しゅぷりったあえこお nano

ブログ版 シュプリッターエコー

ふわふわ卵の味噌ラーメン

2021-05-31 10:14:00 | くらし、商品
4.23

デジャヴのような週末。

幾度となく予定を変更してきた

昨年度の経験が

残念ながらいかされることとなる。

帰宅がかなり遅くなったので

冷蔵庫にあるもので

しかも手早く夕食を準備する。



「ふわふわ卵の味噌ラーメン」

材料:

即席めん(味噌味がベスト)

生卵(鮮度が仕上りに影響)

キャベツ(千切りがベスト)

ネギ(無ければそれも良し)

水、塩、黒胡椒、ごま油



1.鍋に水を入れ湯を沸かす

2.生卵を器に割り溶き卵をつくる

3.溶き卵に塩をほんの少々、

黒胡椒はたっぷり入れ

お好みでごま油を垂らす

4.湯が沸いたら、

即席めんとキャベツを入れ茹でる

5.茹で時間の半分が過ぎたら

味噌スープの素を入れかき混ぜる

6.溶き卵を回し入れ暫し待つ

7.ふわふわっと卵が固まったら

ネギを入れ火止め出来上がり



中学の頃、塾へ行く前に食べていたあの味がよみがえる。先ずは腹を満たす。厄介事の始末は、それからでも遅くない。




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華麗なり、ブルボン

2019-05-21 01:45:00 | くらし、商品


ブルボン、この流麗な響き
ブルボン、彷彿させる栄華隆盛

ブルボンが好きでたまりません。

ブルボン、今でこそ耳に馴染んでいるものの、我々はそのブランド名の特異性に気付くべきなのです。
日本に製菓メーカーは多いものの、森永製菓、明治製菓などの日本語名を固辞する会社があれば、横文字で元気の素・グリコーゲンから文字ったグリコ、カルシウムとビタモンBから取ったカルビー、『若きウェルテルの悩み』のヒロイン=シャルロッテから、永遠に愛される存在を目指したロッテなどなど、意味や思いの籠った大手菓子メーカーが並ぶ中、何故にブルボンなのか。

ブルボンと言えば14世紀のフランスでメディチ家の財力を引継ぎながら興された王朝。ルイ14世の代ではハプスブルグ家と手を結んで栄華を極め、絶対王政を築き上げた程の隆盛を見せた。
公式サイトではブルボンの名称の由来は不明とされているものの、同社の代表する製品を見ればフランス風の名称が並ぶところから、やはりブルボン王朝とは決して無縁とは言えないのではないか。

ルマンド:ブルボンの珠玉の名作。定冠詞 Le に「世界」を意味するような Monde。高級菓子に劣らない、むしろ勝るとも言えるお洒落なクレープに、ココアをコーティングした紫色にも見える高級感。安易にチョコレートでコーティングしなかった発案は未来永劫に語り継がれるべき名案。それでいて庶民にも気軽に手の届く安心価格。大学時代にコンビニでルマンドを手に取った時の驚きは今でも鮮明に思い出す―――え、150円!?唐草模様のパッケージがもうたまらなくお洒落。

シルベーヌ:チョコレートケーキを彷彿させる高級感。お茶会に並べられるお菓子の中にシルベーヌがあるだけで一気に華めく存在感。

チョコリエール:ショコラという言葉が人口に膾炙していなかったからか、あるいは開き直ってチョコと名乗った方が分かりやすいと判断したのか。ほろ苦いチョコレートに塩味の効いたクッキー生地の組み合わせという妙味。後に塩キャラメルが流行するものの、時代を先取りした名作。

