しゅぷりったあえこお nano

ブログ版 シュプリッターエコー

悪魔のダンスが始まった―新型インフルエンザ

2009-04-30 23:04:00 | 社会
 恐れていたことが、いよいよ現実になってきました。
 新型インフルエンザ(豚インフルエンザ)が世界に広がりつつあることは、もう間違いありません。
 日本に上陸するのも時間の問題でしょう。
 いやむしろもう上陸していると考えたほうが自然でしょう。

 人間みんなが「死」を直視しながら生きる、長い季節が始まるわけです。
 確率の上では、どうしても先進国よりも極貧国や途上国に、富裕層よりは貧困層に犠牲者が多く出ることになるでしょうが、それはあくまで統計上の数字の問題で、ひとりひとりの個人にとっては、死んでしまうか生き残れるか、それは五分五分のことですから。

 でも、考えれば、人間というのは「死」を恐れ、「死」を見つめながら生きるのが、もともとの姿なのかもしれません。
 20世紀の世界大戦のあと、ぼくたちの日常の視界からは「死」が遠ざかり、「死」が隠され、そんななかで社会には傲慢(ごうまん)と享楽(きょうらく)の気分がはびこってきました。
 金にまかせてやりたい放題の人間がふえ、その金を得るためにはどんな汚い手を使っても恥じない人間がふえています。

 神の罰、というふうにストレートには考えられませんが、なにかしら、このままでは済まないだろう、という思いは、みんなの心の底にはあったのではないでしょうか。

 あたかもやりなおしを促すように、「死」が面前に現われたのです。
 威儀(いぎ)を正して、立ち向かわなければなりません。
 謙虚に立ち向かわねばなりません。

 悪魔のダンスが始まりました。
 しかし、人間が人間に戻るときです。

眠狂四郎の開眼―鳥谷選手

2009-04-28 00:45:00 | 阪神タイガース
 タイガースの眠狂四郎がいい男になってきましたねえ。

 えっ、そんな男いたかって?
 鳥谷選手のことですよ。

 だって、眠狂四郎でしょう。
 バッターボックスでいつも半眼で構えていて…。

 きょうの対ベイスターズ戦(倉敷)でも2安打の2得点。
 勝利に大いに貢献しました。

 去年まではちょっと頼りないバッターでしたけど。
 つい、手だけで打ちに出るようなところがあって。
 もともと当てるのがうまいので、器用さに流れるところが、ね。
 でも、今年は腰がしっかりと入っていて、そこからグイと。
 ほれぼれするような形ですよ。

 開眼したんですね、きっと、剣に。

 立派な三番バッターができました。

 新井選手もいよいよ本来の姿に戻ってきたし。
 メンチ選手は二軍降格になりましたし。
 つながりができてきて、打つ方はおもしろくなりますよ。

豚インフルエンザ、大丈夫?

2009-04-27 01:13:00 | ノンジャンル
 豚インフルエンザの広がりが不気味ですね。
 麻生さんは、まだ豚インフルエンザの遺伝子が人間から人間に移る構造にはなっていないから、なおしばらく様子を見る、といってますが、大丈夫ですかねえ。

 メキシコから帰国したニュージランドの学生たちたくさんに陽性の結果が出たといってますよ。
 みんなが豚にさわったわけではないでしょう。
 友達から友達に感染したんじゃないですか。
 
 もともと首相はフンドシのゆるいおかたでしょう?
 経済だって、日本にはアメリカやヨーロッパほどの深刻さはないからまだまだ大丈夫と大見得を切ったものの、国際機関(IMF)が調査結果を発表したら、ダントツで日本が最低だったじゃないですか。

 そうなったらそうなったで、麻生さんは今度はヌケヌケと、いつオレがそんなこと言った? という顔をしてますけど。

 いろんなゴマかしのポーズをとりなはれ。
 市民は首相のバカさかげんを忘れません。

 しかし、ジョーダンではなく、豚インフルエンザは手遅れになるんじゃないですか。

 まあ、豚の場合は鳥よりはワクチンが早くできるかもしれませんけど。
 鳥の祖先は恐竜ですから、人類とは全然違う。
 豚は同じ哺乳類で、体の構成も意外に似てるんですよねえ。

メンチ外して3連勝

2009-04-25 23:07:00 | 阪神タイガース
 メンチ選手を外して、それからタイガースは3連勝。
 ひょっとしたらメンチ選手に腎臓の機能障害があるかもしれないということで、公然と喜ぶのは控えてましたが、精密検査で異常がなかったということなので、もう、それ、見たコトカ、と言いたい気分を、待ってました、コウゼンと告白します。

 それ、見たコトカ。

 ちょっと、くどい?

