気仙沼市本吉町、丘陵上の農道を歩いて行くと、脇の畑の一畝にネギが植えられていて、花茎の先にはポンポン状のネギ坊主が付いています。ネギ坊主はネギの花で、野菜としてのネギは花が咲く前に収穫されてしまいますから、ふつう花を見ることはありません。このように一本の畝の数十本に花を咲かせているのは、種子を採種する目的からでしょう。たくさんのネギを栽培する農家の場合、その種子や苗を全て買っていては出費が大きくな . . . 本文を読む
気仙沼市本吉町、丘陵上の農道を歩いて行くと、林縁の畑に何か低木が10本以上植えられているように見えます。細道を入って確認すると、木は樹高1.5~2m、葉は互生していて、葉身は長楕円形で長さ4~6cm、先端が尖っています。花は白い壺形で下向きに咲くのでツツジ科のドウダンツツジの仲間でしょうか・・そうか、畑に10本以上も植えているツツジ科といったらブルーベリーかも・・これがその花なのかも知れません。
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気仙沼市本吉町、先月の下旬、沢奥の荒れた林道でクリンソウの根生葉を観察しましたが、あれから2週以上経つので、そろそろ花が咲いたかと再度訪れてみました。
上流部で沢を渡り、急な斜面を上がると荒れた林道に出ましたが、先月クリンソウの根生葉を観察した場所よりも下方だったようです。100mほど林道を上がって行くと、あちこちにクリンソウが咲いていました。花茎上段の花はまだ咲いていませんが、下段の花は丁度見 . . . 本文を読む
大和町西部、山麓の林道を川下方向へ歩いて行くと、山側法面の低木に白い花が咲いているのを見つけました。初めて見る花ですが、葉を見ると以前紅葉を観察したオトコヨウゾメに似ています。赤い実が生っていたので、これがその花かも知れません。
オトコヨウゾメをネット検索しどんな花が咲くのか調べてみると、写真のような白花で、長めの花柄を伸ばして散房花序をなすとありますから、オトコヨウゾメの花で間違いないでしょう . . . 本文を読む
大和町西部、山間の林道を上がって行くと、道下の法面にゼンマイの胞子葉が数本伸びているのが見えます。芽出しの頃の胞子葉は渦巻き状になっていて、付いている胞子嚢は緑色ですが、丈を伸ばした今は黄褐色になっていて、中には無数の胞子が入っています。
胞子が成熟すると胞子嚢の口が開き、中の胞子を飛ばします。胞子を飛ばした後の胞子葉は、5月下旬頃には枯れてしまいます。なお、栄養葉は秋まで残っていて、晩秋にはや . . . 本文を読む