しゅぷりったあえこお nano

ブログ版 シュプリッターエコー

奇跡の逆襲劇

2016-07-31 21:35:00 | 阪神タイガース
 金本タイガース、ついに奇跡の大逆襲劇が始まった、のかな?
 猛暑の夏がおもしろくなってきました、ぞな。
 死のロードを、Vロードへ。

新しい歴史の始まり…金本新監督の会見

2015-10-25 19:59:00 | 阪神タイガース
 金本新監督の就任の会見をTBSの中継で見ましたよ(10月19日)。
 やっぱりスジガネ入りという感じ。
 見てるほうまで緊張しました。

 金本監督が話したことは、次の三点だと受け取りました。
 その一は、なにより大事なのは、まず試合に勝つ、ということ。
 チームの再建も緊急の課題だが、再建は勝ちながら進めていく、というわけです。
 その二は、勝利と再建に向けて監督が率先して進むということ。
 監督がまっすぐに進んでいけば、選手たちも監督の背中を見て全力でついてきてくれるはず、とそう堅く信じているとの表明です。
 その三は、勝つことに情熱をそそげない選手は去れ、ということ。
 新監督はこれをもっとやわらかな言葉で言いましたが、その真意はぬるま湯に浸かってきた選手たちに真っ向からカツを入れるものでした。

 とにかく勝つこと、その一点へ向けてあらゆるプランを組み立てていくというその姿勢は、実に明快なものでした。
 一語一語に強い響きがありました。

 ぼくはこれを通院のベッドの上で見てましたが、ちょうど看護師さんが血圧を測りにきて、なんと一八〇の最高値を記録。
 ぼくなんかファンの端っこの端っこに過ぎませんから、そんなにまで緊張することはないのですが、しかしやっぱりわがことみたいに…。

 裏のエピソードにもすごいのが。
 会見が終わって、新監督を真ん中に球団社長やオーナーが恒例の写真撮影をすることになったんですね。
 「金本さん、笑ってください」とカメラマンが求めたのはいつものことで、じっさい、この手の写真はみながにこやかな笑顔になって、翌日の朝刊に掲載されるものなのです。
 それを無視するかのように、黙ったまま表情を崩さないでいる金本さん。
 ふたたびみたび笑顔を催促するカメラマン。

 すると、とうとう金本さんが言ったのです。
 「ぼくは笑えません」
 びくっとしたのはカメラマンと記者たちです。
 こんなにもまともにはねつけられたのは、だれにも初めてだったことでしょう。

 
 苦難覚悟の門出の日です。
 つくり笑いのサービスなど、安っぽい欺瞞(ぎまん)でしかありません。

 このエピソードはなによりも雄弁に、金本新監督の真剣な決意を語っているように思えます。
 そして、漫然と繰り返されてきたあいも変わらぬ定番(ルーティーン)と馴れ合いへの勇気ある決別を。

 たしかにタイガースの新しい歴史の始まりです。

 (追伸;かくして翌20日には、これ以上ないほどに緊張した面持ちの球団首脳がしゃっちょこばって並んんでいる、そのような前代未聞のハードな写真がスポーツ各紙に掲載されたわけでした)

金本新監督の誕生―ファンの皆さんおめでとう

2015-10-18 19:49:00 | 阪神タイガース
 タイガースに金本新監督が誕生しました。
 ぼくらファンのあいだではもう、今シーズンが始まってまだ間なしのころから、金本さんが監督になってくれたらいいのになあ、って話し合っていたんです。
 でもまあ、阪神球団の経営陣(フロント)には、そんな大胆な手は打てないだろうから、これはただの夢で終わってしまうね、って。
 ところが、球団はその夢の手を打ったのです。
 びっくりしました。
 阪神球団もなかなかやるじゃないですか。

 すぐのリーグ優勝はむりだとしても、金本監督になると、ひとつひとつのゲームがきっとおもしろくなるでしょう。
 ここのところ、真弓監督にしても和田監督にしても、試合運びにワクワクするようなものがほとんどありませんでした。
 いつも後手後手に回ってしまって、結局は場当たり的な作戦(それじゃ実際のところ作戦とはいえませんが)に追い込まれてしまうのです。
 どの試合も監督のやりたいことがファンにはサッパリわからないまま終わってしまう、その繰り返しの夜々でした。
 腹を切る覚悟をしてもこうやりたい、というような強い意志が、たぶん監督のほうにもともとなかったのでしょう。