ホワイトロリータ:は流石に英語でないと伝わらないか。白人の女の子。これも不朽の名作。

その他にも、アルフォート、ラシュクーレ、ルフィール、ショコラセーヌ、ロアンヌ、ブランチュール……などなど、数え切れない程の華麗な名前の製品が並ぶ。


確かに「木こりの切り株」や「ちょこあーんぱん」等のいただけない名前のお菓子もあるが、きっと部門が違うに違いないと思いたい。


ところでブルボンは前身を北日本製菓と言う。
関東大震災で物流が途絶え北陸地方に菓子の流通が止まったことを契機に、「北陸にも菓子を」と大正13年新潟県に設立されたそう。
新潟と言えば亀田製菓や三幸製菓、越後製菓などの米菓メーカーが並ぶものの、これらの準大手メーカーはいずれも第二次世界大戦後の設立。北日本製菓は一早く設立され、北陸地方ではどこよりも先駆けて製菓ラインのオートメーション化を確立した。もう流石としか言えない。


なぜ「ブルボン」なのか。


やはりブルボン朝と言えば、オーストリアからルイ16世に嫁いで来たマリー・アントワネットの存在が大きいでしょう。
重税に苦しみ「我々にパンを」と訴える民衆を見た彼女のあの名台詞。


 「パンが無いならお菓子を食べれば良いじゃない」


そう、お菓子を食べれば良いじゃない。

戦後日本、時は高度経済成長期の昭和40年代にブルボンというブランド名が誕生。
北日本製菓が、食べるに困らない大衆が手軽にお菓子も食べられる幸福を願っての名付けだったのではないでしょうか。
ブルボン、さすがです。

ええ、飽くまでも贔屓にしているだけです。

ブルボン、大好きです。

アサオケンジ


煙草の嗜み

2018-12-07 23:45:00 | くらし、商品
偏食家に対して「この美味しさが分からないなんて、人生損してるよ」とはよく聞くが、煙草の吸えない私も同じく、人生の幾分かは損をしているのかもしれない。
煙草が嫌いな訳ではない。むしろ煙草の薫りのしない喫茶店(カフェではない)は、なんだか物足りなく感じる部類の人間だ。
一口に煙草と言えども、その種類は数え切れない。何がどう違うのか、調べ始めたのが発端だった。煙草――知れば知るほど奥が深い。
昨今では文字通り煙たがられる存在だが、大岡昇平著『野火』では、フィリピン山中を敗走する日本兵が、生き延びる上で必要な食糧と引き替えてでも煙草を欲した。
中毒と言ってしまえば身も蓋もない。一言で片付けられない(片付けたくない)その魅力とは――。

煙草の味はブレンドによって数多の種類が作られる。栽培する土壌、乾燥・熟成の差、葉の等級、葉の刻み方、さらに香料や巻紙の風味などが煙草の味の決め手となる。
原料はニコチニア・タバカムとニコチニア・ルスチカに属する植物だが、その中でも複数の種類がある。ナス科の植物であり、花を付け実を成すが、葉に糖分を蓄えさせるために花は咲く前に剪定される。
収穫の後に乾燥されるのだが、この乾燥が煙草の味と風味を決める上で非常に大事な第一工程となる。計算された適切な温度・湿度を保ちながら乾燥させることで、葉の中のタンパク質や澱粉がアミノ酸や糖に分解される。煙草の銘柄や種類によって乾燥方法は都度設定される。
乾燥の後に出荷された煙草は、その出来具合によってリーフグレーダー(鑑定員)に等級分けされる。
乾燥した葉は葉脈と葉肉に分けられ、水分でほぐされ、品種によって熟成されることで香りはさらに深く豊かなものへと変化し、最終的に加工される。もちろん巻き煙草だけでなく、パイプ派、葉巻派のためにも分けて全工程が組まれる。
この工程が全世界的に行われている。いつ吸っても銘柄・品種の味が定まっているのは偏にブレンダーの高度な嗅覚の賜物である。
この工程を考えると、喫煙は香道に通ずるものがあると言っても過言ではないはず。

とは言え、「百害あって一利無し」が代名詞とも言われる煙草。しかし今一度考えてみたい。本当にそうなのか?

