社会科学上の不満

政治・経済上の不満のハケ口(左翼出入り禁止)
外交と防衛、歴史と現状についての不満のハケ口。(観念論の方は出入り禁止)

外電は通信社の記事を先ず読め

2014-02-11 00:03:48 | マスコミ批判

 日本のマスコミは扱いたがらないが、東トルキスタン(新疆ウィグル)問題は、中国にとり意外に大きな問題である。AFPによると昨年11月下旬にアルカイダが北京にジハードを宣言した。しかも米国も口をはさみ始めた。前門の狼後門の虎状態になりつつある。

時事通信 1月7日(金)12時17分配信

 【ワシントン時事】米国務省のサキ報道官は16日、北京の中央民族大学のウイグル族学者、イリハム・トフティ氏が中国公安当局に拘束された問題で声明を出し、「深く懸念している」と表明、イリハム氏の居場所を直ちに明らかにするよう中国当局に求めた。 

 しかし、これを中国政府が受け入れると、次々に同様の問題が発生する。チベット、内モンゴル、青海省、雲南省、そして頭の痛い瀋陽軍区(旧満州)、香港、マカオ等の分離独立派が活気着く。中国共産党としては本当に頭が痛いところである。

 20世紀初頭の恐ろしい慣習が残る地域を、毛沢東の共産党が文化的に開放した。功績は確かかもしれない。しかし、21世紀にはその占領地区経営は破綻寸前である。

 中国には4000年歴史がある、その間諸子百家等のすばらしい思想も生まれた。個人的には「管子」「孫子」はスバラシイと思っている。歴史上の人物も管仲や楽毅、光武帝、曹操、などはすばらしいと思う。

  しかしこの思想や功績も「焚書」で多くが永遠に失われた。現代は「文化大革命」にて中国の知恵がまた多く失われている。共産党の御用学者しか日の目を見ないし、生き残れない。

 まして、共産党国家である。環境に配慮しない事は、旧ソ連、旧東欧が証明している、歴史が証明している。北京のスモッグ、中国共産党は如何に対処するのか?中国国内の水質汚染、砂漠化などの対応ができない。自分たちの生存圏を縮小している、真綿で自らの首を絞めているようだ。

 その中国から、分離独立を謳う少数民族。その力に中国政府も無視できなくなってきている。その中国で、古の中国人は朝鮮半島を国家内に組み込もうとしなかった。中国人から見ても朝鮮人は異様に感じたのだろう。唯一漢民族でないモンゴルが朝鮮半島を国家に組み込んで、日本への元寇の尖兵にした。司馬遼太郎氏によれば、その時船を造るために朝鮮の山々がハゲ山にされたそうだ(朝鮮人は植林の文化がない)。日本も元寇の捕虜は、宋人は帰国させ幹部のモンゴル人と朝鮮人は処刑したそうだ。鎌倉幕府は意外に大陸の情勢に明るかったようだ。

 今日本人の目を曇らせているのは、残念ながら中韓に食い込まれた日本のマスコミである。しかし、ネットがその遮断(編集)された情報を開いてくれる。受け取る側にその情報の信憑性を疑い調査する能力が求められているのだが、調査すれば調査するほど日本のマスコミの反日操作が目についてくる。

 一番簡単な方法は、昔から学校の先生が言っていたように「複数紙読み比べろ」であり、現在のネット環境では比較的簡単に出来る。

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