白樺小舎便り(しらかばごやだより)

北信濃の田舎暮らしの日々

禁句

2025年01月28日 21時58分55秒 | 日記
 テレビでソロキャンプなどの放映をしていることがある。『ぼっちキャンプ』などと呼ばれることもある。だが、この『ぼっち』という言葉が、一年半ほど前に中野市で起きたあの四人殺害事件のキッカケとなったことを考えると、これはもう禁句だなと思う。少なくとも自分では使わない。 今の社会ではジェンダー平等とやらで、使えない言葉や使いにくい言葉がやたらと増えた。相手の人格や尊厳を傷付けないことが一番大事なことだと思うけれど、時と場合、相手との関係性によるところも大きいと思っている。
 そば打ちをしていて捏ねた生地の状態を瑞々しい柔肌と(恐る恐る)言ってみる。「あたしんのはまだ七十代だな」とご婦人が言う。「これが十八歳」と自分の生地を見せる。「それじゃ触れないな」と老紳士が言う。多分、時と場合によっては立派なセクハラなのだろうなあ。 
話は変わって「毎日何してるの?」とリタイアした人に向かって訊くのも禁句だと思う。だって、自分でも答えようがないもの。



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