ネオ・ナチが「極右」?マスコミがそう報道しているが大いに疑問である。「ネオ=新しい」であり、ナチはナチスの略称であり、ナチスはNationalsozialistische Deutsche Arbeiterparteiの略称である、日本語訳は「国家社会主義ドイツ労働党」である。社会主義労働党のどこが「右翼」なのか?
マスコミはそもそも右翼と左翼とは如何なるものか理解しているのだろうか?フランス革命時に王政存続派が議会の「右」に王政否定派が議会の「左」に陣取ったことによる。故にイギリスは右翼国家でありアメリカは左翼国家である。王政ではない大統領制の国は左翼国家となる。社会主義国家は言うまでもない。天皇制の日本は当然右翼国家となる。政治学のイロハの「イ」である。この基本を無視して、暴力的な過激派は「右翼」と報道するのは如何なる意図があるのか?単なる勉強不足?→公共の電波を扱う資格があるのか?そう批判されてもおかしくはない。普通に考えるならワザと「右翼」と報道していると考えられる。赤軍派によるテロ事件等は左翼勢力から国民の信頼を失わせた。そこで先進国における爆弾テロなどの暴力的な政治活動や民族運動は「右翼」の過激派「極右」として報道した。左翼に占拠されているマスコミ上層部がわが身の正当性(社会的保身)を図るために行ったとも考えられる。
また、中小零細企業のオーナー社長に多いのだが、理屈を言って正当性を主張するのが「左翼」、自分の言うことに素直に従うのが「右翼」と言う感覚で右翼と左翼とを使用するケースが多い。何のことはない、共産主義でも同様のことは生じている。当たり前のことである。「右翼と左翼」と言う言葉が定義や意義を無視して都合のよい様に使用されている。「理屈ではなく、感覚(フィーリング)だ」とノタマウ方、「それでは動物と同じではないか、人間なら論理的要素がプラスされねばならない」と珍しく公明党の知人がまともなことを言っていたことを思い出す。
ネオ・ナチはネオが付いたら何時の間にか、左翼が右翼になったとんでもない現象だ、この裏には日本のマスコミの裏に潜む問題が見え隠れする。