社会科学上の不満

政治・経済上の不満のハケ口(左翼出入り禁止)
外交と防衛、歴史と現状についての不満のハケ口。(観念論の方は出入り禁止)

高学歴でも頭がお花畑!

2014-02-10 00:02:27 | マスコミ批判

 中国には4000年もの歴史があり、諸子百家などの思想の古典がある。3000年もの歴史に埋没せずに残った事に、人間が生きる何らかの知恵が眠る。残念ながら現在の中国共産党は自ら都合の良いものを「歴史」と称し、中国共産党の国父たる「孫文」や「毛沢東」の思想とは相容れない状況になっている。反論はあろうが、少なくとも毛択東の共産主義には現在の貧富の格差はない。孫文の三民主義からは程遠い社会になっている。

 しかし、だからと言って中国の思想の古典のスバラシさ色あせる事はない。むしろこれだけの思想を生んだ国なのにもったいないと思えてくる。

 私が、最も好む思想が「管子」である。「衣食足りて栄辱を知る」など正に人間の本質を良く見ている。生活に余裕がなければ栄辱に気を使うゆとりさせない、など、その有名な一説である。

 現在日本に一番必要な一説が、「幾ら堅固な要塞があっても平和主義が横行すれば用をなさない」との、平和主義が戦を招くという非常に興味深い一説である。

 第2次世界大戦も英国や仏国が「平和主義」に陥っておらず、ヒットラーがラインラント進攻時点で軍事介入していればボヤで済んだはずだ。この事はヒットラー自身の回想にある。1991年の湾岸戦争の時、英国のサッチャー首相が、米国のブッシュ(パパ)大統領に電話で伝えたと言われる「我々は同じ過ちを繰り返してはいけない」とは、この事を指す。

 「平和」「平和」と叫んでいれば、戦争は起きない。そんな夢物語に国民の命をかけることが政治家のすることか?自らを守らずして誰が守ってくれるというのか?

 頭がお花畑の方が、マスコミで長年その地位を築いてこられた。これは、旧ソ連や中韓とその目的が一致したが故にできたことである。

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