しゅぷりったあえこお nano

ブログ版 シュプリッターエコー

坊さんチームで戦おう!

2008-08-30 21:47:00 | スポーツ、オリンピック
 星野ジャパンの敗退を、代表選手の精神力が弱いからだ、と批判する人たちをヤユして、プロ野球解説者の一枝修平さんがラジオで実にウマいことを言っていました。

 「精神力で野球が勝てるものなら、お坊さんを送りだしたらええやないですか」

 ムベなるかな。

 でも、まっ黒なユニホームにケサをかけて丸坊主の選手たちがグラウンドに出てきたら、相手はびっくりするでしょうね。

伊藤さんの死に思う(違う角度で)

2008-08-29 09:31:35 | 地球
伊藤和也さんの死はとても悲しいものです。
政情不安定でなおかつ貧困な
アフガニスタンという国に
その国の人々が自活出来るように
農業の指導に行ったような
純粋無垢で使命感に燃えた人を失う、
しかも同じ日本人であったということを
考えると無念の一言に尽きます。

しかしアフガニスタンの人が
みんな威圧的ではない、
むしろ伊藤さんや我々日本人に
感謝をしてくれているのです。
これは単純に一個人として嬉しいですし、
国としても誇るべきことだと思います。

ニュースで聞いた限りですが
伊藤さんのいた村のアフガニスタンの人々が
葬儀をここで自分達の手でさせて欲しいと
言われたそうです。
そして捜索には700人、
葬儀には600人が参列したと聞きました。
武力的なアフガニスタン人はホンの一握りで
あとは日本のNGOのボランティアや
国のODAに感謝してくれているのです。
だからその感謝の意も込めて
アフガニスタンでの葬儀が行われたのです。

ODAで思い出しましたが、
一般の中国人は日本のODAのことなど知りません。
言論統制されてますから。
だから一般の中国人は「中国の民の力でここまでなった」
と思っているのです。
北京オリンピックにも日本のODAが
湯水のごとく使われています。
最新の数字は忘れましたが、
一時は日本のODAを一番カッパいでいたのは
中国でした。
日本は戦争処理と引換に大量なカネを出していたのですね。
この話はまた別の機会に。

じゃあ、伊藤さん一個人の問題ではなく、
日本という国家としてどのように
アフガニスタンをはじめとする
中東諸国と対峙するか、

これは暴論かもしれませんが、
統制のある軍隊を作って
不安定なアフガニスタンに
食糧や農業といったモノや技術移転の他に
治安対策をやるしかありません。

でもこう書いている私が
明日アフガニスタンに行けと言われたら
嫌に決まっています。
でも「国家を背負う」日本人の意識を持てば
私でもきっと行くでしょう。
もっともそれまでに教育という名の
マインドコントロールが必要ですが。

オリンピックでメダルを取れば
兵役免除になる韓国のような例はありますが
ホンの一握りの人です。
国を守るとはどういうことか
小学生から学んで兵役に就く
韓国や台湾やアメリカ(←ここはちょっとアホですが)
のような教育がされる必要があると
私は思います。

しかし、戦争を美化や賛美する教育が良くないのは
言わずもがなです。
竹島問題、尖閣諸島、北方領土といった
歴史的にどうひっくり返っても
日本固有の領土であるものを守り、
同時に不幸な紛争を抱えているところに行って
その不幸な紛争を仲裁するような
(フランスがこれに近いですが)教育を
施すべきです。

日本の戦争論を語りだすと
キリがないのですが
少なくとも
伊藤さんのような人は死んでしまって、
日本にいる我々は酒飲んで、旨いもん食って、
セックスで快楽を得ているというのは
どう考えても「日本人」として矛盾です。

直ぐ太平洋戦争の軍部独裁を叫ぶくせに?
日本の政党で唯一「日本」がつく党も
戦前の軍部独裁の片棒を担いでいたのです。
共産主義国家の中国に
ODAバンバン取られていた資本主義の日本は
戦後処理の一言でキ●タマ握られていたのです。

そろそろ閉めようかと思うのですが、
本当に尊敬されてかつ独立した
日米安保条約などに頼らない国家を
作るには軍隊は必要不可欠だと「今は」思います。

「今は」というのは、高校生ぐらいの頃は
ジョン・レノンやヒッピーに憧れ、
フラワー・チルドレンを素晴らしいと思い、
今やサイバラのネタになるまでになった
「ラヴアンドピース」を本気で信じて
連合赤軍はやり方は悪いけど考えていることは
正しいと大馬鹿たれだったからです
(私の世代の高校生にしては古くさいこと
考えていたんですがね)。