 でも、やっぱり、野球はつながりですからね。

 傭兵は、仕事ができなきゃ、使っちゃダメ。
 生え抜きの選手は、将来のために育てなきゃなりませんから、ときにはシンボウが必要ですが、傭兵は、結局カセギに来てるんですから。
 日本人の選手が大リーグに行くのには、まだヒノキ舞台へのあこがれという精神的要素があるでしょうけど、大リーガーが日本球界にあこがれて来るなんてことは、ないですから。

 日本に来て、チヤホヤされて、それでいくらか日本の野球をバカにして…。
 打てるわけないでしょう。
 そんな傭兵を立ち直らせようと、チームをかけて無駄な努力を続けてですね、いったい何敗しました。

裏六甲のさわやかさ―荒木きよこ展

2009-04-23 17:44:00 | 美術
 荒木きよこ展を神戸・トアロードのTOR GALLERYで見ました。
 六甲山や摩耶山を吹き渡る風がテーマです。

 六甲山も南の斜面は、臨海部の工業地帯や市街地からの濁った風が吹き上げて、聖性を感じさせる地域というのはもうわずかしかありませんが、北の方(裏六甲)は、大々的な開発が進んだとはいえ、まだかなりの自然が残っていて、すがすがしい風がふんだんに渡ります。
 荒木さんはそのような風を抽象画に描きました。

 青や緑や黄色や、そしてときには黒を大胆に使った作品です。
 見るものの心を明るませてくれる絵なのです。

 神戸といえば、都市の中の都市というイメージが圧倒的に強いのですが、そこで田園の空気を掘り起こしているのも、この画家のおもしろいところです。

 まだまだ新しい展開を見せそうで、次の展覧会がまた楽しみな作家です。

ワルキューレを見ました

2009-04-21 19:04:00 | 映画
 トム・クルーズ主演の「ワルキューレ」を三宮駅前のミント神戸で見ました。
 ワルキューレは、ワーグナーのあの大悪魔みたいな巨大な楽劇「ニーベルンクの指環」に出てくる美しく且つ清冽(せいれつ)な戦いの女神たちのこと。
 このタイトルにひかれました。

 映画のスジは、ヒトラー体制下のナチス・ドイツで起こった実際の事件を土台にしています。
 ドイツ軍の中にもヒトラーに批判的な軍人たちがいて、一部の高級将校がヒトラーの暗殺計画を進めるのです。
 ヒトラーが作戦会議を開くその部屋に時限爆弾を仕掛けようというのです。
 その中心人物がトム・クルーズというわけです。

 一般的な歴史の本ではほとんど触れられることのないナチス・ドイツのエピソードです。
 爆発から奇跡的に助かったヒトラーが、神は私に味方している、と豪語してますますドイツを破滅へ向かわせたという、そういう皮肉な側面もある事件で、けっきょく大勢には影響がなかったという判断から小さく扱われてきたのでしょう。

 けれど、けっこう広がりのあるくわだてだったことを、映画で教えられました。
 ベルリン防衛の部隊や警察まで味方に引き入れ、一時はナチ親衛隊の拘束(こうそく)にまで進みますし、失敗が明らかになってからは、かなりの多くの高官が連座のカドで処刑されています。

 ヒトラー一色に見えるドイツ軍のなかにも、ヒトラーに反抗する気概(きがい)の軍人たちがいた。
 それがこの映画のメッセージです。

 悪の帝国のドイツと善の象徴としての連合国の対立―、そういう型どおりの図式への一石ともいえるでしょう。
 監督がユダヤ系だというのも、考えさせられる要素です。

勝ちました

2009-04-18 01:12:00 | 阪神タイガース
 メンチ選手が先発出場して、それでもベイスターズに9-4で勝ちましたねえ(横浜スタディアム)。
 ハハハハハ…。
 まあ、そういうこともありますよね。

 新井選手にもホームラン(3号)が出て。
 まあ、めでたし、めでたし。

 まあ。
 ね。

また、金本だア!