 金本監督はおそらくその辺ははっきりしていて、早晩くっきりと金本野球を打ち出してくれるのではないかと思います。
 理想の野球がシーズン始めからそううまくいくとは思いませんが、一試合一試合がしっかりと方向を定めて戦われれば、航路をあやまたずに飛ぶ渡り鳥の群れさながらに、美しい飛行が夜ごと甲子園に現われることでしょう。
 そのような美しい野球を見ることができたなら、多くのファンがゲームをもっと深く理解するようになりますし、心からの喝さいを送るだろうと思います。

 それに金本さんのキャラクターで甲子園球場が明るくなること、これはもう請け合ってもかまいません。
 和田さんはどちらかというと球場に暗い空気を誘いこんでいたように思います。
 一塁に出れば決まってバント、それでなければライトへ短打。
 これではどうも、スタンドは窮屈でしかたがありません。

 金本さんには身についた花がありますが、ゲームにもきっと花が匂うでしょう。
 それにつられて、選手たちもきっとそれぞれの花を咲かせることになるでしょう。

 さて、ファン仲間のそのときの話では、金本監督と、それから矢野ヘッドコーチ、下柳ピッチングコーチがベンチワークの理想の陣容だ、ということになりました。
 タイガースを優勝に導いた三人組をずらり作戦本部に並べようというわけです。
 三人がヒーローになってお立ち台にそろって立った、あの甲子園の興奮の夜を熱く語りながらのことでした。
 でも、実際に金本監督が誕生した今は、この陣容はちょっとムード先行に過ぎるかな、という気がしていないでもありません。
 そこは金本監督がじっくりと考えて、チーム再建へ堅実なスタッフを練っていかれることでしょう。
 その上で三人の顔がベンチに並ぶようなことになるのなら、もうそれ以上の幸福はないですが。

外国人選手でダメになる日本の野球

2015-10-04 18:55:00 | 阪神タイガース
 アメリカ大リーグとその下部のリーグから安易に選手を連れてくるようになって、日本のプロ野球はいよいよ面白くなくなってきたように思います。
 ペナントレースが大味になり、中のプレーも荒れてきました。
 外国人選手が打てば勝つし、打たなければ負ける、そんな味気ないゲームがこんなに続けば、プロ野球人気も先が見えてきた感じです。

 とりわけ今年のタイガースは、外国人を軸にしたチーム編成でしたから、そのマイナスの影響をいちばん大きく受けました。
 打撃の中核にゴメス選手とマートン選手、そして投手陣もメッセンジャー選手を柱に置いていたのです。
 三人とも去年の成績が抜群でしたから、監督やコーチの過大評価にも無理からぬ面があったともいえますが、相手チームもとうぜん必死で対策を考えてくるのです。
 それに対して三選手は去年の成績にアグラをかいて、漫然と公式戦を迎えたようです。
 目をおおいたくなるような不振が続き、ゴメス選手などは東京ドームでついに1点の打点もあげられないテイタラク、これがジャイアンツに負け続ける大きな原因になりました。

 とくにシーズン終盤、胸突き八丁でのマートン選手とゴメス選手の気のないプレーは、ファンをうんざりさせるほどでした。
 かれらはけっきょく出稼ぎ選手でしかないのです。
 調子がよければ打つけれど、悪ければ流れにまかせてただ凡退を繰り返すだけ。
 どこまでも自己中心で、本音の本音のところでは優勝など知ったことではないのです。
 まさに終盤の終盤に福留選手がゴメス選手の代わりに四番に入ったときの、あのナインの締まりよう、あれを見れば、かれらがチーム内部にどれほどの悪影響を広げていたかもわかります。
 シーズンの序盤では、打ち込まれたメッセンジャー投手が、悔しさを出すどころか、他人ごとのように笑いを浮かべて、これもファンの顰蹙(ひんしゅく)を買いました。

 
 もういいかげんに外国人だのみのチームづくりから脱皮しなければ、プロ野球はほんとうにだめになってしまうでしょう。
 日本は日本人の心と風土から生まれた独自の繊細な野球をもっと大事にしなければいけません。


フラフラ首位

2015-09-07 22:47:00 | 阪神タイガース
 タイガースがフラフラしながらもなんとか首位を保っています。
 どのチームも決め手がないまま、ドングリの背くらべ状態で最後までいくのでしょうね。

 ゴールのところでひょいと半歩前へ足を出したところが優勝?

