月に一度の蕎麦会の日。
三年半くらい続いている。
何度も何度も同じ失敗を繰り返しながら、それでも、少しずつ緩やかに皆さん腕を上げてきました。
同じ量の水を加えるのですが、人によって蕎麦粉の状態が全く違うのにはびっくりです。
これまでは高山製粉の『八ヶ岳』という粉を使っていたのですが、今回は『縄文』という挽きぐるみの粉を使ってみました。
やや粗挽きの粉も交じって、田舎蕎麦風の蕎麦になります。
『次、どうやるんだっけ?』
相変わらず、そんな声も飛んでくるのですが、手延しで丸くならなかったり、角出しで四角にならなかったのが、丸に近くなったり、四角っぽくなってきました。本当にゆっくり、それでも少しずつ上達しているのです。
『なんでそんなことができないの!』と家では絶対言うとカミさんに言われながらゆる~く、ゆる~くと自分に言い聞かせているのです。趣味の世界で、交流の場ですから、厳しくしてはダメなのです。
どうしても自分は独学で蕎麦打ちを学んだので、技術の向上に重きを置きがちになってしまいます。それはダメなのです。
やっぱり蕎麦打ちの基本は水回しです。
このところ、何回も丁寧で速い水回しをテーマにしています。
加水量も、蕎麦粉の袋に記載されている数字を参考にしながら、自分の目と指先で適正な加水が出来るよう、参加者の皆さんに話しています。
みんなで一定水準の蕎麦が打てるようになれば、小規模な蕎麦祭りでもやろうかなと目論んでいるのです。
来月になれば、いよいよ信州産の新蕎麦の粉が出回ります。楽しみです。