銭湯の散歩道

神奈川、東京を中心とした銭湯めぐりについて、あれこれ書いていきます。

富士乃湯(横浜・綱島)

2020-02-11 07:48:00 | 銭湯 温泉






#富士乃湯













✔解放感ある作り
✔水槽に棲む大きな鯉
✔すべて網羅










#綱島駅


▲東急東横線の綱島駅


▲改札口(工事中)


▲地図をみると、下が北になるので、西側の右に進む


▲西口に出て


▲振り返ったところ


▲西口をでて右側に行くルートもあるが


▲今回は左側のこちらに進む


▲進んで


▲右に曲がる


▲そのまま歩く










▲十字路。ここからも2つのルートをたどれるが


▲分かりやすいようにまっすぐ進む
















▲ここでストップ


▲左を向く


▲渡ったところ


▲クリエイト(ドラッグストア)がみえてきたら、手前の細い道を右折する


▲ここを曲がる


▲すると左手に煙突がみえてくる


▲煙突




▲左をむくと、富士乃湯の入る建物


▲卓球場もある




▲右にピザ屋さん。トラックを改造したお店だ


▲この時点ではオープンしてなかったので、夕方頃開くのだろう




▲ここを左折






▲こっちは卓球場入り口


▲その隣が富士乃湯入り口






▲到着


入り口に入ると、右に自動扉がある。
中に入れば、すぐ目の前に小さな休憩室。テレビや椅子、テーブルもある。


出典:ベビーキッズTVホームページ引用


受付は左側で、フロントに座るのは50代半ばぐらいの男性。
男性から言葉掛けはなかったが、「こんにちは」といえば「こんにちは」と返してくれる。
「貸しタオルありますか?」とたずねると、後ろから薄ピンク色の貸しタオルを出してくれて、返すときはフロントに戻すように言われる。
「中にはなにも(備え付けが)ありませんが大丈夫ですか?」と聞かれたので「大丈夫です」とこたえれば特にとがめられることはなかった(銭湯によっては買わされることもある)。


男湯は左側で、のれんをくぐると、広めの脱衣場。ここはマンション銭湯であるが、とにかく天井が高い。なので開放感バツグンだ。
広さもあって、特に混んでるわけでもなかったので着替えやすかった。


出典:ベビーキッズTVホームページ引用


出典:ベビーキッズTVホームページ引用


脱衣場を見渡すと、入り口から左手にベッドマッサージ機とガムテープで補強されたマッサージチェア。マッサージチェアは故障中とあって、かなり古いので今後生き返ることはないだろう。


出典:ベビーキッズTVホームページ引用


その奥左側に喫煙所がある。
喫煙所と言っても、電話ボックスみたいな狭いものではなく、かなり奥行きのある快適さを追求したスペースだった。


出典:ベビーキッズTVホームページ引用


一番奥にトイレ。
ロッカーは壁際と島ロッカーがあり、手前右側には洗面台。ドライヤーは昔らしく有料である。
写真も飾られてあって、何十年も前のお祭りの時の集合写真だった。カレンダーも最近のお祭りの時の写真が掲載されていて、比較してみると時代の移り変わりを感じ取ることができる。


出典:神奈川県公衆浴場業生活衛生同業組合ホームページ引用
▲女湯の脱衣場


浴室への扉を開けようとしたら、黄色い用紙に注意書きがあった。
富士乃湯からのお知らせと題して、釜・シャワー・蛇口の配管が老朽化してサビついた茶色のお湯が出ることがありますので、その時は透明になるまで出し続けてください。とあった。
なにか怖いものを読んでしまったような気分に…
配管の改修となればしばらくは営業を止めなければならないだろうし、なかなか難しいのだろう。


扉を開けると、浴室も当然ながら、なかなか広くて天井も高い。
全体的に淡い色使いで落ち着いた雰囲気。
島カランが2つあり、左右の壁にもカランが並ぶ。右手前には立ちシャワーが2つ。
ここの立ちシャワーはカーテン付きであるが、そのカーテンがピンク色で上半分だけしかなく、下半身が丸見えである。銭湯だから見られて困る話ではないが、なぜ上半身だけなのだろう?(後ろで並んでる人が分かるようにした配慮か?)


カランは通常のカランで特に可も不可もなく、普通のカラン。念のためお湯の色を確認したが、特に違和感は無かった。


ここで注目すべきは、左側にあるサウナスペースである。
サウナとかかれたガラス扉を開けると、中に入れば左側にこぢんまりとしたサウナ。こちらは有料(別料金)である。
そのサウナの横、すなわち扉を開けた目の前に水風呂がある。水風呂はもちろん無料(入浴料込み)で、手を入れてみたところかなり冷たい。たぶん14℃前後か。実際に温度計もそれぐらいを示していた。



出典:ベビーキッズTVホームページ引用


右に目を転じると、外気浴スペース。
足もとは人工芝で、白い椅子が3つ並び、テーブルまである。
3人が同時に座っても余裕ある空間で、ここまで外気浴のためにスペースを確保した銭湯は珍しい。
ただ外気浴といってもすべてを解放してるわけではなく、横の窓が開いてるだけで、実質室内。それでも冬ならしっかり体を冷やすことができるだろう。


出典:ベビーキッズTVホームページ引用


入り口に視点を戻すと、浴槽は奥にあって、その浴槽の上に水槽がある。
水槽自体は正直汚くて、所々黒ずんでいた。おそらく清掃するのが億劫なのだろうが、もう少し手入れをしてもよさそうな気がする。
その水槽の中には、色んな魚が泳いでいて、とくに目立つのが白い鯉。
水槽で飼うにしてはかなり大きめで、悠々自適と回遊していた。


