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山岳ガイド 江口正徳の仕事と日常

岩場行動技術講習(ステップ1/基本編)

2022-08-01 09:08:35 | 講習
7月30日は、京都 金毘羅山で岩場技術の基本編の講習を行いました。

街は猛暑予報だったのでかなり覚悟しての入山でしたが、金毘羅の岩場は日陰もあって暑さも割とマシでたまに吹いてくれる風にも助けられて一日たっぷりと講習に励んでいただくことができました。


先ずは基礎の基礎ということで、「岩場での立ち方」から練習開始です。つま先と重心を意識して立つ。
この地味な練習が実はとても重要なのです。


立ち方が出来てきたところで次に低い岩場で移動の練習。登ったり下ったり、あまり危険でない場所でとにかく「動き」を身に付けてもらいます。


続いて少々高い場所をロープで確保して登り下りの練習。交代しながら何回も何回も反復練習してもらいました。


皆さんかなり安定した動きが出来るようになってきたのでザックを背負って実際に岩尾根を登っていきます。




途中の小岩壁でトップロープで登り下り練習。
何度も何度もラインを変えたりしながら反復練習です。
とにかく「頭で理屈や理論を理解して」そして「ひたすら反復練習」これが重要です。
よく「質より量」とか「いやいや量より質だ」ということが語られますが、「質も量も両方とも」必要なのです。


ワイケンの頭からの大原の里。
下界暑そうです。山の上、割と心地よいです。

下りも念入りに練習しながらの下山です。登ったからには安全に下らなければならない。
これ当たり前のことですがとても重要です。


少し体験的に懸垂下降から下山開始。




手足だけではとても下れそうにない場所はやはり懸垂下降で安全に確実に通過します。


前を向いたり、後ろ向きになったりしながら次々と現れる岩場を下っていきます。
確実な動作で、落ち着いて・・・


最後の岩場を下降し終えて本日の講習修了~
暑い中、皆さん本当によく頑張ってくださいました!
お疲れ様でした。ご参加ありがとうございました。








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