白樺小舎便り(しらかばごやだより)

北信濃の田舎暮らしの日々

スプリングエフェメラル

2025年03月24日 20時06分40秒 | 日記






待ちに待った春の妖精たち

春分の日

2025年03月20日 21時23分09秒 | 日記
前日の朝、重い雪が降った。
暑さ寒さも彼岸までというが、最近の気象は油断が出来ない。
打って変わって今日は、風は冷たいが、暖かい陽光が降り注いだ。

あれから30年。
新築の家の引き渡しの日。
娘の卒園式の日。
そして地下鉄サリン事件の日。
色々な記憶がよみがえる。
ともかくもあれから30年、何とか生きてきた。
これから先、持ち時間はどれくらいあるのだろう。
同年代の知り合いたちが次第に欠けていく。
そういう年齢になったのだな。

毎日が同じように見えても、いつの間にか世の中も人も変っていく。
方丈記の世界。
安かった野菜、コメを始め諸式が著しく値上がりした。


珈琲豆も例外ではない。
およそ1.5倍~2倍近くなった。
それでも朝、夕には飲みたい。
比較的安い豆を取り寄せた。
5日分位づつ自家焙煎する。
酒は飲まない、タバコも吸わない、パチンコもしない。
せめてコーヒーくらいは許されよう。

春の使者

2025年03月12日 21時45分51秒 | 日記

少し北に行くとまだ深い雪がある。
これは飯山からの高社山。

散歩コースに雪が解け始めた北斜面があって、そこでフキノトウを見つけた。
これはもう散歩どころではない。
両ポケット一杯になるまで採って持ち帰った。
『そんなにいっぱいあればそばだな』
カミさんが言った。
今年初めてのフキノトウだ。天ぷらにしよう。異論はない。
春の使者がこうして訪れた。



春の使者に捧げるそば。
これは気張らねばなるまい。
このそば粉は手引きメッシュという超粗挽きのそば粉。
これと『縄文』を1対3の割合で混ぜ、ここに繋ぎの小麦粉を1加えた。
これはオリジナルブレンド。
加水率が分からないので、勘で47.4パーセントで打ってみた。
良きかな。

こんな感じ。

拡大写真。

これからまた寒の戻りもあるだろう。
春の来ない冬は無い。
(だが、冬の来ない秋もないといつものように言うのは止そう。明けない夜はないという言葉を聞くたびに、いつも付け加える。暮れない昼もまた、無い。そして今が、夜明け前だとは限らない。まだ宵の口かも知れない。何というひねくれ者!)
何といってもこの春の使者が来たことを素直に喜ぼう。

2月から3月、2回日光街道の歩き旅をしてきた。
そして豊川稲荷と浜名湖のそばの舘山寺温泉の旅もしてきた。みんな1泊2日。
旅日記を書こうとしたけれど、もう濃密だった旅に心が満たされて、後追いで何か書いてみても何か白々しい気がして、また新しい旅の空を夢見ている。

山村の冬景色

2025年02月11日 07時03分46秒 | 日記
体育の時間。
毎日の時間割にある。
1時間程度のウォーキング&ランニング。
これは雪だろうが雨だろうが変更はない。
わが村は西傾斜の村で扇状地なのでほぼ平らな道はほどんどない。

我家から2キロほど坂道を登っていくとこんな景色がある。

この地域は嘗て山持ちの家が多くてとても裕福だった。
だが、輸入材が使われだして、林業は廃れていった。
雪も多く、学校も遠くて、村に商店もほとんどなくなり、街への買い物も不便で、もっと街に近い場所に出ていく人が増えた。
最近この場所で、横浜ナンバーの車が停車して村を見下ろしていた。
都会では見れない風景。

雪が降り出し風が吹いた。
雪道だが、下りなのでここからランニング。
凍ってはいないので滑ることはない。
一息つくにはもってこいの場所。

今では便もずいぶん減ってしまったけれどバス停だけは立派だ。
避難小屋のようで、風も雪も避けられるのはありがたい。

最近かみさんも自分がフレイルだということに気が付いて、いくつかの筋トレをし、ウォーキングやランニングもしているが、流石にこの雪の状態では室内で行っている。
今年は上高地から徳本峠へ行くのが目標でそれがモチベーションになっている。
あまりかみさんのことを書くとクレームが来るのでこの辺にしておこう。

味噌の寒仕込み

2025年02月09日 20時03分48秒 | 日記
恒例の味噌作り。
大豆は西山大豆。4キログラム。
甘味噌仕立てにするので、工事は.5倍の6キログラム。
塩は減塩で40%の1.6キログラム。

ミンサーをセット。

以前は足踏みでつぶしていたが、文明の利器を使用。

麹と塩を合わせる。

捏ねて団子にする。

そば打ちの時の丸のしの技法で、手の平で強く押し付けながら中の空気を抜いて行く。
上に塩を振り、和紙を乗せ、焼酎を吹いて完了。
これで16キロの味噌が出来る予定。

味噌の寒仕込みが終わったので、夜はそばでという要望が。
丁寧に水回しをした。

この時期のそば粉は、寒さに耐えながら甘さを増し、一番おいしいと思われる。

なかなかおいしそうに撮れない。

盛り付けがちょっと雑だったかな。

この数日、大雪が降って、ネギはその下になってしまったので無し。
代わりに長いもでとろろを作った。
掛け値なしでおいしかった。
明日はネギと大根を掘り出そう。