滅多に無い機会ですので、社会見学の要素が主だったのはその通りです。
しかしながら、フェリー内の清掃はどうしているのか?
お客さまの利用状況(繁忙期等)によって変わるのか?
等の質問もしっかりさせていただきました。
また、修学旅行でフェリーを利用したことのあるメンバー話題から…
所長は以前は団体旅行の営業職に就かれていたことなどお伺いしました。
そして、陸上社員、海上社員の違いや働き方についても質問させていただきました。
この日も、最後は港開発社員のKさん、Oさん、Sさんへの質問タイムをとっていただきました。
皆からの質問も、
「就労体験にまつわること」から「フェリーにまつわること」と様々で、こういった機会に皆の興味の方向性や視点を知ることができます。
あるメンバーが言っていました。
「どうしましょう?次々と疑問や質問がわいてきてしまって…。何から聞けば良いか混乱しています。」
(1)自分が事前に聞こうとしていたこと
(2)今日、見聞きして疑問に思ったこと
(3)そしてまさに今、質問タイムで伺った返答に対して、新たにわいてきた疑問質問…
「働く上で、必要なことは何だと思いますか?」
…Kさん、Oさん、Sさんがそれぞれお答えくださいました。
25日の「仕事のやりがいについて」という質問もそうでしたが…
個人のお考えやプライベートな時間の使い方(ストレス発散方法やリフレッシュの方法)についても、快くお答えいただきました。
研修室で笑い声があがり、緊張がほぐれるのが伝わってきました。
今、実際に企業現場で働いている皆さんのお話は、メンバーにとっては新鮮です。
「へえ~」と意外に思うこともあれば
「やっぱりそうなんだ」と、何となく思い描いていたことが確認とれることもありました。
体調管理、健康管理の重要性や、ストレス発散の大切さはまさに後者でしたね。
そしてあるメンバーが後になって教えてくれました。
「Sさんが『野球やフットサル、バスケットのチームに入っています』とおっしゃったのを聞き、『自分もやっています!』と言いたかったけれど『話しすぎ』にならないように抑えました。」と。
この時のこのメンバーは、「体調管理」を大切に考えてコントロールしていたようです。
慣れない環境での、慣れない就労体験、そして職場見学。
疲れを感じて当然の状況です。
相手の話をしっかりと聞くことに集中し、疲労過多になりすぎないように意識したことは良いなぁと思いました。
これも、この人の「一面」を知ることができたことです。
この日の帰り、社員の方がおっしゃってくださいました。
「こんなに話しやすくなるなら、前回(2月25日)ももっとプライベートの話などしてあげればよかったなぁ」と。
確かに、25日より本日の方が緊張感が和らいでいたように思います。
それは、Kさん、Oさん、Sさんが
ストレス発散やリフレッシュについて休日の過ごし方を話してくださったりと、
「仕事」以外の生活についてもお話くださったからです。
こちらとしては「仕事」をする上で大切なことと思いながらも、
プライベートなことを伺うのは申し訳なかったかと感じておりました。
それでも、気さくにお答えいただき、またこんな感想を言っていただけたことは大変嬉しい限りです。
そしてまた、「挨拶は、初日も今日も、見習いたいくらい」と言っていただいたことも忘れません。
きっと、下船されるお客様をお出迎えする時の挨拶のことだと思います。
(だって、それ以外はやはり緊張が強く、声が出づらい場面が多かったですからねー)
人付き合いの基本と言われる「挨拶」
これかれも大切にしていきたいと思いました。
いずみまさこ
追伸:帰りの車中、「緊張していて一番聞きたいことを聞きそびれました」とメンバー。
それは、「働いていてのやりがいは何か?」ということ。
もちろん直接聞くことができればよかったのですが…
今回は、車中で私が25日に伺ったお話を伝えさせていただきました。
やはり紙風船メンバーにとっては
今後働く上で、
働き続ける上で、
今働いている人たちの仕事に対する「やりがい」や「生きがい」はとても興味があることなんだなあと感じました。