ちなみに私は右翼でもウヨクでもありませんから(笑)



つらい伊藤和也さんの死―アフガニスタン

2008-08-28 23:36:18 | 地球
 アフガニスタンで住民の中に入って地道に農業の支援活動をおこなっていた伊藤和也さん(31歳)が、反政府の武装グループに連れ去られて殺害されました。
 ぼくたちは新聞やテレビの報道でしか事情がわかりませんから、もうひとつ真相がつかめませんが、大変いたましいことです。
 残念なことです。
 個人の真剣で献身的な心や行動もそのまま善意としては受け止められず、政治的な眼鏡で見られて命さえ狙われる時代になってしまっているのだと、つらい思いにとらわれます。

 こういう世界をぼくらはどんなふうに考えたらいいのでしょう。

 ぼくら一市民の思いなど、結局のところ何の役にも立ちませんが、この事件ではこんなことも考えないではいられません。
 もし日本の国が世界からこんなふうに見られていたら、それでも事件は起こっていただろうか、と。
 つまり、日本が本当に世界の平和を追求する国で、それを実現するために、自分たちの頭で一生懸命考え続け、世界のすべての国々と等距離の外交を結び、軸がブレることなどなく常に人類の理想を訴え続ける、そういう国だとすれば、それでも伊藤さんは殺されただろうか、と。

 そうだとすればたぶん殺されずにすんだのではないかと、甘い考えかもしれませんが、そんなふうに思うのです。
 せめてそれが最後の希望だとも思うのです。  

 残念ながら、今の日本はそういう国ではありません。
 自分の頭で考える代わりに、外交の根幹はアメリカに任せています。
 等距離外交からはほど遠く、ほとんどアメリカにべったりで、アメリカの言いなりです。
 世界の将来像についてはまったく日和見(ひよりみ)的で、世界の平和について日本の首相がなにか積極的な理想を訴えるところなど聞いたことがありません。
 何を言うにもアメリカに気をつかって、どこかおずおずとしゃべっているようなけはいです。

 世界のどこから見ても、今の日本はアメリカの片棒をかついでいるとしか見えません。
 
 個人としては何の政治的な意図もなかったとしても、日本から来ているというだけで、アメリカの影がそこにつきまとってくるのです。
 個人の自立や決断まで、色眼鏡で見られてしまうということです。
  
 ということは、日本政府にアメリカ追随を許しているぼくら市民にも、伊藤さんの死に対して大きな責任があるのではないでしょうか。
 それを認識することこそ、ぼくたちが伊藤さんに示せる最小限の哀悼ではないでしょうか。

 と言っても、ぼくらのようにせいぜい選挙のときにたった一票を投じる力しかないものはこうして心の中を語るほか、ほかに何の行動もできませんが。

5回で崩れるボーグルソン投手

2008-08-27 22:54:41 | 阪神タイガース
 ボーグルソン投手というのはおかしな選手ですね。
 始めはすばらしい投球をしているのですが、5回になるときっちり球威が落ちて、四球を連発するやら、クリーンヒットを打たれるやら。
 今夜の対ドラゴンズ戦も、そうしていつもどおり負けました。

 もう古い話ですが、毎年20勝を挙げるような大エースがいましてね、ところがある時期からとつぜん打たれ始めたんです。
 ある回までは今まで通りすごいピッチングをするんですが、その回になると間違いなく球威が落ちて、コースも甘くなってスコン、スコンと打たれるんです。
 あの大投手が急になんで? と周りは首をかしげるばかりです。

 表向きは今でもそれはナゾなんですけれど、野球界のウラに通じている人の話ですと、実は野球トバクがからんでいたんですね。
 野球トバクにはいろんなかけ方があるそうですが、何回に何点取られて負ける、というようなとても厳しい確率で、とほうもない大金をかける、そういうやり方があるらしいんです。
 そりゃあもう、庶民では想像できないような巨大な金額が動くんです。
 そこにその投手がかんでいた。
 プロの世界ですからね、投手がすこし力をゆるめて投球すると、バッターはまず9割がた打つんです。

