伊藤和也さんの死はとても悲しいものです。
政情不安定でなおかつ貧困な
アフガニスタンという国に
その国の人々が自活出来るように
農業の指導に行ったような
純粋無垢で使命感に燃えた人を失う、
しかも同じ日本人であったということを
考えると無念の一言に尽きます。
しかしアフガニスタンの人が
みんな威圧的ではない、
むしろ伊藤さんや我々日本人に
感謝をしてくれているのです。
これは単純に一個人として嬉しいですし、
国としても誇るべきことだと思います。
ニュースで聞いた限りですが
伊藤さんのいた村のアフガニスタンの人々が
葬儀をここで自分達の手でさせて欲しいと
言われたそうです。
そして捜索には700人、
葬儀には600人が参列したと聞きました。
武力的なアフガニスタン人はホンの一握りで
あとは日本のNGOのボランティアや
国のODAに感謝してくれているのです。
だからその感謝の意も込めて
アフガニスタンでの葬儀が行われたのです。
ODAで思い出しましたが、
一般の中国人は日本のODAのことなど知りません。
言論統制されてますから。
だから一般の中国人は「中国の民の力でここまでなった」
と思っているのです。
北京オリンピックにも日本のODAが
湯水のごとく使われています。
最新の数字は忘れましたが、
一時は日本のODAを一番カッパいでいたのは
中国でした。
日本は戦争処理と引換に大量なカネを出していたのですね。
この話はまた別の機会に。
じゃあ、伊藤さん一個人の問題ではなく、
日本という国家としてどのように
アフガニスタンをはじめとする
中東諸国と対峙するか、
これは暴論かもしれませんが、
統制のある軍隊を作って
不安定なアフガニスタンに
食糧や農業といったモノや技術移転の他に
治安対策をやるしかありません。
でもこう書いている私が
明日アフガニスタンに行けと言われたら
嫌に決まっています。
でも「国家を背負う」日本人の意識を持てば
私でもきっと行くでしょう。
もっともそれまでに教育という名の
マインドコントロールが必要ですが。
オリンピックでメダルを取れば
兵役免除になる韓国のような例はありますが
ホンの一握りの人です。
国を守るとはどういうことか
小学生から学んで兵役に就く
韓国や台湾やアメリカ(←ここはちょっとアホですが)
のような教育がされる必要があると
私は思います。
しかし、戦争を美化や賛美する教育が良くないのは
言わずもがなです。
竹島問題、尖閣諸島、北方領土といった
歴史的にどうひっくり返っても
日本固有の領土であるものを守り、
同時に不幸な紛争を抱えているところに行って
その不幸な紛争を仲裁するような
(フランスがこれに近いですが)教育を
施すべきです。
日本の戦争論を語りだすと
キリがないのですが
少なくとも
伊藤さんのような人は死んでしまって、
日本にいる我々は酒飲んで、旨いもん食って、
セックスで快楽を得ているというのは
どう考えても「日本人」として矛盾です。
直ぐ太平洋戦争の軍部独裁を叫ぶくせに?
日本の政党で唯一「日本」がつく党も
戦前の軍部独裁の片棒を担いでいたのです。
共産主義国家の中国に
ODAバンバン取られていた資本主義の日本は
戦後処理の一言でキ●タマ握られていたのです。
そろそろ閉めようかと思うのですが、
本当に尊敬されてかつ独立した
日米安保条約などに頼らない国家を
作るには軍隊は必要不可欠だと「今は」思います。
「今は」というのは、高校生ぐらいの頃は
ジョン・レノンやヒッピーに憧れ、
フラワー・チルドレンを素晴らしいと思い、
今やサイバラのネタになるまでになった
「ラヴアンドピース」を本気で信じて
連合赤軍はやり方は悪いけど考えていることは
正しいと大馬鹿たれだったからです
(私の世代の高校生にしては古くさいこと
考えていたんですがね)。
ちなみに私は右翼でもウヨクでもありませんから(笑)