社会科学上の不満

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外交と防衛、歴史と現状についての不満のハケ口。(観念論の方は出入り禁止)

日本は技術で食べる国、その1

2012-10-20 10:02:59 | 社会常識と教育

 理科教育の崩壊が目に余る。実験を嫌がりビデオで代行する教諭など考えられない。小学校での話である。某女子大の学長の話であるが、この女子大の卒業生の多くが小学校の教諭となるそうだが、理科嫌いはヒドイそうだ。実験はその準備や後片付けが面倒であり、また危険が伴う。更に魚の解剖などやりたがらないそうだ。小学校の理科はその後の理科教育の出発点でもあり重要だ。日本は技術により輸出をして稼がねばやってイケナイ国家である。その技術者の出発点でもある小学校でこのような理科離れが起きていることに政府は未来を危惧すべきである。件の女子大で「豆電球と電池の接続方法で正しいもの」との問題を出したそうだ、正解率が半分にもみたなかったそうだ。問題を見ると直列や並列で複数の電池の向きや豆電球への導線の接続位置や乾電池への導線の接続位置などが異なる10題であった。まさかこの程度の問題の正解率が半数を下回るとは、そしてその多くの学生が小学校の教諭となっていくとは。この女子大の小学校教諭への就職率は日本でも屈指だそうだ。新任の学長が嘆くのが理解できる。入試で何とかしろといいたくなるが、現在の統一試験ではそこまで基本的な低レベルの問題はでないそうだ。子供の減少で大学も経営のタメにムリはできないそうだ。

 昨夜の丸の内線の缶の爆発、業務用洗剤を500ccの缶に入れた女性が原因だった。亜鉛に硫酸を加えると「水素」が発生する、洗剤は界面活性剤が入っているためポリ容器に入れることが多い。アルミ缶にしろ何にしろ金属に触れたら反応を起こす。薬剤が入っている缶の内側は何らかのメッキか皮膜が張られている。普通にアルミ缶などに界面活性剤の比率が高い業務用を入れれば激しく反応し、何らかのガスを出す。理科の得意な小学生でも分る原理だ。

コメント
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