太陽系調査課の課長と部下のQは、超銀河連合総裁に呼び出された。
太陽系調査課というのは銀河系調査部の一番小さな部署だった。いわば左遷部署、窓際部署というところだった。
課長は通称、船長と呼ばれている。
Qは「船長、また下らん太陽系調査じゃないでしょうねえ」と退屈そうに言った。
「まあ、そんなとこだろう」と船長も仏頂面だった。
超銀河連合総裁室に入ると、総裁と総合調査局長が控えていた。
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テレビの歴史チャンネルの特集「戦争の20世紀」、今夜は「ナチス第三帝国」
ヒトラーの台頭から悲惨なドイツ第三帝国滅亡まで。
第一次世界大戦敗北後、類まれな民主的憲法を持ったドイツが、いかにしてヒトラーのナチス(国家社会主義労働党)の独裁を許してしまったかの過程が克明に記録されている。
ナチス・ドイツの主張は、
一つの帝国、一つの民族、一人の総統 であった。
そしてヒトラーにドイツ民族の誇 . . . 本文を読む
テレビの 映像で観る歴史特集で、7、8月は「20世紀 戦争の世紀」を放映している。
7月は 第一次世界大戦からヒトラーの台頭 まで。
8月は全26話で、ヒトラーの第3帝国から朝鮮戦争、ベトナム戦争 まで。
7月中は今まで知らなかった 第一次世界大戦の実情と背景を 実写映像ですべて観た。
バルカン半島のセルビア、ボスニア、アルメニア・・・などの悲惨を観て、現在も続く民族紛争は第一次世界大戦 . . . 本文を読む
8月5日(日)14:00~15:30 赤穂市文化会館・ハーモニーホールにて
「播州雄美笛の調べ~八朔の恋歌、有年」を開催します。
播州雄美笛は赤穂市の安本雄美さんの手により、赤穂市有年に生まれた しの笛です。
手作りの笛の素朴さ、その澄んだ音色の世界にゆったりと浸っていただきたいと思います。
しの笛演奏:城山如水 & 玉田麗水
赤穂義士教室
日時:平成24年8月5日(日) 1 . . . 本文を読む
現代における最悪の地獄は戦場である。
何百、何千、何万人、あるいは何十万、何百万人の死体が散乱する。
胴体のない首、ばらばらになった手足、腐臭を放つ内臓。
男女の民間人が虐殺され、家族が引き裂かれ、兵士は劣悪な環境でひたすら恐怖と戦いながら死を待つ。
戦場は散乱するする死体で、まさに食肉加工場である。
第一次世界大戦では900万人が虐殺され、第二次世界大戦におけるヨーロッパ戦線では60 . . . 本文を読む
人類は手のつけられない馬鹿だなあ、と思うことがよくある。
例えば第一次世界大戦で死亡したのは900万人。
第二次世界大戦で死亡した人はヨーロッパ戦線だけで6000万人。
太平洋戦線での死亡者も加えると何千万人になることか。
こういった馬鹿げた殺戮に熱狂するのが人類であるとすると、これはもう、手のつけられない馬鹿としかいいようがない。
それが世界宗教といわれる宗教間での戦争であったりする。
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関西電力大飯原発の再稼動を受けて、原発再稼動反対デモが全国に波及している。
国会周辺、県庁周辺、電力会社周辺で反原発デモが拡大している。
これこそインターネットによる自主的な情報発信の力だと思う。
これまでは、政治や企業の不正・不明確な動きに対して、国民は声をあげることができなかった。
自分も、企業利益よりも人命の安全が最優先ということを、ブログに書き続けてきた。
しかし政府は大飯原発を . . . 本文を読む
学校で多発する、いじめと、いじめ自殺は犯罪である。
学校という閉鎖社会で、集団からいじめを受けた場合、閉鎖社会ゆえに逃げ場がない。
単なる子供の行動と思ってはならない。
学校という閉鎖社会でのいじめは、閉鎖空間でのリンチ・監禁暴行と同じということを認識すべきだ。
さらに、そのリンチによって死に追いやったとしたら、それは殺人である。
学校内でのいじめは、子供達の行動ということで、陰湿なイタ . . . 本文を読む
日本の自殺者は昨今増え続けているようだ。
中学生のいじめ自殺や、不景気の為の倒産自殺などがニュースで取り上げられることが多いせいなのかなあと思う。
豊かな先進国日本は自殺多発国でもあるようだ。
気になるのは、やはり小・中学生の自殺の増加だ。
学校というごく狭い閉鎖社会にあっては、いじめは隠蔽されやすいし、生徒を指導するべき教師の間でさえ隠蔽されやすい。
こういった人命尊重、思いやりなど . . . 本文を読む
ファッショというとヒトラーのドイツ第3帝国、太平洋戦争における日本軍国主義全体主義が思い浮かぶ。
独裁者のもとに人間の尊厳を踏みにじり、何千万人という民衆・兵士を戦争や虐殺に追いやった。
全体主義・ファッショの下では、もはや個人の人権意識など考慮されることはなかった。
異論を唱えるものは排斥され虐殺され抹殺された。
ふりかえって、現代の企業・電力会社、原子力村、官僚機構、教育委員会などを眺 . . . 本文を読む
大津市の中学生のいじめ自殺の事件は、現代の日本の教育現場の象徴といえる。
学校という閉鎖社会においては、起こるべくして起こった事件といえそうだ。
生徒を いじめから守るべき教師が生徒と一緒になって、いじめに加担するという、教師の人権意識の欠落。
いじめられている生徒の心情すら汲むことができない、教師の間ぶり。
さらにそれらの教師達の行動を組織的に隠蔽しようとする教育委員会の非人道ぶり。 . . . 本文を読む