あいにくの曇り空。
それでも、それほど寒くもなく…
暑くもなく…
草取り実習には良い気候でした。
今期の草取り実習、今日が最後です。
実は昨日、三上園長より、紙風船の草取り実習の活動写真を撮らせてほしいとの依頼がありました。
目的は2016年11月13日(日)に開催される「男女共同参画について考える『日本女性会議 2017とまこまい』」のプレ大会と同時開催される『男女共同参画パネル展』に掲載するため、とのこと。
参加メンバーの了解も得て、撮影も無事に終了しました。
さて、「認定こども園 幼稚舎あいか」さんには、私たち紙風船はとてもとてもお世話になっています。
草取り実習はもちろんのこと、障がい者雇用の雇用主でもあります。
園長のお話はいつ聞いても学びがあり、その中でもやはり…園長が以前にかかわりをもった子供が大人になり、紙風船通所者となっていて偶然の再会があったことは本当に感動しました。
園長は、当時3~5歳だった現在大人の紙風船メンバーと再会されると、日ごとに思い出がよみがえってくるようでとても細やかなエピソードを教えてくれます。
また、園長との面談や話し合いで初めて子供の障害について知るきっかけになったとお話されるご家族もいらっしゃいました。
こうなると、もう、涙の再会です。
園長も、紙風船を介して再会した方たちについて、このようにおっしゃっていました。
当時からこの子達の将来がとても気になっていた。
小学校以降、その後の様子はわからないままとなり、とても心配していた。
それが紙風船のような支援事業所に繋がっていて、まずは安心し、そして紙風船から卒業していくことを知り、またとても嬉しく思った。
こうやってどこかに繋がり、人生の次の一歩を踏み出していくことを教えてもらえた、と。
園長は常に、「障害をもつもたないではなく、その子(人)をみる」ということを仰っています。
障がい者も、高齢者も、マイノリティと呼ばれる方たちも、そして女性もそのライフステージに合わせて結婚し、出産し、子育てをする。
その時に働けなくなるのではなく、また安心して働ける職場環境を整えてこられました。
分け隔てることなく「一緒に過ごすこと、働くことができる社会」をめざし、幼稚舎あいかでは、その実践をされてきました。
今回のパネル展では、誰もがしあわせになれる社会を目指す企業の紹介として発表されることになったのです。
何かお役に立てることがあればぜひ。
ではでは、草取り実習は今日で終了。
うさちゃんとはしばしお別れです。
(幼稚舎あいかのウサギ小屋にて)
いずみまさこ