じぶんの言ったことを、そんなことを言ったおぼえはないと言いぬけるのは、ふつうの人にはちょっとできないことですけど、麻生さんはまったく平気なんですねえ。
毎度その場しのぎの同じパターン。
今度は、厚生労働省を分割したいという方針を出しておいて、党内外の非難を浴びると、「わたしはヤルとは言っていない」とまた逃げの手。
周囲は、首相がまたブレたと批判してますが、これはブレ程度のことではないでしょう。
言っておいて、それなりに周りの人を動かしておいて、いや言わなかったというんですから、れっきとしたサギですよ。
厚生労働大臣の舛添さんに国民の人気が集まって、これではオイラの求心力がますます弱まってしまうとあわてだした麻生さんが、舛添さんの力を弱めたいがためににわかに厚労省の分割を思い立ったと、そういう見方が出ていますが、もしそうだとしたら、なんと肝っ玉の小さいことで…。
まるでマンガの筋書きみたいな。
権力にすがりつく無能の首相とそのイスをおびやかす有能な大臣の、あまりも見え見えの構図。
でも、まあ、しっかり読むのはマンガだけという首相ですから、そのあたりがほんとうのところかもしれませんが。
しかし、けっこうおもしろいじゃないですか。
サル芝居を見ているようで。
サルって追いつめられると、意外にアタフタするんですよね。
民主党の代表が交代して、ふたたび民主党の人気が上昇しはじめて、やっぱりアタフタしだしたんでしょうかね。
次はどんなサル踊りで笑わせてくださるのでしょう。