 まあ、9月になってもまだ優勝に可能性があるというのは、考えようによっては、シアワセなことで。

甲子園ガラガラで危機感?

2015-07-05 20:57:00 | 阪神タイガース
 プロチームの目を覚まさせるには、百の小言を並べるより、やっぱりシンプルな実力行使がいちばん効くのかもしれません。
 野球ファンのシンプルな実力行使とはなんでしょう。
 それは球場をガラガラにすることです。

 五月から六月にかけてのタイガースのぶざまな試合で、さすがの甲子園球場もとうとう観客が減り始めて、交流戦の第一カードのイーグルス戦ではついに3万人台に落ち込みました。
 パ・リーグの球場だと3万人は大入りですが、熱狂的ファンが押し掛ける甲子園ではこれは異例の寂しさです。
 巨大なスタンドは見るからに歯が抜けたようになりました。
 球団の経営陣にも現場の監督・選手にも危機意識がみなぎったのは言うまでもありません。

 そして突然チームの戦い方が変わったのです。

 底まで落ちて、和田監督ももうあれこれ気遣うこともなく、かえって大胆な決断ができるようになったと、そういうこともあったかもしれません。
 思い切って打順の組み換えに踏み切りました。
 福留選手を3番に上げたのは、その新機軸を象徴する出来事です。

 個々の選手も目に見えてプレーに真剣に取り組むようになりました。
 打順を移されたマートン選手が、そこでバットを格段に鋭く振るようになったのも、その例です。

 
 すると実に勝負事は正直で、チームは徐々に順位を上げ、7月5日現在、なんと首位を守っています。
 今年のセントラルはまったくドングリの背比べで、順位もネコの目みたいに変わりますから、これで先が保証されたわけでは毛頭ありませんが、それでも夏初めのネボケトラに比べたら、まさに隔世の感なのです。

 良薬口に苦し、とはまことによく言ったものですね。

 しかしこの覚醒状態がいつまで続くか。
 また甲子園球場をガラガラにしないといけないようなチンタラゲームに戻るのか。
 いまのところそれは神のみぞ知るの世界ではありますが。

スタンドから和田批判の大合唱

2015-05-24 23:07:00 | 阪神タイガース
 ベイスターズとの試合中にタイガースのファンの中から和田批判の大合唱が起こりました(24日、横浜)。
 四回表、タイガースの攻撃中のことです。
 2アウト走者なしから9番打者の桑原投手が打席に向かおうとしたところ、レフトスタンドでウォーッと地響きのような“大カン声”が起こったのです。

 むろん桑原投手への声援ではありません。
 この日のタイガースは一回表にいきなり3点を入れて、幸先のよいスタートを切ったのですが、先発の岩貞投手がたちまち4点を失い、急きょリリーフに立った桑原投手もふがいない投球で1点を奪われていたのです。
 そんなたよりないピッチャーをそのまま打席に送る和田監督の策の無さに、ファンがとうとうゴウを煮やして不満の叫びをあげたのでした。

 ABCラジオの解説を担当していた有田さんも「こんなの、わたしは初めて見ました」と驚くほどの心の爆発だったのです。

 タイガースのオールドファンの生き残りにとって、最近のファンの従順さはまさに隔世の感があります。
 タイガースを日本一に導いた元監督の吉田さん(現解説者)も「今のお客さんはおとなしいですなア」と、いくらか皮肉が混じっているような口調で述懐しておられました。
 けれど、どうやらカンニン袋も限界に近づいているようです。