 まあ、ここに投げてやったらこのバッターは確実に打てると知っていて、そこにピンポイントで投げられるピッチャーですから、その点でも大投手は大投手だったわけですが…。 

 事情を察知した球団は大あわてでその大エースをトレードに出しました。
 そしてその投手を引き受けた新しい球団がトバク・グループと手を切らせるために陰で莫大な金を払って、投手は奇跡的な復活を遂げたんです。

 ボーグルソン投手がまたおかしな崩れかたをするのを見ながら、昔のプロ野球界で起きたそんな隠されたスキャンダルを思い出しました。

楽しかった、と言っておくれよ星野さん

2008-08-25 23:13:00 | スポーツ、オリンピック
 野球の日本代表が帰国しました。
 星野監督以下、選手全員がまるで総謝罪、総懺悔(そうざんげ)のありさまです。
 しかし、なにも悪いことをしてきたわけではないのですから、そこまでシリアスな謝罪や懺悔は必要ないと思います。
 負けたけれど、楽しかった、とそういう顔で帰ってくればいいんです。

 むしろ負けたら懺悔しなければならないような、そんな心理に追い込んでしまうこの国の精神状態が、選手たちを呪縛(じゅばく)、自縛(じばく)することになって、日ごろの実力を発揮できなかったのではないかとも思います。
 結局、ぼくらはぼくら自身に負けたんじゃないですか。

 だいたい、韓国もキューバもアメリカも、みんな命がけの連中ですからね。

 韓国は、もし3位以内に入れたら選手の兵役を免除すると、政府がそんな約束をしていました。
 こんな不気味な世界情勢のなかで兵隊にとられるなんて、そりゃあ、本気でいやですよ。
 日本の選手だって、そういう状況の中だったら、韓国の選手のように自分からボールに当たりにいっても塁に出ようとしたでしょう。

 キューバは野球が国技で、野球チームは国家の宣伝隊なんです。
 国の税金から一般の国民では考えられないような高額の給料をもらって、特権的な暮らしをしているわけですから、凡プレーをしてそれで負けたりすれば、いい生活も名誉も恵まれた社会的特権もぜんぶ失ってしまいます。
 生存がかかっています。
 必死ですよ。

 アメリカは日本でいえば二軍にあたる3Aの選手でチームをつくっていました。
 大リーグ(一軍)の選手たちだったら、まあプライドの問題はあるでしょうけど、必死のパッチというようなことにはならないでしょうから、前回のワールド・クラシックのような番狂わせも起こったろうと思いますが、二軍の選手にとってはオリンピックで活躍すれば、大リーグに上がるチャンスが開かれるわけですから、これは必死のパッチになりますよ。
 ハンバーガー暮らしから脱出して、贅沢なメニューをたらふく食って高級車に乗って豪邸に住める生活が北京のあのワビシい野球場にぶらさがっていたというわけです。

 まあ、こんな命がけの連中が相手なんですから、勝ちを譲ってもいいでしょう。
 ナントカという団長さんが言ったような、早くから統一チームを作って、みんなでオリンピック村で共同生活をしたら勝てる、なんてそんな簡単な問題ではありません。
 むしろよく4強の一角にまで食い込んだと、ほめはしないまでも、ねぎらいの拍手を送ってあげてもいいんじゃないですか。
 ぼくはそう思いますけどね。

 もっとも、もし日本が金メダルを取っていたら、ただただ名誉のために、主体的な人間の集団が、主体的に力を尽くして世界野球の頂点に立った、ということで、これはもう、まったく美しいことでしたが…。

おめでとう、韓国野球

2008-08-23 23:45:00 | スポーツ、オリンピック
 野球は韓国代表がキューバを破って優勝しました。
 3-2で迎えた9回裏のキューバの攻撃では、プエルトリコ人のアンパイア(球審)がキューバに勝たせようとして、ド真ん中の球をボールと宣告するような、そんなひどい判定で1死満塁まで詰め寄られましたが、監督を先頭にそれを冷静に乗り越えてダブルプレーで乗り越えました。
 見事な闘いでした。
 韓国の皆さん、おめでとう。

