さてみなさん、これは何でしょう?
粗略な絵で申し訳ありません…。
急いで書いてしまったことと、とにかく絵が不得手なことが原因です。
が、みなさん、見ていただきたいのはそこではございません。
「思い込み点検」で思い出しました。
基礎プログラム講座でよくテーマにするものです。
普段は意識することのない自分の身近なもの、事柄に視点をあててみます。
すると、「思い込み」が見えてきます。
たとえば、
「腕組みする時右が上?左が上?」
「シャツのボタンの穴は縦あき?横あき?」
「シャツの重なりは左が上?右が上?」
などなど。
もちろん、見ないで答えてくださいね。
「あれ?思っていたのと違った。」
…そうなんです。
シャツの重なりなどは、知識(=着物は常に右前。洋服は男女だ違う等)が邪魔をしてしまうこともあります。
それでこの絵。
これは、「千円札の両面を描いてみてください。」というもの。
皆がそれぞれに描いたものを書き足していったのです。
だから、これは答えではありません。
「何か、番号が入っていたはず」→確かに入っています。
「確か、目の不自由な方にもわかるように左下に丸印があったはず」→実際は、横線一本
「鶴がいたような…」→いませんでした。一万円札に、鳳凰がいました。
何より、この日参加した皆が、「夏目漱石」と思っていたことです。
言われれば…「そうだそうだ。野口英世。」と思うのですけれどね。
実際に1000円札をみて、皆驚くばかり。
「新たな発見」ばかり。
「へえ~」…って、皆、きっと100回以上、いや1000回以上見ているはずのもの。発行されてから9年経過していますから…。
私なんて、お札を見ながら…「国立印刷局製造」を「くにたちいんさつきょく…」と読み上げる始末。
(私こそが一番多くこの講座をやっているのに!!)
思い込みや決めつけ、一方的見方だけで判断することの怖さは、「対 物(もの)」ならばまだいいのです。
この思考パターンは、「対 人(ひと)」にもそのまま出てきます。
一面、一方向だけをみて「あの人は嫌な人」「自分には合わない」と決めつけていませんか?
…このことに気づいてほしいのです。
だけど自分が感じた感情・感覚は大切。
なので、「嫌だな」と思ったとしたら、その感情を大切にしながら「違う視点・見方もあることを忘れない」でください。
そして、違う視点でみてみると…
いろんな気づきがあるはずです。
そこが、「人間関係でいきづまらないためのポイント」です。
さてさて、最後に。
シマウマの足のしまは、縦じま?横じま?
正解は…どうぞご自分で。
もしくは紙風船にお電話くださいな。
いずみまさこ