しゅぷりったあえこお nano

ブログ版 シュプリッターエコー

和田さん、あせらずに

2011-10-30 22:45:00 | 阪神タイガース
 和田さん、緻密(ちみつ)な頭脳で、タイガースをピリッとからいチームに育て上げてください。
 二塁手として堅実なプレーを続け、とても切れ味のいいバッティングでチャンスをつくった、あの現役時代のシャープな姿をぼくらははっきり覚えています。
 そして、野球への誠実な取り組みも。

 あの線でやってください。

 スポーツ紙のなかには、昔の村山監督(投手出身)やこの前の星野監督(同)のように、闘志をむきだしにしてほしい、と書いているものもありますが、そんな発言に耳を傾ける必要はありません。
 がんらい内野手というのは、緻密で、静かな人が多いのです。
 かつてタイガースを優勝に導いた吉田さんしかり、優勝直前までいった中村さんしかり。
 名監督の一角に置かれる元ジャイアンツの名ショート広岡さんしかり。
 長嶋さんは例外です。
 あのひとはいつも例外です。

 和田さん。
 自分のカラーでやってください。
 あなたがシンの強い人であることは、タイガースファンならみんな知ってます。
 なるほど、とうなずける采配(さいはい)をされることでしょう。
 漂流状態のタイガースを航路に戻されることでしょう。

 どうか、あせらずに。

祝優勝、タイガース

2011-10-25 19:09:00 | 阪神タイガース
 広島での対カープ戦で今年のタイガースの全ゲームが終了しました。
 4位、つまり、思ってもみなかったBクラスでした。

 でも、さあ、これから来年の3月までは、タイガースの季節です。
 向こう5カ月間、スポーツ新聞の第1面には連日、景気のいい話がバンバン掲載されるでしょう。
 毎日毎日、優勝騒ぎが続きます。

 試合さえしなければ、タイガースは最強なのです。
 完璧に優勝できるのです。
 常勝なのです。

 タイガース、ばんざい。
 祝優勝、タイガース。

 冬のタイガースは強いのです。

真弓さん、ご苦労さま

2011-10-22 21:33:00 | 阪神タイガース
 甲子園球場での今年の最終戦がベイスターズを相手に行われました(10月21日夜)。
 試合が終わって、球場全体からマユミ・コールが起こりました。
 真弓監督もこれには驚いたようです。
 おそらくムチをもって追われるような気持ちでいたでしょうから、ファンからの最後の温かい大合唱は、監督には意外なことだったに違いありません。

 タイガースファンというのは、監督の試合運びには露骨な批判を行いますが、一方ではタイガースの監督という仕事がどんなに大変なものなのか、それも知っているのです。
 真弓監督の3年間は、ちょうどベテランの力がピークを越えて、急降下へ転じる時期に重なってしまいました。
 ちょうど世代の交代期にあたったわけです。
 このような難しい時期を上手に乗り切れる監督など、めったにいるものではありません。
 そのことはファンも心の底ではじゅうぶん知っているのです。

 球場全体を揺るがすほどのマユミ・コールは、その心の底が最後になって表に現われたということです。

 試合に負けて、バカヤローと怒鳴るファンは、しばしば怒鳴りながら、心の底で、自分はこんなにタイガースのことが好きやのに、なんでそれにこたえてくれへんのや、とまるで恋に破れたひとのように訴えているのです。
 バカヤローは、大好キヤ、と全く同じ意味なのです。
 タイガースファンは根っからの二重人格者の集団です。

 真弓さん、ほんとうにご苦労さまでした。
 これからもタイガースの発展のために力を貸してください。

朝日放送の金まみれ企画

2011-10-18 19:37:00 | 阪神タイガース
 ABC朝日放送で、いま阪神―ヤクルト戦(甲子園球場)を聞いているんですけどね。
 午後7時40分現在、もうヤル気のないタイガースはノラリクラリの館山投手に抑えられて、4-0でリードされてるんですが…。
 まあ、真弓監督の解任も決まって、チームは漂流状態ですから、どうしようもないんですがね。

 
 ところで、この朝日放送がスペッシャル企画と称して、タイガースが長打を打つたびにリスナーに賞金を出してるんです。
 二塁打には1万円、三塁打には2万円、ホームランには3万円。
 なんかスゴイ企画をやってるみたいに、アナウンサーは大ハシャギなんですが。
 まあ、金まみれ列島のことですから…。

