第4金曜日は赤穂ハーモニーホールで「播州城山流しの笛~赤穂義士教室」のお稽古でした。
帰りは浜国を通って播州室津の藻振り鼻へ。
ここは室山城を臨む人気の無い岬。
毎年「室津・八朔のひなまつり」の時期にはここへ来て、室山城に向かって、
「風の音~室津・八朔のひな祭り(城山如水作曲)」より「八朔の恋歌」「夏の蝉」「黒田節」で、黒田家からの姫、詩織姫を偲んで しの笛を吹く。
源平の合戦では平家一万が陣を敷いたとされ、壇ノ浦に落ち延びる平家の軍船が集結したとされる播州室津。
平家の面影を偲んで「風の音~義経・薄墨(城山如水作曲)」より「静恋想」も奏でた。
だれもいない室津の岬からの しの笛だが、これが毎年、夏の終わりの自分自身の年中行事になっている。
ちょうど蝉もヒグラシが鳴いて、夏の終わりの風情。
夕暮れの誰も居ない岬で奏でる しの笛だった。
誰も聞く人の無いところで吹く しの笛ほど思いが深まる。
ひっそりとしみじみ奏でたいからだ。
これを済ませると自分自身の今年の夏も終わる。
播州城山流<しの笛 風の> 城山如水
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