煙草の発祥はメキシコとされる。
本来は宗教儀式に用いられていたものが民衆に広まり、そこへコロンブスがやって来たことでスペインに煙草が持ち込まれ、新世界の嗜みとして貴族の間で流行した。
その珍しい習慣はシルクロードを伝って全世界に拡がり、各地でも煙草が栽培されることになった。
欧州全土に広まった要因は黒死病とも呼ばれるペストの蔓延による。煙草はペストに効くという珍説が信じられ、ペスト予防のためにこぞって煙草が買い求められた。児童をペストから守るため、小学校でも煙草の吸い方が教えられたと言う。憶測だが、ペストの次に民衆を襲ったのはきっと肺癌だったに違いない。

近年の科学者は言う、身体に悪いのはタールでありニコチンは身体に良い、と。
ニコチンには心拍数の上昇や感覚情報処理機能の向上、緊張緩和や覚醒効果など、言い換えるなら、脳を素早く活性化する効能がある。引いてはアルツハイマーの予防、パーキンソン病の進行を阻止する効能もあるのではないかと検証が進められている。
成る程、かのシャーロック・ホームズのトレンドマークがパイプ煙草である訳だ。現代ロンドンでは煙草は高額に課税され、2010年にBBC(英国放送協会)で復活したシャーロック・ホームズはニコチンパットを体に貼り付け推理に耽った。
しかし世論での喫煙=ニコチンに対しての嫌悪感は非常に根強い。
科学者たちはまた言う、「喫煙」と「ニコチン摂取」は分けて扱われるべきだと。むしろ「ライト」などと謳って健康に気遣っているような宣伝を打った煙草業界の欺瞞を厳しく指摘する。
昨今流行の電子タバコは「煙」を吸うのではなく「蒸気」を吸うものだから、身体に悪影響を与えない(のかもしれない)。タールを含まずニコチンのみを吸うのだから、むしろ身体や脳に良い(のかもしれない)。そう考えると、寝起きの一本を欲する人の気持ちが解らないでもない。
とは言え、科学者らの検証が解明された訳ではない。
実は愛煙家である科学者らの意地や執念に過ぎないのではないだろうか。

単に私は、言語を超越したタバコミュニケーションに憧れているだけなのだ。
中国を旅していると友好の印に煙草を差し出されるのだが、その度に断る際の申し訳無さと言ったらもう…。折角の友好も一気に冷める勢いに違いない。
「君、いけるクチかね?」と徳利代わりに煙草を進められたら、「いやー、嗜む程度ですが…」と応えたい。

煙草の嗜み――吸えない私のちょっとした憧れです。

(アサオケンジ)


コーヒーは心です

2017-01-07 16:53:00 | くらし、商品
 神戸・三宮のカフェ・サンタマリアには各種の新聞がそろえてあります。
 日経産業新聞に喫茶店チェーン・スターバックスの記事が大きく出ていました(1月4日)。
 ことしはお客さんの心に寄り添うように店員たちを指導していくという内容でした。
 格安コーヒーを売り物にする店でもそんな心配りをするんだ、と感心しながら読んだのですが、同時に思わず笑い出してしまうことにもなりました。
 神戸のここサンタマリアでそれとは真反対のことに出遭ったばかりだったのです。

 その小柄な女店員さんはコーヒーをタンクからカップに入れる担当でしたが、コーヒーの量がなかなか一定しないのです。
 まだ記憶の中にない顔でしたから、シンマイさんだったのかもしれません。
 ぼくのカップには、そうですね、ふだんの8割から8割5分くらいしか注いでくれませんでした。
 ここのコーヒーはもう10年以上も飲み続けていますから、2割も違えばさすがにレキゼンとわかります。
 思わず、少ないよ、と口に出そうになりましたが、やはり少々はしたないことに思えて、そのまま黙って受け取りました。
 まあ、ガマンできる範囲ではあったのです。
 ただ、心がねえ。
 品物より心がズサンに扱われたようで。
 いささかまずいコーヒーになってしまっていたのです。

 きっとスターバックスの新方針も、コーヒーのそんな正体を見抜いてのことなんですね。
 お客はたぶん、コーヒーをかたむけながら、実は心を飲んでいるんでしょう。
 最近は喫茶店でも中国人の女性を雇うところがあって、ブッキラボウな出され方をしてなにかしらわびしい思いをすることがありますが、やっぱりそれも心の問題なのでしょう。

