南三陸町歌津地区の国道を、気仙沼方面へ走行していると、山手の崖地に黄色い花
が咲いているのを見つけました。この辺りは津波浸水域だったことから国道脇でも空地
が多く、車を止める場所には困りません。
崖下に歩み寄ると、黄色い花はモクゲンジの花ですね。
崖の中段に小高木が2~3本生えているようです。
モクゲンジの花は、二年前の7月初旬に内陸の登米市東和町で観察したことがありますが、
それより10日以上も . . . 本文を読む
栗原市栗駒沼倉地区の北部、山の中腹を横切る林道を歩いていると、長尾根の1部
が崩落しています。赤土が多く、火山灰層も入り混じっているようです。
たぶん、岩手・宮城内陸地震の際に崩れたもので、林道の山側は蛇籠(じゃかご)で
土留めされていて、道形は確保されています。
崩落地を通り抜けようとすると、林道脇に低木の茂みが続いています。
葉を見るとドクウツギのような ? 枝葉の間を覗き込むと、赤や黒紫色 . . . 本文を読む
栗原市栗駒沼倉地区の北部、山裾の草地を踏査していると、淡い紅紫色の花が幾つか集まって咲いているのが見えます。草地を横断して観察すると、花のつくりからヒヨドリバナの仲間と思われますが、葉が3枚輪生ですね。葉が対生しているのがヒヨドリバナで、4枚輪生しているのがヨツバヒヨドリと記憶していますが、3枚だと悩んでしまいます。よく見ると、4枚輪生も見つかりますが、ここでは3枚輪生が多いですね。 . . . 本文を読む
栗原市栗駒沼倉地区の北部、川沿いに広い草地があり、以前踏査した際にトモエソウ
が群生しているのを見つけていたので、そろそろ花が咲いた頃かと訪れてみました。
草地の川べりに通っている作業道をしばらく下ってから、平坦な草地を横切って山裾へ
向かいます。ただ、所々にノイバラやタラノキの小木が生えているので、かなりジグザグ
に歩かなければなりません。遠目ながら、山裾には黄色い花が咲いているのが見えます。 . . . 本文を読む
栗原市栗駒沼倉地区の北部、県道に架かる橋の上から渓谷を見下ろすと、谷斜面
から木々が生えていて、その中にたくさんの緑白色の実を付けた木があります。
実の付き方が数珠生りで、葉が丸く大きいことからハクウンボクと思われます。
ハクウンボクを漢字表記すると「白雲木」となり、これは白い花が連なって咲く様を、
白雲に見立てたもののようです。ただ、名のごとく大量に咲くのは数年に一度と言われ
ています。写真の . . . 本文を読む