白樺小舎便り(しらかばごやだより)

北信濃の田舎暮らしの日々

安曇野

2024年11月08日 20時33分56秒 | 日記
冷たい風が吹いた。
山が美しく化粧した。
吸い寄せられるように安曇野を目指す。

鹿島槍

爺ヶ岳

五竜岳

穂高神社
七五三で賑わう




人形の展示が面白い


菊花展も開かれている

安曇野行の目的の一つはわさび漬けを買うこと

穂高神社の前の小笠原わさび店は一番のお気に入りの店

松本から上高地に向かう途中に山の店、カモシカスポーツがあり、10日までガラクタ市が開かれている。定価の半額なので取り敢えず見に行く。これが第二の目的。
定価18,480円のフリースが半額の9,240円で売られていた。
ずいぶん軽くて、フード付き。汗が抜けやすいのでこれからの季節に活躍してくれると、ややためらいつつ購入。

穂高神社は福岡あたりの海の民、安曇族がここに住み着いたのが起源だという。穂高岳という日本で有数の山岳が海と関わりがあるというのは面白い。




とんくるりん

2024年10月24日 20時34分42秒 | 日記
   芸術の秋、食欲の秋、物思う秋、色々な秋がある。暑い日々の中をヨタヨタと走り続けてふと気づけば空気が乾き、樹々の葉が濃い緑色を失い始めている。この春から夏、僕は何を実らせてきたのだろう?無心に柔らかい葉を食し続けていた青虫がふと頭を上げて不安げに辺りを見回すように、心の中の深いところの湖を覗き見る。
 実りの秋とは言うもののつまるところひとつ歳をとったというだけのことではないのか。
というように妙にシニカルでセンチメンタルな気持ちになったとき、ふとそば博物館に行ってみようと突然思った。
 『うん、秋の博物館、いいじゃないか』
秋に博物館は妙によく似合う。戸隠にあるそば博物館とんくるりんは戸隠のメイン通りへ行く途中にある。いつもは横眼で見て通り過ぎるだけだった。今回は違う。じっくりとそばと戸隠の歴史について深く学ぼう。
とんくるりんとはそば粉を挽く水車のこと。実際に水車があって少し動いては止まり、を繰り返していた。建物に入ると土産物品コーナーがあり、奥にそば処がある。
そば博物館は別途二百円を払って入場する。
少し薄暗い場内にそば道具やそばと戸隠の関わり、歴史などが展示されていた。

土産物を買ったりそばを食べる客はたくさんいたが博物館には僕ら夫婦だけ。落ち着いた良い空間だった。
 
もちろんそばも食べた。僕は迷いなく合格点を与えた。


日本被団協 ノーベル平和賞おめでとう!

2024年10月11日 21時06分02秒 | 日記
さあ、日本政府もいよいよ核兵器禁止条約を批准する時だ。
何かを選考するというのは、選考する側の見識も問われる。
佐藤栄作元総理が受賞したときはまさか?と思ったが、今回はもろ手を挙げて歓迎する。


秀子さん 長い間お疲れさまでした

2024年10月08日 20時50分42秒 | 日記
検察が上告を断念といううれしいニュースが飛び込んできた。
弟の無罪を信じて戦い続けた秀子さんには本当に頭が下がる。
人生の半分以上を費やして支え続けたことに最大の敬意とおめでとう!の言葉を贈ります。

唐松岳

2024年10月07日 16時27分32秒 | 日記
9月26日にふと思い立って唐松岳に行った。
8月初めに多分足底筋膜炎で、足が地面に着けなくなった。
ランニングを封印して普通に歩けるようになった。
リハビリの裏山散歩から少しグレードアップ。
黒菱平までマイカー。
ここから八方池山荘まではリフト二つ乗り継いで往復2,000円。
ここからはかみさんとは別行動。
かみさんは八方池までなのでマイペース。
ぼくはカラマツ山頂までなのでハイペース。
30分で八方池。雲が視界を隠している。黙って通過。

雲の上に出る。
白馬三山。しばらく行ってないなあ。
昔、夜明け前にここから唐松に登り、不帰を越え、白馬、白馬大池、栂池のコースを歩いたことがあった。もう50年近く前のことだ。
あの頃はどこまでも歩いて行けそうな気がした。

それが今はどうだ。
この見事な岸壁の前で、激しい息をして喘いでいる。
最大心拍数はすでに170を越している。
簡単な方法だと220-年齢で、147。
少し詳しい方法で207-(年齢×0.7)だと156。
明らかなオーバーペース。

見事な展望台で、撮影を口実に休憩と補給。




何人かの登山者が狭い尾根を歩いていて、そのペースでついて行った。
足を上げるのがつらかった。
こんなことはあまりなかった。
約2ヵ月のブランクが大きいのだろうか。それとも年のせいか...

ここまで来れば山頂はもうすぐ。

登頂の喜びは格別だが、単独では記念写真を撮るのも気が乗らない。

八方池山荘から2時間半。コースタイムでは3時間半だが、後半バテバテで敗北感が半端ない。


2,696メートルの高所では、気圧が738ヘクトパスカル。
ここで空にした麦茶のペットボトルは下界では見事にペシャンコ。
自宅の560メートルでは946ヘクトパスカル。
大分空気が薄いはずだが、酸素が薄いという感じは全くない。
富士山でもそんな感じはなかった。
Vo2Max(最大酸素摂取量:体重1kgあたりに1分間で摂取できる量(mL)、単位は「mL/kg/min」)は、この年齢の平均26.3だが、ぼくは46。
以前行っていたランニングの貯金がまだあるのだろう。


下りは順調。
1時間と少しでかみさんの待つ八方池に。
ここは相変わらず雲の下。
八方池迄の人たちがたくさんいて、晴れていれば池に不帰の姿が映るのにと少し可哀そう。

紅葉が始まりかけている。
この秋はどんな姿を山々は見せてくれるのだろう。