白樺小舎便り(しらかばごやだより)

北信濃の田舎暮らしの日々

避暑

2012年07月16日 21時53分52秒 | 日記

暑い暑い日だった。

代々木公園を始め、全国各地で反原発の集会が行われた。

先日刈羽原発の見学に行った時のことだ。

原発の展示館で東京電力のおねえさんが親切に色々説明してくれたけれど、小指の先ほどの燃料で何千世帯分もの電力が賄える。

まさに化石燃料に替る夢の代替え燃料のように思わされてしまう。

だけど、そこで使われた燃料の処分の方法が無い。そのことは致命的。それが上手くぼかされてしまう。

そのようにして安全神話は作られていった。

 

だから、原発反対の意思表示で、集会に参加すべきだったのだ。

そんな後ろめたさを感じながら、ぼくは暑さを逃れるために、標高2,000mの志賀高原に行ってしまった。

人間の世界の原発問題や、いじめ問題、消費税増税問題、オスプレイ配備問題を他所に高山植物は可憐に咲いていた。

明日から仕事だし、息抜きも必要だ。

夕方家に帰ってニュースを見ると、長野駅前は38度になっていた。

夜、知り合いがそこで行われた反原発の集会とパレードに参加してきたとその模様を語ってくれた。

やっぱり心が少し痛んだ。

この次はきっと行こう。そう思った。