登米市東和町、林道を下って行くと伐採地があつて、そこへの作業道を入って行くと、眼
下の小沢沿いに真っ赤に紅葉した木があります。手前の林が伐採されて日当りが良くなっ
たことから、深紅に紅葉したものと推測されます。
遠目ながら大きめな葉ですから、ハウチワカエデかその仲間でしょうね。
二枚とも2022.10.27撮影
沢近くまで下りて確認すると、大きめな葉で掌状に中裂していますからハウチワカエデと
思われます。念のため「紅葉ハンドブック」でハウチワカエデの紅葉の色を確認すると、
真っ赤に紅葉するとありますからハウチワカエデで間違いないでしょう。
ただ大きな葉で、日当り・風当りが良いため、葉の傷みも多いですね。
紅葉は近くで見るものではないかも知れません。
二枚とも2022.10.27撮影
カエデ科カエデ属の落葉広葉樹で、樹高5~10mの高木。北海道~中部以北の本州に分布。
やや標高の高い山地に自生し、沢沿いや谷斜面を好む。
樹形が整い、紅葉が美しいことから、公園や庭園に植栽されることが多い。
若木の樹皮は灰青色で滑らかだが、成木になると不規則に剥がれるようになる。
葉は対生し、掌状に9~11裂し、直径7~12cm。裂片の先端は鋭頭、葉縁には重鋸歯があ
る。葉の基部は心形。葉柄は長さ2~4cm、柔らかい白毛がある。
花期は4~5月、本年枝の先に散房花序を出し、葉の展開とともに直径1~1.5cmの雄花と
両性花を合計10~15個付ける。雄しべが長く突き出た方が雄花。両性花は子房に黄白色の軟
毛が密生する。萼片は暗紅色で5個。花弁は5個で淡黄色、萼片より小さい。
果実は翼果で、7~9月に熟す。分果は長さ2~2.5cm、翼はほぼ水平~鈍角に開く。
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