ワッと沸き立つようなエネルギッシュな展覧会が神戸・王子の原田の森ギャラリーで開かれています(9月28日―30日)。
30回目を迎えた「ポウ展」です。
「ポウ」とは自由奔放(ジユウホンポウ)の放(ポウ)です。
パワフルという修飾語がカシラにつく国際的な画家・栃原敏子さんが主宰する美術グループの展覧会です。
かつて、芸術はバクハツだ、といったシュルレアリスムの大将がいましたが、じっさい、トチハラ・サークル43人のバクハツです。
なんとも多彩で、幅の広い顔ぶれです。
繊細な音楽が聴こえるような足立朱麻(みま)さんの明るい色彩、快い幻視に導くコウノ真理さんの大きな空間、それらすでにくっきりと自分の世界を確立しているメンバーがいます。
荒木きよこさんの白への挑戦、伊藤みえこさんの黒への挑戦、大塚温子さんの青への挑戦、そのように大きな転回のまっただ中にあるメンバーもいます。
榊原メグミさんのように作品の展示ばかりでなく、この機会にワタシも精一杯楽しんでやろうと、日々のライブで作品空間の増殖を試みているメンバーもいます。
そしてむろん自分の世界を見いだそうと苦闘を重ねている模索中のメンバーもいるのです。
年齢の幅も美術専攻の学生から、還暦を超えてなお新たな実験に向かうベテランまで、これはおそらくだれの想像も及ばない大きさでしょう。
それぞれがそれぞれのブースを自分の彩りでたっぷり染めて、いわば個展の大集合体のようなダイナミックな展覧会になりました。
プロフェッショナルであるとかアマチュアであるとか、そういう壁は取り外して、どうやらマグマのような創造の場を熱く共有しているグループに見えますが、これから大きな噴火の季節を迎えるのではないでしょうか。
そんな予感があふれています。
入場無料。30日は午後4時まで。
原田の森ギャラリーは078.801.1591 http://hyogo-arts.or.jp/harada/
30回目を迎えた「ポウ展」です。
「ポウ」とは自由奔放(ジユウホンポウ)の放(ポウ)です。
パワフルという修飾語がカシラにつく国際的な画家・栃原敏子さんが主宰する美術グループの展覧会です。
かつて、芸術はバクハツだ、といったシュルレアリスムの大将がいましたが、じっさい、トチハラ・サークル43人のバクハツです。
なんとも多彩で、幅の広い顔ぶれです。
繊細な音楽が聴こえるような足立朱麻(みま)さんの明るい色彩、快い幻視に導くコウノ真理さんの大きな空間、それらすでにくっきりと自分の世界を確立しているメンバーがいます。
荒木きよこさんの白への挑戦、伊藤みえこさんの黒への挑戦、大塚温子さんの青への挑戦、そのように大きな転回のまっただ中にあるメンバーもいます。
榊原メグミさんのように作品の展示ばかりでなく、この機会にワタシも精一杯楽しんでやろうと、日々のライブで作品空間の増殖を試みているメンバーもいます。
そしてむろん自分の世界を見いだそうと苦闘を重ねている模索中のメンバーもいるのです。
年齢の幅も美術専攻の学生から、還暦を超えてなお新たな実験に向かうベテランまで、これはおそらくだれの想像も及ばない大きさでしょう。
それぞれがそれぞれのブースを自分の彩りでたっぷり染めて、いわば個展の大集合体のようなダイナミックな展覧会になりました。
プロフェッショナルであるとかアマチュアであるとか、そういう壁は取り外して、どうやらマグマのような創造の場を熱く共有しているグループに見えますが、これから大きな噴火の季節を迎えるのではないでしょうか。
そんな予感があふれています。
入場無料。30日は午後4時まで。
原田の森ギャラリーは078.801.1591 http://hyogo-arts.or.jp/harada/