栗原市栗駒沼倉地区、緩やかに起伏する台地上の車道を歩いていると、山と道路の
間の窪地が湿地状になっていて、コチャコチャと小さな水音も聞こえてきます。
踏み込めば脛の中ほどまで水に浸かってしまいそうで、それが樹木の侵入を妨げて
いるようです。そのためアシやスゲなどが茂っていますが、それらの中に羊歯植物
らしき葉が、直立気味に叢生しているのが見えます。
今まで見たことの無い羊歯ですね。
二枚とも2018.9.29撮影
判りやすい特徴を以下に列記します。
①明るい湿地に生えている。
②葉の長さが70~80cmあって、直立気味に叢生している。
③羽片の中軸寄りの裂片が大きく、耳状に張り出している。
④葉裏のソーラスは丸く、中肋寄りに付いている。
羊歯植物図鑑をめくって写真の羊歯の見当を付けるわけですが、先ずは②の草姿で探します。
図鑑の半分あたりまでめくっていくと、オオクジャクシダとタニヘゴの二種があって、これらが
私の写真の羊歯に似ていますね。
ただ、オオクジャクシダの葉はロート状に開いていて、ちょっと違う感じです。
タニヘゴは図鑑の写真が不出来で、大ざっぱな感じしか掴めませんが、たぶんこれでしょう。
後はネットで「タニヘゴ」を検索し、細部を照らし合わせて同定します。
タニヘゴ 兵庫県の湿生・水生植物
幾つかのネット記事を参考にしましたが、上記の兵庫県の記事が見やすく判りやすいですね。
この記事との照合で「タニヘゴ」と同定しました。
二枚とも2018.9.29撮影
オシダ科オシダ属の夏緑性羊歯植物で、北海道~九州に分布するが、暖地ではまれ。
山地の明るい沢沿いや湿地周辺部などに自生し、草丈は50~100cm。
根茎は太くて直立。葉は直立して叢生する。葉柄は短く長さ15~25cm、淡褐色の鱗片をやや密
に付ける。葉身は単羽状複生、倒披針形で、長さ40~80cm、羽片は30~40対付き、葉身中央部
より葉柄に向かって羽片がしだいに短くなる。羽片は線形~線状披針形で、最下裂片は大きく、
耳垂状。葉脈は羽軸付近の基部で、裂片ごとに集まり、弓状に曲がる。
ソーラスは羽片の中肋寄りにつく。包膜は円腎形、全縁。
間の窪地が湿地状になっていて、コチャコチャと小さな水音も聞こえてきます。
踏み込めば脛の中ほどまで水に浸かってしまいそうで、それが樹木の侵入を妨げて
いるようです。そのためアシやスゲなどが茂っていますが、それらの中に羊歯植物
らしき葉が、直立気味に叢生しているのが見えます。
今まで見たことの無い羊歯ですね。
二枚とも2018.9.29撮影
判りやすい特徴を以下に列記します。
①明るい湿地に生えている。
②葉の長さが70~80cmあって、直立気味に叢生している。
③羽片の中軸寄りの裂片が大きく、耳状に張り出している。
④葉裏のソーラスは丸く、中肋寄りに付いている。
羊歯植物図鑑をめくって写真の羊歯の見当を付けるわけですが、先ずは②の草姿で探します。
図鑑の半分あたりまでめくっていくと、オオクジャクシダとタニヘゴの二種があって、これらが
私の写真の羊歯に似ていますね。
ただ、オオクジャクシダの葉はロート状に開いていて、ちょっと違う感じです。
タニヘゴは図鑑の写真が不出来で、大ざっぱな感じしか掴めませんが、たぶんこれでしょう。
後はネットで「タニヘゴ」を検索し、細部を照らし合わせて同定します。
タニヘゴ 兵庫県の湿生・水生植物
幾つかのネット記事を参考にしましたが、上記の兵庫県の記事が見やすく判りやすいですね。
この記事との照合で「タニヘゴ」と同定しました。
二枚とも2018.9.29撮影
オシダ科オシダ属の夏緑性羊歯植物で、北海道~九州に分布するが、暖地ではまれ。
山地の明るい沢沿いや湿地周辺部などに自生し、草丈は50~100cm。
根茎は太くて直立。葉は直立して叢生する。葉柄は短く長さ15~25cm、淡褐色の鱗片をやや密
に付ける。葉身は単羽状複生、倒披針形で、長さ40~80cm、羽片は30~40対付き、葉身中央部
より葉柄に向かって羽片がしだいに短くなる。羽片は線形~線状披針形で、最下裂片は大きく、
耳垂状。葉脈は羽軸付近の基部で、裂片ごとに集まり、弓状に曲がる。
ソーラスは羽片の中肋寄りにつく。包膜は円腎形、全縁。
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