 神戸は喫茶店文化では伝統のある都市ですからねえ。
 あの大震災のときも、最初によみがえったのが喫茶店だったのです。
 まだローソクをともしてねえ。
 市民はそれで勇気を取り戻したのでした。 
 そんな神戸で喫茶店が寂しくなるのは困るのです。 

 サンタマリアのシンマイらしき店員さんもそのうち、心の大切さに気づいてくれることでしょうけれど。

ああ、わびしきタンドリーチキン

2017-01-03 12:58:00 | くらし、商品
 JR三ノ宮駅の高架下にカフェ・サンタマリアというちょっと大き目の喫茶店があるんです。
 だいたい週に3回くらい、その店で朝食兼昼食の軽い食事をとってます。
 タンドリーチキンのホットサンドとそしてブレンドいコーヒーがお決まりのメニューです。

 タンドリーチキンはなかなかのもので、チキンとポテトと香辛料のコンビネーションが抜群にいいんです。
 コーヒーもいまどき珍しく、とっても熱いのを出してくれます。
 玄人スジの好みではコーヒーはぬるめに淹(い)れるのがうまいそうなんですが、ぼくにはやっぱり喉が焼けそうなくらいに熱いのこそが最高です。
 その二つのセットで550円。
 良心的な値段です。

 でもきのう(1月2日)は、はじめて残念な思いをしました。
 いつもはたっぷりと入っているチキンが、なんとも貧相なぐあいでしてね。
 まるでクズみたいな肉片がチラホラとこびりついているだけで。
 味も圧倒的にジャガイモの味ばかり。
 だもんで、サンドイッチそのものがペッタンコになっていて、あのグラマーないつもの豊かさがないんです。
 
 このメニューはもう5年以上も食べてきていると思いますが、こんなのはまったく初めてなんですね。
 なんだかデートをすっぽかされたような寂しい気分になったんです。
 お正月のことで、材料がたまたま乏しくなったのでしょうか。

 たった1回のことですから、本音を言うとなにも目クジラを立てるようなことではない、とは思うんです。
 ずっと楽しい気持ちにさせてもらってきたんですから。
 けれど、まあこれでごまかせるだろうと、そのように調理のひとが考えたのかなと想像すると、ちょっと複雑な気分になるんです。
 ここは神戸ですからね。
 誇り高いこの街に、そういうユルミはふさわしくないと思うんです。
 ぼくの好きなこの神戸でそんな料理が出されるのかと思うと、ちょっとわびしくなるんです。

 といっても、まあ、ぼくはやっぱり同じメニューをまた注文しますけど。

腐ったモモと傷のあるバナナ…大枚で買ったのに

2016-08-04 18:44:00 | くらし、商品
 モモとバナナを買ったんです、三宮駅前のダイエーで。
 いつもはいちばん安いのを買うんですが、今回はワンランク上の高いのを買ったんです。
 たっぷりと大きくて、おいしそうだったものですから。

 ずしりと重いモモというのは、手の上でもう幸福な気分をかもしてくれますからね。
 ウッシッシ、って感じです。
 ところが、でした。
 モモってみんな白いチョッキを着ているでしょう。
 それを脱がして、そこでびっくりしたんです。
 チョッキで隠れていたところが、もう立派に、黒く腐っていたんです。
 黒いばかりか、まったくズクズクになっていて。
 ああ、大枚をはたいたのに、なんてこと。

 あきらめきれなくてねえ。
 いじましいかぎりですが、きれいなところを包丁で切り取って。
 そのひときれを宝物みたいに食べたんです。
 確かになかなかの味ではあって。 
 でも、口にはいったのは全体のやっと八分の一くらい。

 それもゾッとするくらい、気味悪く腐った部分とぎりぎり隣り合わせのところでしょう。
 こどものころに傷んだウリを食べて食中毒にかかったことを思い出しましてね。
 不安になって、すぐあとに正露丸を飲む始末。
 コッケイなことでして。

