白樺小舎便り(しらかばごやだより)

北信濃の田舎暮らしの日々

豆トラ購入

2011年05月20日 22時38分57秒 | 日記

我家は農家ではない。

だが、小さな畑を借りて野菜を作っている。

中古の豆トラを買って使っていたが調子が悪くなったので、思い切って新調。

今度の物は小さくて、車のトランクにも載せられる。

2サイクルエンジン。価格、54,800円。

今年定年なので、もっと畑仕事ができると思う。

去年までは三家族共同で作っている豆畑の草取りが手作業で大変だった。

この小さな豆トラがあれば豆畑の草取りもできると思う。豆は、大豆、黒豆、青豆の三種類。

味噌を作る。納豆を作る。豆腐を作る。国産の、遺伝子組み換えでない、無農薬の、地産地消の貴重な豆だ。

古老の教えによれば、郭公が鳴いたら豆を蒔け。今年はまだ鳴かないが、多分もう少しすれば蒔き時だろう。

その前に、この豆トラで畑を起こさなければならない。

それにしても、この時期、やたらに種を蒔いたり、苗を植えたくなるのは、農耕民族の末裔だからだろうか。


中山道歩き   中間地点に到達

2011年05月20日 21時54分23秒 | 日記

去年の暮れから歩き始めた中山道も、歩き継いで中間地点まで到達した。

 

 

この日はNHKの朝ドラのロケ地、木曽の奈良井宿からスタート。

朝八時、流石にこの宿場町はまだ森閑として、観光客の姿はない。

江戸から京へ向かうこの街道は、いくつかの難所がある。碓氷峠、和田峠、塩尻峠、そしてこれから越えて行く鳥居峠。

山桜やコブシの花が咲き、柔らかな木々の芽ぶきの色が優しくて、さながらパステルカラーの水彩画のようだ。

晴れた五月、風は限りなくさわやかで、しばし東日本大震災のことや、原発事故のことなど忘れていよう。

鳥居峠はこれまで越えてきた峠の中でも一番楽な峠で、ちょっとしたハイキング気分。

峠を越して藪原宿、宮ノ越宿を過ぎる。

この辺りはまだ桜も咲いている。

木曽川の流れもすっかり春の色。左側に雪を被った木曽駒ケ岳が姿を見せて、中山道の中間地点に到達。

今回は木曽福島宿まで。

これから先は、妻籠、馬篭の木曽谷の核心部が待っている。