 決勝トーナメントでのイ・スンヨプ選手の活躍が印象的でした。

 イ選手は韓国の主砲ですが、日本との準決勝に臨むまでは打率1割台という不調に苦しんでいました。
 しかし自分の立場を見失うようなことはなかったのです。
 日本戦を前に若手の選手の中にはさすがに不安感が漂っていたようですが、イ選手は4番バッターとして、そして先輩選手として「ぼくを信じろ」と言ったそうです。
 韓国の選手にとって3位内にはいることは、兵役を免除されて野球に専念することを約束されるわけですから、その切実さはぼくらの想像をはるかに超えたものなのです。
 イ選手の一言でようやく若手の中に落ち着きが戻りました。

 実際、日本戦では8回一死一塁から勝利を決定づけるホームランを打ったのです。
 そしてキューバとの決勝戦では1回にいきなり2ランホームランをかっとばして、ゲームの主導権を握りました。

 さて優勝戦は終始緊迫したシーンの連続で、すばらしいゲームになりました。
 しかし最終回になっていよいよキューバの敗戦が濃くなると、プエルトリコの球審が露骨にキューバ寄りの判定を始めました。
 韓国投手の投げる球をなんでもボールと言い出したのです。
 四球が続いて、満塁にまでなりました。
 韓国の捕手がたまりかねて、ひとこと審判に言ったのですが、たちまち理由も告げずに退場が命じられました。
 
 偏った判定はテレビでも歴然としていました。
 一方、ラジオを中継していたNHKアナウンサーの松本秀夫さんと解説者の野村謙二郎さん(元広島カープ)は、この審判の暴挙を的確に放送しました。
 このような判定がまかり通っていては、野球はやはり世界では二流のスポーツと見られ続けます。
 真実を電波に乗せた両氏の勇気は、オリンピックの陰の金メダリストです。

 おそらくラジオを聞いていた日本のすべての野球ファンが、最後は韓国を応援していただろうと思います。
 ぼくたちもそうでした。
 韓国の皆さん、おめでとう。

 そして逆境にも冷静に対処してチームを勝利に導いた韓国の監督に心からの敬意を送ります。
 おそらく敗北も覚悟しての静けさではなかったかと思います。
 立派でした。

 イ・スンヨブ選手は韓国に凱旋したあと日本に戻って、また読売ジャイアンツでプレーをします。
 タイガース・ファンのぼくらとしては、手ごわい選手が戻ってくるわけですが、しかしそれはそれとして、よくやった、と拍手で迎えたいと思います。
 イ・スンヨプさん、おめでとう。

負けるべくして負けた日本野球

2008-08-22 00:03:00 | スポーツ、オリンピック
 野球の日本代表が決勝トーナメントで韓国代表に負けました。
 藤川、岩瀬の両リリーフがそろって打たれて逆転されたというのが表面に現れた敗因ですが、これはひとつの局面の現象で、もっと深い原因が背後にあると思います。
 予選リーグの最終戦となったアメリカとの試合を、“負け合い”ゲームにしてしまった、そこに原因があると思うのです。

 予選リーグの最終戦は、すでに決勝トーナメントへの進出を決めていた日本とアメリカの対戦になりました。
 そこで勝ったチームが準決勝でキューバとと戦い、負けたほうが韓国と戦うことも決まっていました。
 日本もアメリカも準決勝では韓国のほうが組みしやすいと考えていましたから、どちらも負けることを望むという、奇妙な戦いになったのです。

 試合はですから当然ダラダラと進んで、0-0のまま延長戦になりました。
 延長10回はゲームを速めるためにランナー1塁、2塁から試合を開始するという野球では珍しいタイブレーク方式でプレーが始められました。
 本来ならまずバントで2,3塁に進めておくのがセオリーですが、勝つ気のないアメリカは作戦もなくいきなり打ちに出て、しかし皮肉なことにこれがクリーンヒットとなり、思ってもみなかった4点が入ってしまうことになったのです。
 勝ったアメリカは内心舌うちしたでしょうし、負けた日本はいちおう青写真どおりにうまくいったというわけです。

 しかし勝負事というのは、どこかでスキができると、そこからドドッと崩れます。
 一瞬でも負けたほうがいいと思ったチームはその時点で、「負」のエネルギーを抱え込んでしまいます。
 野村監督や落合監督のような、ああいう海千山千のプレーヤーが現役選手としてそろっていれば、こういう作戦も実るかもしれませんが、星野監督にしてもコーチにしても出場選手にしても、みんなマジメ人間ですからねえ、「負」のエネルギーをうまくあしらえるような人ではありません。
 とくに短期決選では、いちどテンションを下げてしまうと、ちょっとやそっとではもう立て直すことができません。
 韓国とは力も拮抗(きっこう)していますから、ちょっとでも引けばもうそれで負けですね。

