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ブログ版 シュプリッターエコー

貞松・浜田バレエ団 創作リサイタル32

2021-03-20 23:27:00 | 舞踊
貞松・浜田バレエ団の「創作リサイタル32」が神戸文化ホール(中ホール)で開催されました。
上演作品はイリ・キリアン振付「Falling Angels」、コーラ・ボス・クルーセ/ケン・オソラ振付「Of Eden」、森優貴振付「囚われの国のアリス」の三作です。

とりわけ強い印象を残したのはキリアンの「Falling Angels」でした。
8人の女性ダンサーによって踊られる軽妙でユーモラスな雰囲気の作品ですが、不思議と、のっぴきならない≪死≫との戯れ――そんなふうに言い表わしたいものを感じさせられました。

後日「シュプリッターエコー Web版」により詳しいご紹介を掲載したいと考えています。


昨年3月の同バレエ団の「創作リサイタル31」はコロナ・ウィルスの感染拡大の影響を受けて無観客公演となりました。
なかでもアレクサンダー・エクマン振付「CACTI」は鮮烈でした。多くの観客の目に触れ得なかったのは残念なことです。
今年は、まだ座席を一つずつ空けてという形であるにしても、そして感染をめぐる状況はいまだ予断を許さないものだとしても、こうして素晴らしい水準の舞台をじかにみる機会が私たちに解放されたというのは喜ばしいことにちがいありません。
(takashi.y)