しゅぷりったあえこお nano

ブログ版 シュプリッターエコー

ハウス食品さん、アンタも偽装!

2008-06-19 18:54:00 | くらし、商品
 「六甲のおいしい水」(2リットル入り)が六甲山の水ではなかったんですねえ。
 わが家では六甲山の水だと信じて、ずっとケースで買ってきてたんですけどねえ。
 ハウス食品(本社・東大阪市)にだまされ続けてたんですねえ。
 まだケースに何本か残ってますよ。
 いいツラの皮ですよ。

 昔、灘区にある「六甲の水」の取水場近くに住んでましてね。
 ハウス食品がその場所を買い取る前は、そこに小さな牛乳の工場があったんです。
 もし牛乳屋さんが、牛乳を売るより水を売ることを考え付いていたら、大もうけをしていたのに、と近所ではワイワイ言ったものですよ。

 まあ、神戸に住んでますからね、六甲の水には愛着があるんです。
 神戸市の水道水は今ではほとんどが淀川から引いてきた水ですけど、昔のコーベ・ウォーターへの郷愁はまだ強いですからねえ。
 神戸の市民のなかには「六甲のおいしい水」の愛飲者は多かったと思いますよ。
 それをいいことに、ハウス食品は取水場を西区の方へ変えてからも、まだそれを六甲の水と称していた。

 実はカミさんがだいぶん前から「最近の『六甲のおいしい水』はおかしい」と言い始めていたんですよ。
 「冷やせばおいしいように感じるけど、常温だと水道水と変わらない」というんですね。
 わが家では水道の蛇口に簡易な浄水器をつけているんですが、その水とまったく同じだというんです。
 ぼくはそんなことはないだろうと思っていたんですけど、カミさんのほうが正しかったというわけです。
 またひとつ、カミさんに頭のあがらないことがふえました。

 船場吉兆の例にも見られるように、今の時代、食品の偽装は会社の存亡にかかわりますからねえ。
 一つの商品の偽装は、その商品だけにとどまらず、そのように消費者を裏切ってももうければいいという感覚が会社全体にはびこっている、そういう社風のあかしになりますからねえ。

 ハウス食品ももうあぶないんじゃないですか。
 すぐコケることはないにしても、ゆっくり解体していくんじゃないですか。
 お客へのごまかしをやればどうしても従業員の士気も下がりますし、となると、内部告発が続かないともかぎりませんし。

地球の傷をいやそう

2008-06-15 23:42:48 | 地球
 東北の大地震、中国の大地震そして大洪水…、ハリケーンやサイクロンや竜巻や干ばつや、地球がかつてなく荒れ狂っています。
 でもこれはまだ序の口でしょう。
 ますます災害は大きくなって、ますます多くの人が死ぬでしょう。
 多くの人が傷つくでしょう。
 人類は地球の怒りに対処するために手をつながないといけません。

 地球の傷をいやすこと。
 それが今世紀の人類共通の倫理です。
 地球を荒廃に導くもの、それこそが悪なのです。
 なにも物理的な面だけのことではありません。
 精神的な意味でもです。

 精神的な意味とは、地球のことを大切に思うあたたかい心のことです。

 でも、これは人間がどれほど賢明になりうるか、地球が試しているように思えません?
 賢明になれないなら滅ぼしてしまおうと、そのような決心を地球がかためた、そのあかしのように見えません?

復活をとげた桧山選手

2008-06-06 01:01:43 | 阪神タイガース
 今シーズンの桧山選手の復活は感動的ですね。
 野球人生の最後を一刀必殺のピンチヒッター稼業に賭けているという感じがひしひしと伝わってくるでしょう。
 今夜のソフトバンク戦(甲子園球場)でも八回裏の無死満塁の場面に登場して、きっちり2点タイムリーを打ちました。

 去年は力の衰えがまざまざと見えて、もう引退だろうとみんなが思っていました。
 チャンスにピンチヒッターで出てきては凡打を繰り返す姿には痛々しいものさえありました。
 ところが今年はタイムリーを積み重ねて、阪神の首位独走に大きく貢献しています。
 バットを短く持って、シャープに振り抜くすべを体得したのです。

 全盛期には阪神の主軸を打った選手です。
 ライナー性の美しいホームランは桧山選手ならではのむしろ華麗ともいえるラインでした。
 それが、プライドを捨てて、バットを短く構える決断をしたのです。
 深い決断だったと思います。

 ヒーローインタビューに立った桧山選手は「公共の電波をお借りして申しわけないですが」と前置きして、この日誕生日を迎えた小学生の長男に「おめでとう」とメッセージを送りました。
 全力で闘っているパパの全力のメッセージは息子さんの心に一生響き続けることでしょう。

 それはぼくらの心にも響き続けることでしょう。

バラの神秘 6

2008-06-03 18:41:37 | 引用
 ギリシャのクレタ島にある紀元前1500年ごろに描かれたと考えられているフレスコ画には、色彩をほどこした薔薇が描かれ、絵画に描かれた最古の薔薇と言われている。
 この薔薇は、小アジアのダマスカス辺りからエーゲ海のロードス島を経てもたらされた。
 ロードス島とは、紀元前408年に成立したギリシャの古代都市だが、その語源はギリシャ語で薔薇を意味するロドンから名付けられた。
 それゆえここでも、薔薇が栽培されていたと考えられている。
    (蓬田勝之著「薔薇のパルファム」から)