 それはアメリカも同じことで、結局こちらもキューバに歴史的惨敗を喫することになりました。
 日本もアメリカも予選リーグでつまらない試合をしてしまったそのツケを、準決勝できっちり償わされたというわけです。

 やっぱり勝負の女神にほほえんでもらうためには、姑息(こそく)な計算などしないで、全力で戦い抜かないといけないということでしょう。
 あしたの3位決定戦(日本―アメリカ)は悔いのないゲームにしてもらいたいものですね。

矢野捕手の偉大さ

2008-08-19 22:12:00 | スポーツ、オリンピック
 星野ジャパンが中国と戦って10-0で完勝(コールド勝ち)しました。
 まだ歴史の浅い相手ですから勝って当然といえば当然なのですが、とても印象に残ったのは、日本チームがこれまでになく地に足をつけて試合に臨んでいるように見えたことです。
 ここにきて、ナインのかなめの捕手に矢野選手が入ったことが大きかったと思います。

 まず投手の配球にスキがなくなって、守備に安定感が生まれました。
 守備が安定しますと攻撃にも集中力が出てきます。
 早い回に矢野選手自身もタイムリーを打って、勝利へのペースを確実なものにしたのです。

 一方、矢野選手が抜けた阪神タイガースは、苦戦を続けています。
 新井選手、藤川投手という主柱の選手がオリンピックに出ているというのも確かに戦力低下の一因ですが、つくずく大きいと思うのは、やはり矢野捕手がいないことです。
 チームが守備で浮足立ち、攻撃でもつながりを失ってしまっているのです。
 野口捕手も頑張ってはいるのですが、試合全体を見通す目や、局面の読みの深さ、そして打力があまりにも違います。

 いなくなって、こんなに偉大だったのかと、あらためて思い知らされる選手です。

完敗。なでしこジャパン

2008-08-19 02:13:00 | スポーツ、オリンピック
 なでしこジャパンがアメリカに2-4で敗れました。
 数字以上に完敗でした。
 でも、現状では実力の差が歴然としていて、あれで勝てというのは酷ですね。
 むしろ、よくやったと思いますよ。

 突進、反転、再攻撃のスピードに日本はついていくのが大変でしたが、それよりも、アメリカはイレヴンのひとりひとりがピッチ全体の現況をしっかりイメージできているようで、その想像力の強靭さにいちばん驚かされました。
 どういう配置になっているかを、頭の中に刻々と描いている。

 だから、ここぞというときにすぐさまカウンターにかかれますし、日本の守備陣形の裏にスーッと回り込んで有効なクロスを上げられる。
 敵陣のどこにスキができやすいかを、鳥瞰的に読んでいる。

 日本はまだ局面局面の判断を軸にゲームを運んでいるように思えます。
 初ゴールは日本でしたが、そこからどんなデザインで勝利へ進むか、そこがずっと曖昧なまま、中国戦のような切れ込みはついに見られないまま終わりました。
 いずれアメリカを倒せるときが来るでしょうが、この想像力の強弱はけっこう重要な問題になるような気がします。

 まだ銅メダルへの希望があります。
 ドイツ戦をスカッとたたいて欲しいですね。
 向こうも強豪ですけれど。

カリスマ星野の一瞬のミス

2008-08-17 00:52:00 | スポーツ、オリンピック
 星野ジャパン(野球)が韓国に逆転負けを喫しました。
 新井選手の2ランホ-ムランで絶対的な優勢に立ちながら、その直後に和田投手の交代に躊躇して、それが命取りになりました。
 ベンチの一瞬の判断ミスです。
 
 それにしても、現代日本の最大のカリスマのひとりである星野監督でも、あんな素人のような判断ミスをするんですね。
 和田投手がそれまで懸命に投げていましたから、人情もからんだろうと思いますが、勝負師として後手に回ってしまったこと、これは歴然としています。

 人間はどれほど強力に見える人でも間違うことがあるということ、それを思い知らされた敗戦でした。

 でもこのあと頑張ってくださいよ、星野さん。
 最後まで応援を続けます。