銭湯の散歩道

神奈川、東京を中心とした銭湯めぐりについて、あれこれ書いていきます。

清水湯(横浜・鶴見)

2017-07-02 08:18:33 | 銭湯
JR鶴見駅を降りて鶴見川を渡ると、街のシンボル的存在である潮田神社を横切り、幹線道路沿いを歩いて清水湯に到着。
清水湯の建物は、千鳥破風(ちどりはふ)という構造で採光に特徴ある建物らしく、実際に入浴してるときは差し込む夕日がとてもきれいだった。


▲鶴見川を渡って


▲潮田神社を横切り


▲清水湯に到着






▲紙の自販機ではなくプラスチックの入浴券。いまは故障中なので、受付でお金を支払う


入店すると、かなり混んだ銭湯だった。鶴見の中でも、屈指の人気店かもしれない。
受付は、かなり若く見える男性。二十代にもみえなくはなかったが、あとで調べると三十代とのことだった。
フロントの横には休憩所があり、家庭的な雰囲気がある。


脱衣場に入ると、そこそこ広く、きれいに整えられている。ロッカーの上には観葉植物。きちんと間隔が揃えられている。
それと頭上にはナショナル製の大きな扇風機。見た感じかなり古く、いまだ現役なことに昭和の偉大さを感じた。


浴室に入ると建物の古い外見とは裏腹に、非常にきれいな浴室だ。一度どこかでリニューアルしてるはずなのと、しっかり手入れがされているからだろう。
左手前に立ちシャワーがあって、島カランがふたつ。両壁際にとカランがある。


奥に浴槽があって、左側に丸い浴槽。右側は、よくある横長の四角い浴槽だ。
左がバイブラのみで、右が、ジェットバスとバイブラで半々。バイブラの部分には水まくらがある。
ちゃんと冷たい水が通ってて、機能している(水まくらはあるものの、冷たくないという銭湯は案外多い)。
お湯の温度はすべて43℃ぐらいか。これぐらいの温度が理想的な温度だと思う。


この日は暑い日だったこともあって、浴室の窓はほぼすべて開けられていた。
それと天井は高く、天井窓から差し込む夕日が壁を暮色に染めていた。その雰囲気がなんとも平和的。


ところで、入浴の際に貸しタオルをかりて、入り口の棚に置いといたのだが、いざ上がろうとすると、あったはずの貸しタオルがなくなっている!
誰かが間違ったのか、それとも盗んだのか分からないが、とにかく拭くものがなくて困ってしまった。


仕方ないので、手で濡れた体を払うと、しばらくぼんやりと湯船の縁で佇み、それからある程度乾いたら脱衣場の扇風機で風を受けて乾燥させたのだが、問題は無くなった貸しタオルである。


弁償かなあと思いながら(タオルだから大したお金じゃないと思うけど)、テンション低く受付で事情を話すと、「あ、大丈夫ですよ」と受付の男性は笑顔で言ってくれた。
しかも、「もう一つ使いますか?」と言われたので「いえ、大丈夫です」と恐縮しながら断ったのだが、ほかの銭湯だとどうなっただろうか?
それを考えると清水湯の対応はほんと嬉しかったし、感謝の気持ちしかなかった。


【評価チェック箇所】
▼アクセス
最寄り駅 JR鶴見駅、もしくは鶴見線弁天橋
経路 潮田神社
周辺の環境 住宅や飲食店
●空間演出
建物外観 千鳥破風の建物
壁画・眺望 西洋の湖畔。無人のボートが浮かんでいる
統一感 あり
置物 観葉植物
照明 明るい
★設備
休憩所 フロント横
脱衣所 そこそこ広くきれい
シャワーの出 ふつう
浴槽の種類 バイブラ、ジェットバス
サウナ なし
温度 43℃
棚 あり
男女入れ替え なし
■サービス
接客 とても良かった
清潔さ きれい
貸しタオル あり
備え付け なし
◆人
受付 30代の男性
客層 中高年や若い人もけっこう見られた


【案内】
住所
〒230-0041 横浜市鶴見区潮田町3-137-2
電話
045-501-3552
営業時間
15:00〜22:00
定休日
3日・13日・23日
※神奈川公衆浴場業生活衛生同業組合ホームページ転載

みどり湯(東京・自由が丘)

2017-07-02 08:10:12 | 銭湯
東急東横線自由が丘駅を降りると、大井町線沿いを歩いてヤマダ電機を通り過ぎ、ちょっと先にみどり湯がある。
まわりは完全な住宅街で、清潔感あふれる銭湯だった。



▲自由が丘駅を降りる


▲駅前には、お店がたくさんあるが


▲ちょっと歩けば住宅街がみえてくる


▲その住宅街の中にみどり湯がある


▲みどり湯に到着


下足箱のところで靴を脱いで中に入ると、受付はフロント。
フロント前には休憩所があって、テレビに向いた椅子が等間隔で並んでいる。それと小さな子ども向けの椅子とテーブルがある。こういう細かい気遣いは他の銭湯だとなかなか見られない。


受付は若い男性で、20代後半ぐらいだろうか。しっかりした対応で、改めて若い人は対応がいいなと思った。


左側の男湯の中に入ると、そこそこの広さの脱衣場。ロッカーはなぜか上段が100円玉を入れるロッカーで、下段が鍵だけのロッカー。
床材は撥水性の高いもので、マッサージチェアと真ん中にテーブル。それ以外は無駄なものがなく、とても綺麗だ。


浴室に入ると、印象としては少し小さめといった感じか。真ん中に島カランと右壁にもカラン。左手前にサウナがある。


浴槽はL字型をしていて、右から座湯ジェットが三つ。それにパイプで仕切られていて、左がバイブラ。手前のところが水風呂だ。


温度は42度ほどで、他の銭湯と比べればやや低い温度設定。それと水風呂も少しぬるい気がした。


あとここの銭湯で面白いのは、ボディジェットがあることだ。
横浜では見たことがなかったのだが、暖かいお湯と冷たい水を選択することができる。
最初は必ず水がでるらしく、暖かいお湯のボタンを押すと最初こそ冷たかったが、お湯のシャワーで全身を浴びることができる。
ただ細かいシャワーだったので、ちょっと痛いかもしれない。
これが冷たい水だと体を冷やすのにちょうどいい。
水風呂だと冷たすぎてちょっとという人にも、これならいい感じだ。


屋根はやや低くて緩やかなアーチ状をしていた。壁画は湖畔から眺めた富士山。真ん中に桜が咲いていた。


建物自体はそんなに新しくはないのだが、総じてとにかくきれいで、心配りのよくできた銭湯だと感じた。


【評価チェック箇所】
▼アクセス
最寄り駅 自由が丘
経路 大井町線沿いを歩き、ヤマダ電機近く
周辺の環境 住宅街
●空間演出
建物外観 シンプルな銭湯
壁画・眺望 富士山
統一感 ある
置物 特になし
照明 ふつう
★設備
休憩所 フロント前
脱衣所 シンプルできれい
シャワーの出 良い方だと感じた
浴槽の種類 座湯、バイブラ
サウナ あり
温度 42℃
棚 あり
男女入れ替え なし
■サービス
接客 しっかりした対応
清潔さ とてもきれい
貸しタオル あり
備え付け なし
◆人
受付 20代後半ぐらいの男性
客層 中高年や若い人もちらほら


【案内】
住所
〒152-0034
目黒区緑が丘2−7−14
電話番号
03-3717-4516
アクセス
東急東横線「自由が丘」駅下車、徒歩7分
休日
木曜
営業時間
14:15−24:00
※東京銭湯ホームページ転載