音の四季~風の彩

作曲家、しの笛・龍笛奏者、ジャズピアニスト、城山如水の徒然日記。
オカリナ、フルートの事も・・・・

室山城を臨んで  八朔の恋歌、夏の蝉、黒田節

2015年08月28日 | しの笛


第4金曜日は赤穂ハーモニーホールで「播州城山流しの笛~赤穂義士教室」のお稽古でした。

帰りは浜国を通って播州室津の藻振り鼻へ。

ここは室山城を臨む人気の無い岬。

毎年「室津・八朔のひなまつり」の時期にはここへ来て、室山城に向かって、

「風の音~室津・八朔のひな祭り(城山如水作曲)」より「八朔の恋歌」「夏の蝉」「黒田節」で、黒田家からの姫、詩織姫を偲んで しの笛を吹く。

源平の合戦では平家一万が陣を敷いたとされ、壇ノ浦に落ち延びる平家の軍船が集結したとされる播州室津。

平家の面影を偲んで「風の音~義経・薄墨(城山如水作曲)」より「静恋想」も奏でた。

だれもいない室津の岬からの しの笛だが、これが毎年、夏の終わりの自分自身の年中行事になっている。

ちょうど蝉もヒグラシが鳴いて、夏の終わりの風情。

夕暮れの誰も居ない岬で奏でる しの笛だった。

誰も聞く人の無いところで吹く しの笛ほど思いが深まる。
ひっそりとしみじみ奏でたいからだ。


これを済ませると自分自身の今年の夏も終わる。



播州城山流<しの笛 風の> 城山如水
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