 けど、なんかイヤですねえ。
 プロ野球っていったって、やっぱあ、スポーツですからねえ。
 まあ、アマスポーツでも、今はオリンピック見ればわかるように、金まみれは金まみれなんですけど。
 でも、あんまり露骨なのは、どうも。
 品位がなくて。
 タイガースの試合聞きながら、心がよごれていくようで。

 
 救いなのは、タイガースの打線がサッパリ打てなくて、長打なんかまったく出そうにないことですが。
 いまのところ、選手も空振り、企画も空振り。
 もう負けてもどうってことないですから、このまま空振りで終わってほしい、と。

 老トラファンのクダですかねえ。

年金のハギ取りたくらむ野田首相―死神の法律

2011-10-02 17:40:00 | セイジ
 野田首相の新しい政府が厚生年金の制度を変えようとたくらんでいます。
 これからは夫と妻の立場を平等に扱います、と表向きはなにかいいことのように見せていますが、裏があります。
 夫と妻のどちらかが死んだら、死んだのをいいことに,、年金の半分をハギ取ってしまおうというのが裏に隠されているコンタンです。
 こんな法案を出そうともくろんでいる民主党の新政府には、もうがっかりです。

 ここ十年くらい、ぼくはずっと民主党を応援して、衆参両院の選挙でも地方議会(兵庫県議会、神戸市議会)の選挙でも民主党の候補に投票してきましたが、次の選挙からはもう止めです。
 自民党がこの法案をつぶしてくれる方向に動くなら、これからは国政でも地方議会の選挙でも自民党に投票します。

 神戸新聞の報道(9月30日)によりますと、厚生労働省(小宮山大臣)がねらっている改革というのは次のようなものです。
 まず各家庭に支払われる金額ですが、それは今の額のまま変わりません。
 ただその内わけが変わります。
 今はたいがいが夫に全額が支払われ、妻(専業主婦)はそれに乗っかる形になっています。
 それを、夫と妻に平等な権利を認めて、半額を夫に、半額を妻に支払う形にするというのです。
 家庭は夫と妻がいっしょに支えるものだという今日の考えからは、進歩のように見えるでしょう。
 しかしその進歩をよそおって、じつは裏に実生活の退歩を隠しているのです。

 夫婦がともに生きている間は、受け取る金額が今と同じなわけで、何も変化はありません。
 ですが、一方が死んでしまうと、その死んだ夫あるいは妻の年金がそこで消えてしまいます。
 今の金額の半分をハギ取ろうという仕掛けです。

 夫が残った場合は、きっちり半分がハギ取られてしまいます。
 妻が残った場合でも、今なら遺族年金として全額の四分の三が支払われますが、それが四分の二(二分の一)に減らされてしまうのです。
 夫か妻が死ぬのを待って、それをいいチャンスに、半額を召し上げようというわけです。
 死神が考え出したような法律です。

 ぼくの場合にあてはめますと、年金が一カ月で20万円そこそこですから、それが10万円ちょっとに減額されてしまいます。
 借家住まいをしてますから、家賃を払うと、月々2万円ほどで生活しなければなりません。
 電気代、ガス代、水道代、保険料、医療費(ぼくは持病で週3回の通院です)と月々の必要経費を数えていくと、もう食うや食わずという状態になるのです。
 連れを失った悲しみもそこそこに、安いアパートを探すために奔走し、転居に忙殺され、あすからどう食べ、どう着ていくか、もうとほうに暮れるほかありません。

 どうせ、高給取りの厚労省の官僚が考え出したことでしょう。
 庶民の生活の実感など、考えてくれといっても、どだい無理なことでしょう。
 しかしそんなものをそのまま出させる野田首相の感覚っていうのも、庶民からずいぶんかけはなれたものに思います。

 まあ、野田さんていうお人、自分は十分に裕福なお育ち(父は高給取りの自衛官)なのに、まるで貧乏な家の出であるかのような、お涙ちょうだいの演説をして、それで首相になった人ですから。
 ドロの中をはうドジョウのように刻苦勉励(こっくべんれい)、一歩一歩ここまで来たというようにしゃべったら、日本の庶民にはウケるだろう…。
 きたない、というよりむしろ、いやしい下心。
 それにしても、まあ、日本の国民のほとんどが(もちろんぼくも含めてです)その三文芝居にあっさりだまされたんですから、おひとのいいこと…。

 こんな悪法、ぶっつぶさなければならんでしょう。
 もし自民党がぶっつぶすほうに回るなら、ぼくは民主党から自民党へクラ替えです。
 仲間からヒヨリミって言われたって、かまいません。
 背に腹が代えられるものですか。