里山の野草と花木 宮城県北トレッキング

宮城県北部の山野を歩き回り、季節ごとの草花や果実を撮影し、その特徴や自生地の環境等について記録する。

キバナコスモス メキシコ原産

2024-09-20 | 日記

登米市東和町、国道を走行していると、山裾の林道下に黄色い花が群れ咲いています。
あちこちで見かけるキバナコスモスですが、ここは株数が多く、少し離れた島状に群生し
ています。記憶では毎年同じ場所に咲いているようなので、こぼれ種で勝手に咲いている
のかも知れません。お世話としては、周囲の草刈り程度でしょうか。

                                 二枚とも2024.9.10撮影

キバナコスモスの原産地はメキシコ~南米北部で、我国へは大正初期に渡来したようです。
原産地ではコスモスよりも標高の低いところに自生しているためか、暑さに強く夏から咲
き始めます。草丈は原産地では2mほどにもなるようですが、我国で普及している園芸種
では60cmほどのようです。

撮影地に生えているキバナコスモスは、一般的に普及している園芸種より草丈があり、1.5
~2mはあります。これはこぼれ種で代を重ねてきたために、より原種に近くなったもの
と推測しています。

                                     2024.9.10撮影

キク科コスモス属の1年草で、原産地はメキシコ~南米北部。
園芸種として栽培されたものが野に逸出している。
茎は高さ40〜200cm、無毛または硬い毛を散生する。葉は対生し、2~3回羽状複葉で三
角状卵形、長さは5~12cm、裂片の幅は2~5mmあり、コスモスほどは細くならない。
葉の色は濃緑色で両面とも無毛、下部のものは長い柄がある。
花期は6~10月、花は頭状花で黄色~濃黄色~橙色、直径は5~8cm。
舌状花は普通8個、筒状花は多数。栽培されているものは八重が多い。
総苞は幅6~10mm。小花柄は10~20cm。
果実は痩果で、長い嘴があり、長さ16~28mm。

 



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