ぶようです。
長い花茎の先にたくさんの種子が付きますが、花茎が風で揺れて、周囲に種子を散布する
わけです。種子にヒレや冠毛が付いているわけではないので、平坦地では散っても精々周
囲1~2mの範囲内ではないでしょうか。

                                 二枚とも2024.9.17撮影

ツルボは2024年の4月に観察して、記事をアップしています。
属性や特徴については、下のURLをクリックして参照願います。

https://blog.goo.ne.jp/snobo045/e/c0f671e3cec4e987f7a81cf2894f2c2a



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