 阪神球団の経営者には、伝統的にファンをナメているようなフシがあります。
 負けてもファンは来るさ、とタカをくくっているように見えてしかたがないのです。
 むしろ本心では優勝してほしくないと思っているようにさえ感じられます。
 球場にお客さんがたくさん入って、そのうえ優勝しないで終わったら、選手の年俸も上げなくてすみますから、球団まるもうけですからね。
 そういう球団の空気に和田監督もすっかりつかってしまっているんじゃないですか。

 しかし、こんなナメた試合をいつまで続けられるものなのか。
 働いたおカネのほとんどをタイガースの応援につぎ込んでいる熱烈なトラファンをぼくも何人か知ってますが、この人たちを本気で怒らせたら甲子園球場もたちまち批判のるつぼになるでしょう。
 いいかげんに、ちゃんとしたゲームをしないと。

女神さまが微笑を送る関本選手

2015-05-21 21:28:00 | 阪神タイガース
 今シーズンの関本選手は不思議な星の愛を受けているようです。
 打つほうはあまりかんばしくないのですが、ヤマ場できわどくフォアボールを選んだり、デッドボールをぶつけられたりして、チームを勝利へ導いているのです。
 きょうのジャイアンツ戦でも、この神話は生きていました。

 1点のビハインドで迎えた8回の裏。、
 ヒットで出た福留選手(代走・上本選手)を二塁に置いて、代打で出た関本選手はまるでジャイアンツの投手に魔法でもかけたようにまたまた四球、満塁への足がかりを作ったのです。
 関本選手の死四球がしょちゅう満塁に絡むのも今シーズンの不思議です。
 そのあと代打新井選手の同点犠飛、続く一番鳥谷選手タイムリーで計2点。
 これが決勝点になりました。

 タイガース2-1ジャイアンツ(甲子園球場)

 関本選手はタイガースのなかでもベテラン中のベテラン内野手です。
 好選手の定評はありながら、その年その年の内野布陣のからみから、レギュラー定着にはいつも微妙な位置にありました。
 けれど決して腐ることなく、一試合一打席の代打稼業でしばしば劇的な仕事をしてきました。
 かれの口ぐせの「必死のパッチ」は、そのガケっぷちの生きざまにピッタリの言葉です。

 まさしく苦労人だといえるでしょう。 
 今年の不思議なめぐり合わせは、そんなかれへの女神さまの微笑のように思えるのです。

 ベテランでありながらひたむきにゲームに打ち込む関本選手。
 そんな選手がいるチームなのです、タイガースは。
 一球一球に全員一丸となってもっと誠実に試合を運んでもらいたいと思うのです。

末期症状

2015-05-19 21:19:00 | 阪神タイガース
 無残ですなあ、ばらばらになってしまったチームというのは。
 タイガース0-8ジャイアンツ(甲子園球場)
 ただ漫然と打席に立ち、ただ漫然と守るだけ。
 からっきし安打が出ないし、守ってはミスだらけ。

 いまは評論家になっておられる元監督の岡田さんがきのうのデイリースポーツに書いておられました。
 「タイガースはひとつの方向を向いてない」
 そのとおり。
 空中分解。

 和田監督は打順を組み替えてトップバッターにマートン選手を据えましたが、そんな小手先の細工ではねえ。
 そんなことしかできない悲しさ。
 五月にして早くも末期症状。
 どうします?

ユルフン監督のダラゲーム

2015-05-17 21:06:00 | 阪神タイガース
 チームにもう緊張感というものがないですね。
 ドラゴンズ6-1タイガース(ナゴヤドーム)
 ピッチャーもフォアボールの連発なんですから。

 4回裏、ドラゴンズの攻撃。
 タイガースの岩崎投手はトップバッターの荒木にストレートの四球を与えると、続く二人の打者にも連続四球。
 あれで一軍のピッチャーですかね。
 無死満塁にしてしまって、ふたつの当たりそこねの内野ゴロで、あっというまに3点献上。
 プロの野球じゃないですよ。

 ユルフン監督のユルユルナインのダラゲーム。
 ここまでバラバラになっちゃったのを、どう立て直しますかねえ。
 9割がた、もうムリじゃないですか。