先日の図書館広報紙「ぱぴるす」の取材でのお話の続き。
後半、吉見館長とは「マネジメントする」という話でも盛り上がりました。
芸能人にマネージャーがいるのは…マネージャーが、担当の芸能人のスケジュール管理をしたり、体調を気遣ったり、どうしたら良さをアピールできるか、発展して行けるかと戦略を練ったりするのかもしれません。
(このこと自体が、ただの想像という域から出ていないのですけれどね。)
そこには、自分だけではできない部分を担ってもらったり、手伝ってもらったりすることでもあると思います。
私たち自身は、どうでしょう?
自分のマネジメント、自分でやっていますか?
それともどなたかに手伝ってもらっていますか?
子ども時代は、私は全面的に親にマネジメントしてもらっていました。
泣けばあやしてもらいました。
具合が悪い時には病院に連れて行ってもらったり看病してもらいました。
迷子になった時には、心配かけながら探してもらいました。
ひとりでは何にもできなくて、たくさんたくさん手をかけてもらいました。
大人になった今は…
一応、私は、自分自身のマネジメントは自分でおこなっています。
「一応」と書いたのは、「やってはいるけれど、できているというわけではない」からです。
「取り組むこと」と「できること」は違いますのでね。
「マネジメント」という言葉は、「管理する」という意味もありますがそれだけではありません。
例えば…
☆自分の体調を自己管理する(芸能人のマネージャーは、撮影の合間に水分補給を促してくれたりする?!…テレビの見過ぎでしょうか…)
☆自分の時間を自己管理する(芸能人のマネージャーは、売れっ子タレントのスケジュール管理をしているかな。)
☆自分のお金のやりくりを自己管理する
☆自分のストレスのかかり具合を知る
☆自分のストレスの対処方法を身につける
…確かに、「管理する」という部分もあります。
でもそれは一部分。
やはり、自分のことを知らないで「私はどうしていったらいいか?」と考えるのは困難です。
自分のことをよく知り、それを頼りに自分で物事を判断し、自分で決めていくこと。
アサーティブトレーニング講座(紙風船の講座ですよ)でよくお話する「自己決定と責任」です。
うまくいくこともあれば失敗することもある。
うまくいったら、続ける。
失敗したら、しばらく落ち込んで…そしてどこかで立ち上がり…またチャレンジしてみてもいい。
避けてもいい。
自分で決められないと思ったならば、人に相談する。
頼る。
任せる。
病気や障がいで、自分ではできない事柄があれば…
知る。
人に頼る。
任せる。
あ、この時の病気、障がいは、様々ですよね。
私は視力が極端に悪いので、眼鏡やコンタクトレンズが無いと暮らしていけません。
残念ながら、外は、一歩も動けません。
眼鏡やコンタクトレンズに全面的に依存しています。
アレルギーももっていますので、それらを避けた生活をしています。
周囲の人に、説明し、理解してもらっています。
眼鏡については、説明すらしたことがありませんが、私の現在の暮らしの中で、眼鏡をかけてはいけないと言われることは100%ありません。安心して最初からかけて過ごしています。
そういった意味では、生活の障がいではありますが実際には支障はありません。
でも、紙風船に来ているメンバーが抱えている病気、障がいはさまざまです。
精神や知的、発達、内部疾患、見えない部分の身体等の障がいについては、目に見えるものでないため周囲の理解を求めるのに時間を要します。
周囲の方々も、わかろとうしてくれていても…イメージがしづらく難しいところがあるようです。
だからこそ、自分でできることとできないことは知り、できない部分は練習したり、サポートを受けたりしていきましょう。
サポートの一部は、私たち紙風船スタッフたちです。
会社の人との橋渡し役を担いますよ!
自分自身が、自分のマネージャーになりましょう。
一通り話した後に館長が「マネジメントするということは、自分を大切にするということに繋がるのではないか?」と仰いました。
このフィーリングにしばし感動…。
そう!
そうそう!
館長、またぜひお話しましょう♪
いずみまさこ
追記:館長からは「いずみさん、この話を(図書館)スタッフにしてもいいですか?」と言って頂き、もちろん「どうぞ是非」と答えました。私も受け売りの話しではありますが、お役に立てるならば幸いです。
また、勝手ではございますが、次の館長とのお話のテーマも決めました。今回の続きで小児科医熊谷晋一郎さんの「自立するということは何でも自分一人でおこなうことでは無く、薄く広く、色んなことを人に頼れるよう依存先を増やすこと」という話題です。ぜひお話できるよう実現させたいです。