登米市東和町米谷地区南西部、神社のある丘陵地の脇に林道の上り口があり、杉林の中の
道を上がって行くと、北に傾斜したなだらかな頂稜に出ます。
冬場にここを歩いた際、オドリコソウの越冬葉が群生していたのを思い出し、花期の今ど
んな色の花が咲いているか、観察すべく再訪しました。
頂稜の北側に咲いていたのは白花で、ここは日中も殆ど日当たりの無い場所と思われます。
写真では表現しきれていませんが、ごく淡い紅色を帯びているように見えます。
ただ花は終盤のようで、花が付いているのは上部のみ、下部の花は既に散っていました。
二枚とも2020.5.28撮影
少し上手の林道脇に咲いていたのは淡紅色の花で、ここはチラチラ木漏れ日が当たるよう
な場所のようです。残念ながらこのときは曇天下で、日射しはありませんでした。
純粋な淡紅色は殆どなく、多くは上唇に淡い斑点が入っていました。
林道のカーブ付近に咲いていたのは、上唇に濃紫色の斑点が入った花で、この辺りは一日
数時間日が当たる場所のようです。見上げると、杉の樹冠がかなり空いていますから。
こうして数ヶ所の花を見ると、日当りとオドリコソウの花色に関係があるように見えます。
それが登米市や南三陸町あたりに自生するオドリコソウだけが持つ特性なのか、他の地域
でも同じような傾向を示すのか、そこまでは判りませんけどね。
2020.5.28撮影
オドリコソウは2018年の12月に観察して、記事をアップしています。
属性や特徴については、下のURLをクリックして参照願います。
https://blog.goo.ne.jp/snobo045/e/008ee3c345b49f73048fc13e0170c9f4
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