「六甲のおいしい水」(2リットル入り)が六甲山の水ではなかったんですねえ。
わが家では六甲山の水だと信じて、ずっとケースで買ってきてたんですけどねえ。
ハウス食品(本社・東大阪市)にだまされ続けてたんですねえ。
まだケースに何本か残ってますよ。
いいツラの皮ですよ。
昔、灘区にある「六甲の水」の取水場近くに住んでましてね。
ハウス食品がその場所を買い取る前は、そこに小さな牛乳の工場があったんです。
もし牛乳屋さんが、牛乳を売るより水を売ることを考え付いていたら、大もうけをしていたのに、と近所ではワイワイ言ったものですよ。
まあ、神戸に住んでますからね、六甲の水には愛着があるんです。
神戸市の水道水は今ではほとんどが淀川から引いてきた水ですけど、昔のコーベ・ウォーターへの郷愁はまだ強いですからねえ。
神戸の市民のなかには「六甲のおいしい水」の愛飲者は多かったと思いますよ。
それをいいことに、ハウス食品は取水場を西区の方へ変えてからも、まだそれを六甲の水と称していた。
実はカミさんがだいぶん前から「最近の『六甲のおいしい水』はおかしい」と言い始めていたんですよ。
「冷やせばおいしいように感じるけど、常温だと水道水と変わらない」というんですね。
わが家では水道の蛇口に簡易な浄水器をつけているんですが、その水とまったく同じだというんです。
ぼくはそんなことはないだろうと思っていたんですけど、カミさんのほうが正しかったというわけです。
またひとつ、カミさんに頭のあがらないことがふえました。
船場吉兆の例にも見られるように、今の時代、食品の偽装は会社の存亡にかかわりますからねえ。
一つの商品の偽装は、その商品だけにとどまらず、そのように消費者を裏切ってももうければいいという感覚が会社全体にはびこっている、そういう社風のあかしになりますからねえ。
ハウス食品ももうあぶないんじゃないですか。
すぐコケることはないにしても、ゆっくり解体していくんじゃないですか。
お客へのごまかしをやればどうしても従業員の士気も下がりますし、となると、内部告発が続かないともかぎりませんし。
わが家では六甲山の水だと信じて、ずっとケースで買ってきてたんですけどねえ。
ハウス食品(本社・東大阪市)にだまされ続けてたんですねえ。
まだケースに何本か残ってますよ。
いいツラの皮ですよ。
昔、灘区にある「六甲の水」の取水場近くに住んでましてね。
ハウス食品がその場所を買い取る前は、そこに小さな牛乳の工場があったんです。
もし牛乳屋さんが、牛乳を売るより水を売ることを考え付いていたら、大もうけをしていたのに、と近所ではワイワイ言ったものですよ。
まあ、神戸に住んでますからね、六甲の水には愛着があるんです。
神戸市の水道水は今ではほとんどが淀川から引いてきた水ですけど、昔のコーベ・ウォーターへの郷愁はまだ強いですからねえ。
神戸の市民のなかには「六甲のおいしい水」の愛飲者は多かったと思いますよ。
それをいいことに、ハウス食品は取水場を西区の方へ変えてからも、まだそれを六甲の水と称していた。
実はカミさんがだいぶん前から「最近の『六甲のおいしい水』はおかしい」と言い始めていたんですよ。
「冷やせばおいしいように感じるけど、常温だと水道水と変わらない」というんですね。
わが家では水道の蛇口に簡易な浄水器をつけているんですが、その水とまったく同じだというんです。
ぼくはそんなことはないだろうと思っていたんですけど、カミさんのほうが正しかったというわけです。
またひとつ、カミさんに頭のあがらないことがふえました。
船場吉兆の例にも見られるように、今の時代、食品の偽装は会社の存亡にかかわりますからねえ。
一つの商品の偽装は、その商品だけにとどまらず、そのように消費者を裏切ってももうければいいという感覚が会社全体にはびこっている、そういう社風のあかしになりますからねえ。
ハウス食品ももうあぶないんじゃないですか。
すぐコケることはないにしても、ゆっくり解体していくんじゃないですか。
お客へのごまかしをやればどうしても従業員の士気も下がりますし、となると、内部告発が続かないともかぎりませんし。