3月2日~3日は、八ヶ岳 阿弥陀岳北稜のガイドでした。
天気に恵まれて八ヶ岳のバリエーションルートを楽しんでいただくことができました。
初日は翌日に備えて近くのミックス帯を使って雪、岩、氷の登攀技術の反復練習をしていただきました。
2日目はメインの阿弥陀岳北稜へ。
前後に登山者もなく、静かな環境の中でとても落ち着いて登っていただけました。
八ヶ岳の雪山を堪能できた2日間でした。
大同心を正面に眺めながら北沢コースを登ります。
赤岳鉱泉に到着~
アイスキャンディがお出迎えです。
鉱泉に着いてから午後はアルパイン的な講習です。
今回はアイスキャンディは登らずに、ジョウゴ沢へ。
翌日の阿弥陀北稜の練習を兼ねて前爪でしっかり立ち込む、蹴り込むなどの練習をしました。
先ずはF1の脇でピッケル1本で小氷瀑を登ったり、小さな岩を登る練習です。
暫く練習をして、次にF2へ。
右岸の岩稜を使って練習です。
翌日に疲れを残さない程度にして終了~ 赤岳鉱泉に戻りました。
赤岳鉱泉の夕飯は、ステーキとけんちん汁。とても美味しくいただきました。
翌朝はスッキリ晴天で始まりました。
めざす阿弥陀岳を望みます。
北稜下部を上がってきて上部を望みます。
核心部の岩稜帯に取付きまできました。
1ピッチ目
落ち着いた動作でとても上手に登ってこられます。
2ピッチ目
ここもアッサリ突破してあっという間に登ってこられました。
3ピッチ目
クライマックスのナイフリッジを登られます。
これにて阿弥陀北稜終了~ アッサリ登り終えられて拍子抜けされたような感じでした。
阿弥陀岳登頂! おめでとうございます!
初めての登頂が冬の、それもバリエーションルートからというなかなか変わったアプローチの仕方とのことでしたが何はともあれよく頑張って登りましたね!
下山は雪崩が心配な中岳沢を下るコースは最初から除外していたので、一般コースを中岳のコルまで下って中岳から伸びる支尾根を下るか、少し遠回りの文三郎尾根のいずれか、或いは北稜の同ルート下降を検討していましたが、結局北稜の同ルートからの下降としました。
先ずは北稜上部をクライムダウン・・・
その後ロワーダウンです。
この後も同様の下降を続けて一般コースに合流して終了~
2日間の山行を無事に終了しました。
お疲れ様でした。ご参加ありがとうございました。
熱く、楽しくいこう!