銭湯の散歩道

神奈川、東京を中心とした銭湯めぐりについて、あれこれ書いていきます。

富士乃湯(横浜・綱島)

2017-07-14 06:48:32 | 銭湯 温泉

東急綱島駅を下車して、幹線道路沿いをしばらく歩き、住宅街に入ると富士乃湯がある。
富士乃湯は、いわゆるビル銭で、テナントには卓球センターなども入っていた。


▲住宅街の細い道を通り


▲しばらくすると煙突がみえてくる


▲子どもの声が窓から聞こえてくる。銭湯の上が卓球センターだ。






▲富士乃湯に到着


入り口の前に立つと、銭湯のにおいが漂ってくる。
下足箱のところで靴を脱いでいると、帰りの人と入ってくる人が同時にやってきて板挟み状態に。
この時点ですごく人気のある銭湯なのだと感じた。
入り口の目の前には休憩所があるのだが、ここもすべての椅子が人で埋まっていた。


受付はフロントで、けっこう若い女性。20代前半か半ばぐらいだろうか。そして、しっかりした対応だ。「ふつうの入浴ですか?」とはじめて聞かれた。サウナがあるからだが、ほかの銭湯ではそうしたことを聞かれたことがない。


脱衣場に入ると、まず最初に、かなり広い脱衣場でビックリ。開放感が抜群である。天井が高くて入り口部分は、すべてガラス張り(それかアクリル板)。
なので浴室全体が脱衣場からみえるのだが、壁画がとにかく壮大だ。これほど大きな壁画はなかなかお目に掛かれないと思った。
男女仕切の部分に大きな富士山。その裾野の部分に森が広がり、下のほうになると滝と渓流が大胆な構図で描かれている。


浴室は、手前左側にサウナ室に続く扉。この扉をあけると、目の前が水風呂になっていて、左側にサウナがある。右側は外気浴のスペースだ。


それと浴室の真ん中には島カランがふたつ。右側にはカーテン付きの立ちシャワーが2つ。
両壁際にもカランが並ぶ。


奥に浴槽があって、左側からバイブラ、電気湯、寝湯、スーパージェットバス(名前はスーパーだが、ほかのハイパージェットと変わらず)、それと仕切られてラジウム鉱泉の黒湯。やはり黒湯は人気らしく、だいぶ混雑していた。
浴槽の上には、水槽が組み込まれていて、鯉や金魚が泳いでいる。
ただ残念なことにバイブラ付近は水槽が綺麗なのだが、寝湯あたりになると黒ずんでいて、よく見えない。


温度は、温度計が45℃だったが、おそらく41、2℃くらいかと思われる。
客層は、高齢者ばかりでなく中年や若い人、子どもたちもいる。非常にバランスの取れた構成だ。それとマナーも良かった。


そんな感じで、このまま気分良くあがろうとしたのだが、最後の最後に残念なことがあった。
貸しタオルでいざ顔を拭くと、生臭いにおいがする。


どういう洗い方をしてるのか分からないが、このへんでちょっと残念たった。
それ以外は設備もしっかりしてて人気があるし、それだけにこういう部分こそしっかりしてほしいなあと思った。


【評価チェック箇所】
▼アクセス
最寄り駅 東急綱島駅
経路 幹線道路を歩く
周辺の環境 住宅や卓球センター
●空間演出
建物外観 テナントビル
壁画・眺望 壮大な富士山
統一感 ある
置物 特になし
照明 明るい
★設備
休憩所 入り口前
脱衣所 広くて天井も高く開放感がある。それと喫煙所まで完備
シャワーの出 ふつう
浴槽の種類 バイブラ、電気湯、寝湯、ラジウム鉱泉黒湯
サウナ あり
温度 42℃
棚 あり
男女入れ替え なし
■サービス
接客 素晴らしい
清潔さ ふつう
貸しタオル あり
備え付け なし
◆人
受付 若い女性
客層 いろんな年齢層


【案内】
住所
〒223-0053 横浜市港北区綱島西3-22-18
電話
045-531-6890
営業時間
15:30〜23:30
定休日
毎週木曜日
※神奈川公衆浴場業生活衛生同業組合ホームページ転載