栗原市金成普賢堂地区西部、山間の小沢を遡っていくと、西側が急斜面になっていて、所々
が小さく崩れて土の層があらわれています。そこに点々と生えているのがナガハシスミレや
マキノスミレですが、残念ながらすでに花は終わっていました。
そんな斜面で見つけたのがキバナイカリソウで、半日陰に数株がまとまった島状で点在しています。
ちょうど今は、独特な形の淡黄色の花を咲かせています。
二枚とも2019.5.12撮影
キバナイカリソウを漢字表記すると黄花碇草で、これは花が黄色く、細長い距を四方に伸ば
した形が、船のいかりに似ていることに由来します。
キバナイカリソウやイカリソウは、古来薬草として利用されてきました。
生薬名は淫羊霍(インヨウカク)で、漢方では補精・強壮・降圧・利尿などの効能があるとされ、
男性の性的不能・女性の不妊・高齢者の衰弱・腰や膝の衰えなどに用いられます。
薬理成分はエピメジン、イカリイン、マグノフリンなど。
2019.5.12撮影
メギ科イカリソウ属の多年草で、北海道南西部~本州の近畿以北の日本海側に分布する。
山地の林床や林縁、沢沿いの斜面などに自生する。宮城県内では奥羽山系に多い。
根茎から茎を数本直立し、叢生する。茎は針金のように細く強靭で、赤みを帯びる。
草丈は40cm~60cmで、まばらに分枝する。
葉は長柄があり2回3出複葉。小葉は卵形~狭卵形で長さ5~15cm、先端は尖り、基部は
心形。質は薄く、葉縁には刺毛がある。
花期は4~5月、茎の途中や葉腋から長い柄の総状花序を出し、淡黄色の花を数個付ける。
花弁は4個で長さ7~8mm、距が四方に出て碇のような形になる。距の長さは20~24mm。
雄しべ4個、萼は8個、外萼の4個は早落性。
果実は袋果。種子には種沈が付く。
が小さく崩れて土の層があらわれています。そこに点々と生えているのがナガハシスミレや
マキノスミレですが、残念ながらすでに花は終わっていました。
そんな斜面で見つけたのがキバナイカリソウで、半日陰に数株がまとまった島状で点在しています。
ちょうど今は、独特な形の淡黄色の花を咲かせています。
二枚とも2019.5.12撮影
キバナイカリソウを漢字表記すると黄花碇草で、これは花が黄色く、細長い距を四方に伸ば
した形が、船のいかりに似ていることに由来します。
キバナイカリソウやイカリソウは、古来薬草として利用されてきました。
生薬名は淫羊霍(インヨウカク)で、漢方では補精・強壮・降圧・利尿などの効能があるとされ、
男性の性的不能・女性の不妊・高齢者の衰弱・腰や膝の衰えなどに用いられます。
薬理成分はエピメジン、イカリイン、マグノフリンなど。
2019.5.12撮影
メギ科イカリソウ属の多年草で、北海道南西部~本州の近畿以北の日本海側に分布する。
山地の林床や林縁、沢沿いの斜面などに自生する。宮城県内では奥羽山系に多い。
根茎から茎を数本直立し、叢生する。茎は針金のように細く強靭で、赤みを帯びる。
草丈は40cm~60cmで、まばらに分枝する。
葉は長柄があり2回3出複葉。小葉は卵形~狭卵形で長さ5~15cm、先端は尖り、基部は
心形。質は薄く、葉縁には刺毛がある。
花期は4~5月、茎の途中や葉腋から長い柄の総状花序を出し、淡黄色の花を数個付ける。
花弁は4個で長さ7~8mm、距が四方に出て碇のような形になる。距の長さは20~24mm。
雄しべ4個、萼は8個、外萼の4個は早落性。
果実は袋果。種子には種沈が付く。
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