 それに、モモだけのことではなかったんです。
 バナナも房の陰になっていたんですが、中の大きな一本が、タテに大きく裂けてましてね。
 たぶん穫り入れのときにすでに裂けていたんでしょう、すでに果肉も硬くなって、黒茶色に変色してしまっていたんです。
 これもそこだけ切り取れないかとあれこれやってみたんですが、モモと同じように食べたあとで気持ち悪くなりそうで、途中であきらめちゃいました。

 貧乏根性まるだしといえば、それはまさしくそうですが。
 踏んだり蹴ったりの一日で。

 スーパーの経営のことはぼくにはさっぱりわかりませんが、三宮のダイエー店もいま事業の全体をイオンに移している最中だそうですね。
 この夏の間には移管が100%完了することになるのでしょう。
 そんなことがあって、こんなひどい商品が棚に並ぶことにもなったのでしょうか。
 少なくとも去年の夏までは一度たりとなかったことです。

歯止めのきかない食品への異物混入

2016-01-17 17:06:00 | くらし、商品
 先週の水曜日(1月13日)の夕方に三宮で牛どんのチェーン店に入って、ブタどんを食べたんです。
 最後のひと口を口に入れたとたんに、何か堅いものを噛みましてね。
 骨のかけらでもあったのかな、と思いまして。
 まあ、かけらくらいなら食べてもいいか、と。

 ところが、なんだか変に呑み込めないし、そうこうしているうちに、どこかとがったところが舌の横に刺さりましてね。
 ア痛!。
 びっくりして出してみると、どうやらプラスチックの破片なんですね。
 先が鋭くとがっていて、こんなん呑み込んで喉につっかえたりしたら、えらいことになっていたな、と。
 ゾッとしましたね。

 バスの時刻が近づいていたし、少々じゃまくさくもあったので、破片をどんぶり鉢に残したまま、店員さんには申告せずにそのまま出てきたんですけれど。

 そのあと、ココ壱番屋が廃棄したはずの異物入りの肉類が、仲介業者によって横流しされていた、なんてニュースが流れましてね。
 食品への異物混入がもう歯止めのきかない状態になってしまっているのか、と。
 これじゃあもう中国とあまり変わらないですね。
 日本人も醜くなるいっぽうで。

 ひるがえってみますとね、ぼくもずいぶん経験しているんですよ。

 1、三宮の地下街の中華料理屋さんで、ヤキゾバにアルミホイールの切れ端が入っていたことがありました。
 この料理店はその後しばらくしてつぶれましたが。
 2、三宮のターミナルビルの喫茶店で、息子が注文した紅茶のポットに金属片が入っていたことがありました。
 たぶん金タワシの一部ではなかったかと思います。
 このときは女の店員さんからね、それでも代金を払ってもらわなきゃあ困るといわれましてね、一流店なみの紅茶代を払わされました。
 3、三ノ宮駅の高架下の喫茶店でコーヒーに洗剤が混じっていたことがありました。
 けっこう強い味がしましたから、ずいぶんな量が混入していたんじゃないでしょうか。 
 4、仕出し屋さんの弁当にビニールの切れ端が入っていたことがありました。
 5、即席のヤキゾバに、ねじり飴のようにねじった金属片が入っていたこともありました。

 きわめつきは、ぼくの妹のケースでしてね。
 大阪の郊外都市のうどん屋さんで、きつねうどんを注文したんです。
 全部たべ終わったところで、鉢の底からゴキブリの死体が出てきましてね。
 ギャッと叫んで、店員さんを呼んだんですが、店員さんがどう対応したと思います?
 厨房へ駆け戻ってなにか相談してたんですが、しばらくすると、もう一杯あたらしいきつねうどんを運んできましてね。
 「すみませんでした。これあがってください」
 きつねうどんを立て続けに二杯もね。
 まさかねえ。

