石巻市大川地区、北上川河口域の嵩上げされた一帯を踏査していると、昨年12月にウラギ
クと思われる根生葉を観察した場所近くを通りかかったので、厳寒期を過ぎたいま、それ
らがどうなったか気になって再訪してみました。
昨年の12月に観察したウラギクの中には、根生葉の中心から茎を15cmほど立ち上げている
株があったので、それを探し回ったのですが、なかなか見つかりません。少し離れたとこ
ろにはシカの糞がボロボロと落ちていたので、シカに食べられてしまったのでしょうか。
二枚とも2024.2.29撮影
一帯は目印となる木も石も無い平坦地で、昨年の株を見つけるのは至難の業です。
あきらめずに探し回ると、高さ30~40cmの茎にたくさんの冠毛を付けた株が、数株見つか
りました。花序に付いた冠毛の様子からキク科の植物と思われ、そうするとこれがウラギ
クである可能性が高くなってきました。
そういえば昨年の12月初旬の踏査時に、花が終わったばかりの花序を付けた株が幾つかあ
ったので、それらが冠毛を付けたのかも知れません。
なお今回の踏査においても、根生葉だけの株が幾つか見つかったので、ウラギク本来の花
期に再訪し、是非とも花を観察したいものです。
三枚とも2024.2.29撮影
ウラギクは2023年の12月に観察して、記事をアップしています。
属性や特徴については、下のURLをクリックして参照願います。
https://blog.goo.ne.jp/snobo045/e/2dfb138c7579f84268d8142a0bbb65da
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