栗原市栗駒沼倉地区、岩山の岩壁を巡ってから崖錐を下って行くと、コケの生えた大岩にカラクサシダが着生しているのを見つけました。岩壁には見当たらなかったのに、山裾の大岩に生えているということは、それだけ山裾の方が空中湿度が高いということでしょう。カラクサシダは山地の陰湿な沢沿いの、コケの生えた大岩などに着生する羊歯ですからね。
山裾に沿って大岩を巡ると、6~7箇所の岩にカラクサシダが着生していました . . . 本文を読む
栗原市栗駒沼倉地区、林道の左手に聳える岩山下部の岩壁を巡っていると、岩の割目やコケの中にイワヒバが着生しているのを見つけました。ここの岩壁にはかなり生えていますが、密生することはなく、あちこちに散生しています。また葉をふつうに広げている株は少なく、多くが葉を内に巻き込み、休眠状態にあるようです。夏場だと雨が降れば巻き込んだ葉は開きますが、冬場は寒さも影響するのか、雨が降ってもあまり開かないようです . . . 本文を読む
栗原市栗駒沼倉地区、車道から分かれて林道に入ると、左手に岩山が見えてきました。地形図から急峻な山があることは判っていましたが、落葉樹林に遮られ山容を見たことはありませんでした。直下から見上げると、険しい岩壁が続いていて、山裾には崩れ落ちた岩礫が積み上がって、崖錐をなしています。岩質は安山岩か、安山岩質の凝灰岩のようです。
崖錐を登って岩壁下部まで上がると、東面にはイワイタチシダくらいしか生えてい . . . 本文を読む