浴槽は左側が浅浴槽の白湯でバイブラ。かなり勢いがあって、5人ほどが入れそうなスペース。その中に電気風呂もあって、一人でヨガポーズを決める高齢者が独占していた。
さらに右に続いて座湯が2つ。こちらもジェットが強めで、水まくらもちゃんと機能している。
その右がスーパージェットと命名されたジェットバス。
そこから壁を隔てて、黒湯。ラジウム鉱泉で、この地域ではもっぱらよく見かける冷鉱泉である。
温度は、白湯が42℃ほどで黒湯がたぶん43℃ほどと、ほかの銭湯と比べたら控えめな温度だろう。 



出典:ベビーキッズTVホームページ引用


出典:神奈川県公衆浴場業生活衛生同業組合ホームページ引用


壁絵はタイル絵で、天井まで描かれていて迫力がある。
客層は、だいたい高齢者がメイン。その中に中年や若者が数人見かけるぐらいだった。
高齢者同士は交流があって、挨拶しあったり、ガッツポーズで合図を送ったりしていた。
入れ墨した人はみかけず。


ここに来たのは二回目で、最初は受付が20代前半ぐらいの若い女性だったが、今回は50代ぐらいの男女が受付に座っていた。貸しタオルは前のときだと生乾きだったが、今回はしっかり乾いていた。
当時は多くの銭湯を見てきたわけではなかったので比較して評価することができなったが、今回は来てみると、色々とよく出来た銭湯だと改めて感じた。
老朽化は店主も認めてるように多少ガタはきているが、それを含めても横浜を代表する銭湯の一つと言えるだろう。


【評価チェック箇所】
▼アクセス
最寄り駅 綱島
経路 住宅街へ
周辺の環境 住宅やピザ屋

●空間演出
建物外観 マンション、テナント
壁画・眺望 滝と富士山のタイル絵
統一感 あり
置物 なし
照明 ふつう

★設備
休憩所 ロビー
脱衣所 広い
シャワーの出 勢いがある
浴槽の種類 バイブラ、座湯、スーパージェット、ラジウム鉱泉
サウナ あり
温度 43℃前後
棚 あり
男女入れ替え なし

■サービス
接客 ふつう
清潔さ ふつう
貸しタオル あり(0円)(乾いてる)
備え付け なし

◆人
受付 50代の男女
客層 高齢者メイン


【案内】

住所
〒223-0053 
横浜市港北区綱島西3-22-18

電話
045-531-6890

営業時間
15:30〜23:30

定休日
毎週木曜日

※神奈川県公衆浴場業生活衛生同業組合
ホームページ転載


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4 コメント

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Unknown (エイト)
2020-02-11 12:40:34
あれ?また近くにピザ屋が(笑)。

壁絵のスケール感が半端ないです。特に最後の写真を見て鳥肌が立ちました。設備も普通の銭湯としては完璧ではないでしょうか。お湯の温度も適温で黒湯やラジウム冷鉱泉の温泉利用なのも素晴らしい。浴室内の水槽は予想より大きいですね。たしかにこのサイズだと掃除するのは億劫かもしれませんが、客はリラックスしに行っているので、こまめにやって欲しいですけどね。

大体銭湯の設備で最初にいかれるのは配管なので、もしかしたら近々修理の為の休業があるかもしれませんね。余計なお世話かもしれませんが、休業では済まずに万が一があるかもしれないので、定期的な訪問が必要かもしれませんよ。どの銭湯もなにかきっかけがあれば、直ぐ廃業してしまうので。

とまぁ、ここまで偉そうな事を書いてしまいましたが、富士乃湯さんは私の行ってみたい横浜の銭湯リストに入ってしまったのでね(笑)。少し熱くなりました。ちなみに後は、福美湯、鷲の湯、チャレンジャーです。
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Unknown (southandnorthface)
2020-02-11 13:31:56
銭湯だと配管系統は先にやられるんですね。たしかに水回りは常に圧力が掛かるから、不具合はどうしても出るでしょうね。古い銭湯だとシャワーが壊れたところは珍しくありませんし。
富士乃湯はきちんと公表してるのだまだ良心的ですが、他も誤魔化しながらやってる銭湯は決して少なくないんじゃないかと思いました。

水槽は男湯だともっと横に広がっててかなり長いので、まあ清掃は大変なんだろうなとは思ったんですけど、とにかく汚かったです!

ピザ屋さんは、自分もまたかと思いました(笑)

タイル絵はかなり迫力がありますよね。
脱衣場からみえるのですが、なかなかここまでスケールの大きな壁絵はないなと思いました。

たしかに銭湯は休業に入って、そのまま廃業って珍しくないんですよね。
じつは、綱島ってかつて東京近郊では有名な温泉街で「東京の奥座敷」とか「関東の有馬温泉」なんて呼ばれてて、宴会場も備えた東京園という大きな銭湯もあったのですが、そこが休業のまま結局潰れてしまったんですよね。
その最後の名残みたいなのがこの富士乃湯なので(もう一つ草津湯というのもありますが)、是非とも頑張ってもらいたいと思います!!
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日吉に住んだことがあります。 (黒谷)
2020-02-12 17:21:14
50年以上前ですが、一時期日吉に住んだことがあります。綱島は隣町でしたね。懐かしいです。
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Unknown (southandnorthface)
2020-02-12 20:42:55
日吉に住んでいたんですね!
いまはとても人気がある場所で、いい街ですね。
綱島は当時だととても活気のある温泉街だったのではないかと思います。
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