東京・十条
#十條湯



JR埼京線
#十条駅

▲十条駅



▲今回は、十条銀座という商店街を通る

▲北口改札口をでて


▲JUJOの奇妙な駅を振り返る

▲駅前にあった地図。十条仲原一丁目という灰色の文字が見えるだろうか

▲目的地はこのあたりにある

▲商店街にむかう


▲入り口

▲中に入っていく





▲しなのやでストップ

▲しなのやのところを左折する

▲そのまま進んで






▲到着

▲ミカンの皮を干していた


▲感染防止策をうたっている





▲調べずに来たら、この日がお休みだった。再び来ることに…

▲そして別の日(大晦日)にやってきた



▲到着
開店時間から少し外れた時間帯にやってきたのだが、そんなに人はいない感じに見えたものの下足箱をみると、鍵がほとんど付いていない。かなり人が来てるようだ。

靴を預けて中に入ると、手前に受付のフロント。座るのは、70代ぐらいの女性。
受付部分をみると、貸しタオルの案内が大きな字で書いてあり、こういう表記は助かる。しかもフェイスタオルは20円とかなり安い値段だ。
「フェイスタオルありますか?」と訊ねると、「ちょっと今は人が沢山いまして…。」と言われて、規制が入るのかな?と思ったら、「ロッカーが下の方になりますが大丈夫ですか?」と聞かれた。
どうやらロッカーは、お店で指定されるらしく、入れれば問題ないので「はい、大丈夫です」とこたえる。
ロッカーの鍵とフェイスタオルを渡されると、男湯は右側にある。
左には休憩所があって、休憩所というか喫茶店仕様。なので、喫茶店と銭湯が同居する変わったところである。
のれんをくぐって中に入ると、目の前に階段がある。説明文を読むと、どうやらサウナ専用の休憩室らしい。サウナは利用しなかったので、自分は立ち入れなかった。
右側が脱衣場だ。
脱衣場に入ると、受付の女性に言われたとおり、物凄い人で溢れていた。
最初はロッカーの番号の振り方がよく分からなくて、ちょうど島ロッカーの表裏の切り替え番号近くだったので、どっちかな?と右往左往してたところ、白人男性が声を掛けてきて、「お店の人ですか?」と訊ねてきた。
昔からそうなのだが、業種問わずなぜかよく店員さんと間違えられる。ユニクロでは1日に2回も従業員と間違えられたことがあってなぜなんだろうと思うのだが、それはともかく「違います」と言うと、どうも困った様子で日本語自体は流暢だったが伝える言葉に逡巡している様子だった。
どうやら「タオルを持ってくるのを忘れ」たらしく、店員さんにそれを伝えてもらいたいと言おうとしている感じだった。言葉をさえぎるのは悪いので言い終わるまで待っていると、白人男性が「あっ!」と言って、タイミング良く先ほどの受付の女性が脱衣場にやってきた。
てっきり白人男性が困ってるのを知ってやって来たのかと思ったら、「ロッカーの場所分かりました?」と自分に訊ねてきた。どうやらロッカーの場所を探してたのが分かってたらしい。上を見ると防犯カメラがあったので、それで様子が分かったのか。それとも誰かお客さんが伝えてくれたのか。どちらにせよ来てくれて助かった。
混雑してる隙間を縫うようにしてなんとか服をロッカーに押し込むと、浴室に入れば、これまた物凄い混雑ぶり。
ここまで密集してる銭湯は久しぶりだ。
真ん中に島カランがあり、左手前にサウナ。右手前に立ちシャワーが1つあった。
カランにはすべて人が座り、椅子もほとんどない状態。これだとカランが使えないので、仕方なく立ちシャワーで浴びることに。
入り口に立っただけでは気がつかなかったのだが、サウナの裏側にも立ちシャワーが2つあって、その立ちシャワーの奥、つまり左のカラン反対側に水風呂があった。
この水風呂は4人ほどが入れるスペースで、水温はいまいち分からなかったけど、そんなに冷たく感じなかったので18℃前後かなと思う。水風呂の周りに休憩用の椅子が2つあった。
このサウナ→シャワー→水風呂と続く動線はかなり合理的だ。

出典:timeoutホームページ引用
浴槽は奥にあって、均等に分かれている。右が熱湯のバイブラで45℃ほど。
真ん中と左が実質つながってるが、真ん中は弱いバイブラで、左側が座湯。温度はともに42℃ほどか。
みんな3人ずつ入れるようになっているが、なにせ人が多すぎるので、無理矢理入る人も多くて相席状態だった。
最初に入ったのは熱湯で、いきなり45℃はやはりキツかった。
客層は全体的に高齢者が多いが、若い人も数人見かけた。
高齢者は地元の人たちだと思うが、みんな顔見知りらしく、楽しそうに近況を報告しあっていた。ただ、熱湯に入っていた高齢者が話し込むとそのまま縁に座るものだから、隣の湯に入っていたときは男性のお尻が顔の目の前にやってきて戸惑いしかなった。
ここの壁画は、グラデーションを用いた芸術志向の高いチップタイル絵で、当時としては非常に斬新だったと思われる。今みても新鮮だ。

出典:Let's EnjoyTokyoホームページ引用
サウナイキタイと大塚製薬のタイアップも見られ、立ちシャワーのところでは水曜日にサ活(サウナ活動)を投稿すると抽選でイオンウォーターが貰えるという広告も貼ってあった。

出典:サウナイキタイホームページ引用
脱衣場ではサウナイキタイのモデル女性の写真も掲示されていた。

出典:マガジンどホームページ引用
▲こちらは渋谷の改良湯の記事でモデル本人が自分を真似した写真
ここは、ゆとなみ社という若い人が中心の会社が運営をしており、脱衣場には十條湯のTシャツが販売されていたり、サウナがかつて400円から200円に値引きされるなど、新しい経営者の今風な判断が反映されてるようである。
銭湯には古くて変わらない良さもあるが、やはり人気なのは新しく変化している銭湯。
斜陽産業と呼ばれて久しい業界ではあるが、変わらないためには変えなくてはならないことを改めて感じさせてくれる銭湯だった。
【評価チェック箇所】
▼アクセス
最寄り駅 十条
経路 十条銀座を通る
周辺の環境 住宅
●空間演出
建物外観 昔ながらの建物
壁画・眺望 鳥が羽ばたいて太陽に向かうグラデーションのタイルチップ絵
統一感 あり
置物 Tシャツ
照明 明るい
★設備
休憩所 喫茶店
脱衣所 綺麗
シャワーの出 勢いがある
浴槽の種類 バイブラ、座湯、水風呂
サウナ あり
温度 42~45℃
棚 あり
男女入れ替え なし
■サービス
接客 良い
清潔さ きれい
貸しタオル あり(20円)
備え付け あり
◆人
受付 70代ぐらいの女性
客層 高齢者がメイン
【案内】
住所
〒114-0031
北区十条仲原1−14−2
電話番号
03-3900-4600
アクセス
埼京線「十条」駅下車、徒歩5分
休日
金曜
営業時間
15:15-23:30
※東京銭湯ホームページ転載