最近、お休みの日にメンバーからこんな話を聞くことが増えました。
「土曜日に、〇〇さんとイオンで会いました!」
「日曜日に卒業生△△さんとツタヤで会いました!」
「偶然バスで☆☆さんと会いました!」
お話を聞いていると、とても楽しそうです。
知り合い、仲間、友達…
人づきあいの親しさは、いろんな表現があります。
人と人とが知り合って、お互いのことを伝えあい、仲良くなることは賛成です。
でも…みんな、聞かれたことは全部伝えていいのでしょうか?
自分のことはどこまで伝えるのか、自分で考えたことはありますか?
そして他の仲間のことは、どこまで伝えていいのでしょうか?
皆が紙風船での出来事のあれこれをたくさんお話しているようで…
それは、お友達同士の会話であればよくあることかもしれないのですが…
いい機会です。
「自分を守ること」や「他の人のプライバシーを守ること」について
皆で考えてみようと思いました。
ちょっとこじつけのようですが、「ビジネスマナー講座」の時間に
「人づきあいのマナー」として取り上げました。
最近よくある例を出して…
まずは「普段はどんな風に答えているだろうか?」のロールプレイ。
卒業生〇〇さんに偶然会いました。
Aさん:「こんにちは。久しぶりですね!お元気ですか?」
Bさん:「こんにちはー。はい。元気です。」
A:「そういえば、△△さんは就活していましたが、どうなりましたか?」
B:「あ、はい。△△さんは、元気に就職しています!」
A:「それは良かった…。では、また!」
特に何が悪いわけでもない会話。
でも、Bさん役だったメンバーはちょっと首を傾げています。
「言って良かったのかな?」
そう。
そこです。
言ってよかったのでしょうか?
その後は、皆で検証。
意見を出し合って、確認作業です。
「就職は良い事だから、言って良いと思う」
「就職できたことは良いことだけど、だからと言って何でも言っていいわけでは無い」
「もしかしたら、言ってほしくない人もいるかもしれない」
「『許可』が必要」
何が正解か、ということよりも、
ちょっと立ち止まって考えてみてください。
今後、実際に皆が街中で出会ったときのために。
いずみまさこ