豆一粒にもアベノミクス

2015-04-23 21:49:00 | くらし、商品
 納豆を買ってきて夕食の膳に出すのが、わが家でのぼくのささやかな仕事でしてね。
 いつものように発砲スチロールのミニパックの中のをくるくるこねて、それをカミさんと半分っこしたんです。
 するとカミさんが言うんです。
 「最近、パック一個分の納豆の分量が少なくなったと思わない?」

 なるほど言われてみればそうなんですね。
 くるくるこねるときに、なんだかハシが軽く動くようになったなあ、とは前から感じていたんですが、あらためてよく見ると、たしかに納豆の層が以前より薄くなっている。

 わかりました。
 これ、納豆流の値上げなんです。
 表だって価格は上げないけれど、そのかわり中身をちょっと少なめにする。
 トータルでみれば、値上げと同じなんですね。

 アベノミクスは豆一粒にも浸透しはじめているんです。
 目立たないように庶民の栄養を削っている。
 いやあ、ぼくら年金生活者にはソラおそろしいですよ。

いよいよ値上げ大洪水

2015-04-17 22:29:00 | くらし、商品
 行きつけのスーパーで買い物をしたんです。
 驚きました。
 バナナが30円の値上がりです。
 サバのかんづめが20円の値上がりです。
 何年ものあいだ動かないできたこのふたつが、一夜あけたら一気に20%もの値上がりなんです。
 とうとう来たな、と思いました。
 弱者切り捨てのアベノミクスが、いよいよ本格的にキバをむきだしはじめたな、という感じです。

 これから値上げの大洪水が来るのでしょう。
 お金持ちはアベノミクスで豊かになっていますから、なんの痛手もないはずです。
 しかし多くの大衆は洪水に呑み込まれることになるでしょう。
 ノアの箱舟に乗ってプカリプカリとのんきにしておれるのは、一部の恵まれた人だけです。

 なにしろ弱者から巻き上げて、富者にいっそう厚くするのがアベノミクスの正体ですから。

 大衆こそいいツラの皮です。
 もっとも日本の大衆というのは、おおかたがまだ政治的にきわめて未熟で、そんなアベさんにいまだ拍手かっさいを送っているのですから、まあ、苦しむのも自業自得ではあるんですが。

野菜をないがしろにしたマクド

2015-04-12 20:17:00 | くらし、商品
 三宮のマクドナルドで、てりやきバーガーを食べたんです。
 国際会館のちょうど南向かいにある店です。
 どうもいつものてりやきと違うなあ、と思ったんですが、紙の包みをめくってみると、パンがペッタンコなんですね。
 ふくらみがないんです。
 変なのでパンを開くとすぐに理由がわかりました。
 野菜がはいってないんです。

 正確にいうと、全くはいっていないというわけではなく、細くて短い糸みたいなのが6スジほどパテにこびりついてはいたんです。
 しかし、ひとツマミもない量です。
 ただ言いわけにいれてあるという感じです。

 30年以上もてりやきを食べてきてますが、こんなアイソのないハンバーガーは初めてです。
 なんだか寂しくなったんです。

 マックは、心をこめて商品をお客様に届けています、とさかんにPRしてますが、現場はもう魂が抜けてしまっているみたいです。
 全国の店がそういうわけではないでしょうが、すくなくともこの店ではそうなっているとしか取れません。
 野菜のことなんかいちいちかまってられないよ、気にいらないのなら来なけりゃいい、という感じです。
 
 各地の店でいろんなアクシデントが起こっているのも、やっぱりこのような士気の低下があるからじゃないですか。 

 この報告がねつ造ではないことを示すために状況をもうすこし正確に書いておいたほうがいいですね。
 店の名前はレシートによれば、マクドナルド神戸国際会館前店です。
 ぼくの商品が出された時刻は、午後5時52分です。
 テリヤキマックバーガーをセット(ドリンクはコーヒー)で注文して、606円でした。

 ぼくはマックのてりやきが好物ですから、これにも懲りずにまた食べに行くでしょうが、この先もおいしく安全に食べられるよう、もとの生き生きとしたマクドナルドに早く戻ってほしいんです。