2009-04-17 22:57:00 | 阪神タイガース
 やっぱり、また、金本選手です。
 対ベイスターズ戦の1回にいきなり3ランホームラン(横浜スタディアム)。
 天敵とさえいわれる苦手の三浦投手から勝利を得ました。

 現役時代のジャイアンツの王選手を思い出します。
 ここでは打たないでほしいと、祈る気持ちで見てますとね、きっちり打たれるんですよ。
 金本選手を迎えたときの、相手チームのファンはいやでしょうね。

 ところで、きょうもメンチ選手を外して勝ちました。
 けど、あしたは先発でメンチ選手をまた使うそうです。
 これであしたの敗戦は決まりですね。
 まったく、貧乏神の選手なんですから。

 なんでシツコク使うんですかね、真弓監督はあんな選手を。
 大金をだしてアメリカから呼んだので、使わんといかんのですかね。

 フロントのメンツですか。
 メンツでメンチ?
 ばかばかしい。
 負けたらモトもコもないでしょう。

メンチ選手を外して勝利

2009-04-16 22:29:00 | 阪神タイガース
 ほうら、メンチ選手を途中で外して、代わりに桜井選手をライトに入れたら、とたんに打線がつながって得点したじゃないですか。
 対ドラゴンズ2回戦は4-3でタイガースの勝ち(甲子園球場)。

 民主党も、邪狗さんが書いているように小沢さんが辞めれば、選挙に勝ちますよ。

 ごらんなさい、岡田監督はスパッと辞めて、あんなに男を上げたじゃないですか。

メンチで最下位転落か

2009-04-15 18:13:00 | 阪神タイガース
 ドラゴンズとの第一戦は2-9の惨敗でした(甲子園球場)。
 下柳投手はそこそこいい投球をしていましたが、ヒョロッと上がった打球がポテンヒットになったりして、運からも見放されたゲームでした。
 落合監督の、あのミステリアスな奥さんが、念力(呪い?)を使ってんじゃないかしら、と思ったりしていました。
 冗談で…………、はないです。

 それにしても阪神球団はなんでメンチ選手を使うんでしょうね。
 サッパリ打てないのに。
 ブレーキになってるでしょう。
 敵の選手がひとりタイガースのユニフォームを着て潜入しているみたい。

 陽気で、ベンチでは人気ものらしいですけどね。
 しかし、野球ゲームにピエロはいらんでしょう、ピエロは。

 大リーガーっていっても、もう肩書きだけでありがたがる時代じゃないでしょうに。
 もう最下位が迫ってるじゃないですか。
 優勝はムリだと思ってますけど、最下位はなんぼなんでも想定外ですよ。(以上15日記)

          ◆追伸

 今朝(16日)のスポーツ紙は、金本選手の落球(レフトフライ)をまるで敗戦の原因のように大きく採り上げていましたが、あれはなんぼなんでも金本選手に気の毒ですよ。

 荒木選手がふらふらっと打ち上げた打ち損ねの打球を、懸命の前進で追ってきて、かろうじてグラブに収めながら、ポロリと落としたんですがね。
 もしメンチだったら追いつきもしなかったと思いますよ。
 
 昔、タイガースの四番バッターを務めた巧打者で、しかし守備のとても下手な一塁手がいたんですがね。
 彼はシーズンを通してほとんどエラーがなかったんです。
 下手なのになんでエラーがなかったかというと、むずかしい打球が飛んできたら、もうはじめから追わない。
 だから、みんなヒットになるし、ファウルになる。
 彼の責任にはならない。

 メンチの前にあれが飛んでいたら、ポテンヒットになって、メンチにエラーはつかなかったでしょう。

 そら、まあ、ゲームの公式記録員がエラーと表示するのはやむをえないにしても、スポーツ記者はそのあたりのところはちゃんとおさえなきゃあねえ。
 あんな打球をエラーと記録するのはケシカランくらいのことは書かないと。
 それが記者ダマシイというもんでしょう。
 天下のタイガース番ともなれば、スポーツ界の花形記者。
 シンマイ記者じゃないんだし。(以上16日記)