一関市花泉町永井地区東部、丘陵上の林道を西へ歩いて行くと、林縁の木にミツバアケビが絡んでいて、すでに新葉が開いています。よく見ると葉柄の付根から総状花序を下げて、暗紫色の雌花・雄花を咲かせています。花序の基部近くには大きな雌花が1~2個、先端側には多数の小さな雄花が付きます。
東北地方に自生するアケビには、アケビ(ゴヨウアケビ)とミツバアケビの二種があり、私が歩くエリアではミツバアケビが圧倒的に . . . 本文を読む
大和町吉田地区西部の吉田川支流源流域、真新しい砂利が敷かれた林道の坂を上がって行くと、前方からクゥ、クゥ、クゥとカエルの鳴き声が聞こえてきます。坂を上がりきると林道の山側路肩に水溜まりがあって、10匹ほどのヒキガエルが集まって鳴き交わしていましたが、私が現れたのが引き金になったのか、急にペアを組んで次々と重なっていきました。メスはオスが乗っかってからも動き回り、水溜まりを離れてしまったり、濁った水 . . . 本文を読む
大和町吉田地区西部の吉田川支流源流域、小沢を遡って行くと南向きの急斜面に、光沢のある緑葉が群生しているのが見えます。直下まで歩み寄ると、大きな丸い葉と長い葉柄が根生しており、フキの葉を小さくしたような作りですからマルバダケブキですね。その後も何箇所か群生地があり、その殆どが土の露出した崖のような場所です。
二枚とも2021.4. . . . 本文を読む
大和町吉田地区西部の吉田川支流源流域、小沢を遡って行くと北から枝沢が合わさり、辺りが小広い平坦地になっています。流れの近くにはニリンソウが群れ咲き、南向きの斜面にはアズマイチゲやキクザキイチゲがポツポツと咲き始めています。
小沢に沿ったなだらかな斜面を上がって行くと、小さなユリの新芽らしきものが点々と、或いはまとまって生えています。小さいし、群生しているのでチゴユリでしょうか。
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大和町吉田地区西部の吉田川支流源流域、小沢を遡って行くと、山と沢の間になだらかな斜面があって厚く落葉が堆積しています。その落葉の間から、濃い緑色の新芽が伸び始めているのを見つけました。たぶん、毒草のハシリドコロの新芽でしょう。以前この辺りを踏査した際に、ハシリドコロが群生しているのを見ているので、その新芽ではないでしょうか。濃い緑色の葉がそっくりですからね。
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