中学生時代からずっと好きで聞き続けている、「スコットランド」
この第一楽章は胸に迫る寂寥感がある。
この寂寥はスコットランドの陰鬱な風景のせいではないように思う。
存在そのものの寂寥感なのだろうと感じる。
深夜にひとりきりで耳を傾ける時、存在の寂寥感を突き付けられる思いがする。
交響曲第3番「スコットランド」 メンデルスゾーン
https://www.youtube.com/watc . . . 本文を読む
何十年来、数えきれないほど聞いてきた、このヴァイオリン協奏曲。
諏訪内晶子さんの演奏は、その圧倒的な美しさに感動をおぼえる。
演奏からあふれだす圧倒的な情感は有無を言わせない。
久々に聴く圧倒的に美しい演奏だ。
メンデルスゾーンが自作の協奏曲の、この演奏をきくと諏訪内晶子さんのヴァイオリンに恋するかもしれないなあと思ったりする。
諏訪内晶子 メンデルスゾーン ヴァイオリン協奏曲 . . . 本文を読む
「新世界より」という名称で親しまれるこの交響曲。
実はドヴォルザークの「第9番」なのだ。
何十年かぶりに聞いてみた。
ドヴォルザークはモーツァルトに並ぶメロディーメーカーと言われるだけあって、親しみやすいメロディーが次々に紡ぎだされて、すごく親しみやすい。
中学、高校時代に親しんだことが懐かしく思い出される。
名旋律がぎっしり詰まった交響曲だ。
ドヴォルザーク: 交響曲 第9番 . . . 本文を読む
10月に入って、じゅうぶん「秋」のはずだが。
まだ台風の影響などで蒸し暑い日が続いている。
朴葵姫(パク・キュヒ)のギターで「アルハンブラの宮殿の思い出」を聴くと、
少しは秋らしさを感じられるだろうか。
彼女は「世界一美しいトレモロ」を奏でる名手と絶賛されている。
http://columbia.jp/kyuhee/profile.html
それ以上に彼女のテンポ感、ダイナミズムと . . . 本文を読む
カール・オルフ~カルミナ・ブラーナ
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AB%E3%83%AB%E3…C%E3%83%8A
は、今やゲームやドラマ・映画のBGMとして使われていることもあり、誰もが耳にしている曲であろうと思う。
世俗の悦楽、栄華と転落を嘆き、運命の女神を呪うような曲になっている。
マーラーやヴァーグナーの世界に通じるような作品だ。 . . . 本文を読む
数あるピアノ協奏曲の中でも、最も気に入っているのが、バルトークの1番。
その精神性ではやはりベートーベンがいいが。
現代的で聞きやすいのがバルトーク。
昔はこのコンチェルトを毎晩、子守唄にしていた時期があった。
この曲を聴きながら眠るとすごく寝つきがいい。
やはりフィボナッチ級数のせいかなあ。
何度聞いても飽きないなあ。
バルトーク: ピアノ協奏曲 第1番 Sz 83 シフ . . . 本文を読む
ストラヴィンスキーの「春の祭典」というと「原始主義」を思い出す。
学生時代に聞いた時は特異な音楽に聞こえたが。
今聞くと、すごく聞きやすい音楽に聞こえる。
なにやら怪しげな生贄の儀式のようにも聞こえる。
少なくとも、一般的に春を祝う華やかな雰囲気には聞こえない。
華やかに聞こえる楽想にも、なにやら明るすぎる不気味さを感じてしまう。
こういう現代曲は非常に好きだ。
頭でっかちの「無 . . . 本文を読む
吉松隆の「交響曲第5番」は現代の交響曲「運命」に聞こえる。
作曲者の意図は分からないが、自分にはそう聞こえる。
壮大な混沌と無常観、破壊と混乱の中から再生してくる「何者か」
聞くたびに新鮮さを感じる吉松の「5番」だ。
Symphony No. 5 - Takashi Yoshimatsu 吉松 隆
https://www.youtube.com/watch?v=zhd5Mp9LE . . . 本文を読む
14:00~15:00 花北市民広場<展示室> にて。
https://hyocom.jp/blog/blog.php?key=284328
楽しいクリスマスコンサートです。
幼児~高齢者まで、ファミリーでおいで下さい。
<無料です>
. . . 本文を読む
昨日12日はエルデホールでパクキュヒ・ギターコンサートでした。
ステージに現れたのは、オレンジがかった朱色のロング・ドレスにギターを持った彼女。
瞬間、ため息が出るほどの美しさ。
ロングドレスの上半はレースの夏仕立て。
コンサートが始まると、優しいギターの音色に包まれて幸福感に包まれた。
一部はタレガ、アルベニス、リョベート・・・などのスペインギターの名曲集。
アルハンブラの思い出 . . . 本文を読む
朴葵姫ギターコンサートが12日、福崎エルデホールで。
http://www.concert.co.jp/concert/detail/1587/
国際ギターコンクールを総なめにした実力派ギタリスト。
その繊細な抒情表現は素晴らしい。
今回のコンサートはソロ演奏のようだ。
前売りチケットを買っている。
いつか交響楽団を率いて、是非、姫路で「アランフェス協奏曲」を上演してほしい。
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朴葵姫(パク・キュヒ)の「アルハンブラの思い出」を聞くと。
なんと繊細で力強いんだろうと感動を覚える。
ギターの化身かミューズのように見えてくる。
自分自身も独学のギターで この曲を練習したことがある。
学生時代にタイムスリップする思いだ。
なにか胸に沁みる。涙が出そうだ。
Kyuhee Park - Recuerdos de la Alhambra
https://www.yo . . . 本文を読む
タレガ作曲の「アルハンブラ宮殿の想いで」は高校生時代に独学のギターでよく練習していた曲。
その頃、ギターと言えばナルシソ・イエペスと、その弟子荘村清志だったが。
最近は村治佳織さんが活躍していた。
今は朴葵姫(パク・キュヒ)という美人女性ギタリストが活躍している。
http://columbia.jp/kyuhee/index.html
彼女のギターが奏でる哀愁のある抒情の表現は美 . . . 本文を読む
Beethoven 9 - Chicago Symphony Orchestra - Riccardo Muti
https://www.youtube.com/watch?v=rOjHhS5MtvA
ベートーベンの「交響曲第9番・合唱」は地球人類の偉大な遺産だと思っている。
混沌と混乱の現代にこそ。
ベートーベン交響曲の端正な秩序と、不屈不滅の魂が必要なのだと思う。
第一楽章の完全 . . . 本文を読む
この交響曲は現代の交響曲第5番「運命」だ。
現代に充ちる悲哀と虚無感が漂ってくる。
しかし混沌と混乱の中から生まれ出ようとする「何か」を感じる。
毎日、世界のどこかでテロが起こり、たくさんの人達が死に、悲哀が漂っている。
吉松の5番はまさに、そんな現代を描いているように聞こえる。
日本の交響曲作品の名作中の名作。
Symphony No. 5 - Takashi Yoshimat . . . 本文を読む