しゅぷりったあえこお nano

ブログ版 シュプリッターエコー

まだ後退続く? マクドナルド

2015-12-27 21:29:00 | 都市
 マクドナルドの後退が神戸でも目立ってきたようです。

 一週間ほど前に三宮センター街のオーエスドラッグでグルコサミンを買ったついでにマックへ寄ろうと思って、国際会館の南向かいまで行ったんです。
 ところがマックがもうなくなっていたんです。
 この店のハンバーガーには少々粗雑なところがありましたが、お客さんは結構はいっていたんです。
 お昼から午後4時ごろまではいつもいっぱいだったと思います。
 まさかここが閉めるなんて夢にも思いませんでした。
 しかたなく近くの地下鉄まで下りて、コンコースの喫茶店でまあまあのコーヒーとまずいホットドッグでがまんすることになったんです。

 それできょうは新神戸から北神急行で谷上へ出て、谷上駅の構内のマックをめざして行ったんです。
 ところがなんてこと、ここも閉まっていて、それでまた三宮へ戻ってきて、高架下のマックで食べることになったんです。
 ちなみにメニューは、ダブルチーズバーガーのポテトセットをコーヒーで(シメテ630円)。
 そしてお土産用にテリヤキバーガーを二人分(割引クーポン券で計540円)。

 今の売り上げの減少は一時的なもののような空気ですが、ひょっとすると永続的な後退への一プロセスなんでしょうか。
 もうすぐ回復する、もうすぐ回復すると考えているうちに、ズルズルと後退が続いていって、ついには破局へ進んでしまうのも、まあ、よくあることですが。

人ごみのキャリーバッグは凶器です

2015-12-20 20:01:00 | 都市
 先々週の水曜日の昼過ぎのことですから、もう10日ほどになるんです。
 JR三ノ宮駅の南側の混んだ通路を歩いていたときのことなんです。

 前の方からキャリーバッグを引いた中年の婦人が近づいてきましてね。
 後ろの方から同じように中年の婦人がこれは急ぎ足で近づいてきましてね。
 ちょうどぼくの横で行き違うことになりましてね。
 行き違いしなに後ろから来た婦人が、前から来た婦人のキャリーバッグにつまづくことになりましてね。
 つまづいてバタッと倒れるそのときに、体のどこかをぼくの脚の、弁慶の泣きどころのその近くに思い切りぶつけることになりましてね。
 アタタタタ。
 たまらずぼくはそばのベンチに屈みこんでしまうことになりましてね。

 バタッと通路に倒れた婦人はどうやらケガはなかったようで、すぐに立ちあがることができましてね。
 キャリーバッグの婦人は起きてきた婦人に盛んに「スミマセン、スミマセン、おケガはなかったですか」と高い声で謝りましてね。
 倒れた婦人も「いえ、ダイジョウブです、ダイジョウブです」とこれも盛んに高い声で答えてましてね。
 まだまだ声を高めながら何回も何回も同じ問答を繰り返していましてね。
 その間、ぼくは動くに動けず、ウーンとうなって、ベンチにしゃがみこんでいましてね。
 けど二人の婦人はぼくなんかにはまったく無関心のまま、依然ゴメンナサイとダイジョウブを繰り返していましてね。

 キャリーバッグの婦人がベンチのぼくを一度だけながめることはながめましたが、
 あんた、そこで何してんのん、
 という顔で。
 なんか邪魔者を見るような目でしてね。

 で、ふたりはたぶんもう言い交わすことがなくなって、ちょっと頭を下げ合って、それから右と左へトコトコ別れていきまして。

 ぼくは残って、痛みを懸命にこらえ続けていましてね。
 するとヘビがカエルを呑んだみたいに、そこのところが膨らんできましてね。
 内出血の兆候がどんどん現われてきましてね。

 こいつは困ったことになったなあ、と思いながら、こんなことを考えていましてね。
 もしあの婦人がぼくにぶつかっていなければ、婦人はそのまま前のめりにベンチに向かって突進して、ベンチの足のあたりに頭から突っ込んでいたろうな。
 そしたら大変なケガになっていたかもしれないな。
 はからずもぼくはクッションの役割をして、婦人を助けていたんだな。
 …と。

 
 でも、そのぼくはけっきょく電信バシラ並みの扱いで。

 まあ、世の中とはおおむねそうしたものでありまして。
 傷つけられたことは、十が十ともわかるけど、助けられたことは、たぶん二つもわかればいいほうで(まあ、それはぼくもそうですが)。

 で、その足、まだ腫れてましてねえ。
 まだ痛みが続いてましてねえ。
 二か月ほど前に足首の骨にヒビが入ったその同じ左足でしてねえ。
 ひとつが治ったらまたひとつ。

 みなさん気をつけてくださいよ。
 人ごみのキャリーバッグは凶器です。

中央区小学校連合音楽会

2015-12-03 01:14:00 | 音楽
神戸文化ホールに「中央区小学校連合音楽会」をみにいきました(残念ながら後半のプログラムだけ。2015年11月26日)。これは神戸市中央区の小学校10校の代表学年が、一曲ずつ合唱か合奏を披露するという催しです。

「ぼくのおうえんか」を歌ったなぎさ小学校5年生はたぶん100人を超えていたと思います。力強い合唱でした。練習を積んできたのでしょう、しっかりとまとまっていて。よく響くホールで、みんな歌っていて気持ちがよかったのではないでしょうか。貴重な体験ですね。

上筒井小学校4年生は60人ほどで、なぎさ小学校のあとではずいぶん少なく見えましたが、合奏「エル・クンバンチェロ」に会場はおおいに盛り上がりました。ラテンの情熱的なリズムにのせ、少し哀愁を帯びた旋律が繰り返される名曲です。何より演奏している生徒たちが楽しそうでした。

山の手小学校5年生の合奏「碧空へ」は緊張感のある演奏でした。途中、曲調の変わるところで何ともいえない感動が湧き起こりました。変化といったって、そこまでの丁寧で熱のこもった積み重ねがあってこその解放感なんだなぁと、そんな発見がありました。下手(しもて)側で和太鼓を打つ女の子の構えがとても堂に入っていて、ずっと目が離せませんでした。

それにしてもお客さんの拍手というのは残酷で、小学生の演奏でもやっぱり出てしまうものです、つまり、受けたよろこびの大きさが。ですから、というわけでもありませんが、やはり曲選びは大切です。もちろんチャレンジは大事ですが、あまり先生方の趣味や思い入れで難しい曲をさせるというのは……まあ、実際そういうことがどの程度あるのかはわかりませんが。

楽しく歌ったり演奏した曲は、大人になっても胸の中で口ずさみつづけるものですから。