美術博物館での実習では、新聞記事スクラップをおこなっております。
内容はこれまでにもこちらのブログで何度かご紹介済み。
それでも!
今日の記事は大きすぎて皆で思わず笑ってしまいました。
まだこの実習に慣れていないメンバーが紙面を確認し、あまりの大きさにどう処理していいかわからずスタッフに相談してきました。
「この大きなものはどうしたらいいでしょうか?」
そうそう。
相談することが大切。
相談の声を出せたら、仕事は一歩前に進みます。
その記事を見て、私も思わず「おおっ」と驚き、
「これは〇〇さんがチャレンジするには早いので、他の記事で経験を積むことにしましょう。これは別の方にやってもらいましょう。」と伝え、別の紙面をお渡ししました。
そこで、私からその紙面をそっと渡された別のメンバー。
「△△さん、こちらの記事よろしく。」
「あ」(思わず笑顔…楽しい笑顔では無くて、驚いて笑うしかないといった笑顔。)
新聞をひらいて、見開き2面いっぱいの記事でした。
切り落とすところは…日付の帯部分くらいでしょうか…。
さすがに驚きながらも、少し戸惑いながらも、慣れた手つきで作業遂行!
そして折りこむ線をつける前に、「こうやって折りこもうと思うのですが…」と案を相談。
新聞記事スクラップ作成に必要な条件は…
(1)A4の紙におさめること(=保管のため)
後にコピーして使用する可能性があるため、折っていいのは記事の右側と下側のみ。
(2)パッと見た時に、何の記事かわかること(=見やすさ)
(3)破損なく、文字の擦り切れもなく保存できるようにすること(=文字と文字の間できちんと折り目をつけることで破損や劣化を最小限にする工夫と丁寧な作業が求められる)
ということでできあがりはこちら。
いかがでしょう?
写真を撮るために少し折り目を広げただけで、カッターの切り口も折り目もまっすぐでとても綺麗な仕上がりです。
A4サイズの紙におさめるだけではなく、その中でも見出しの言葉が少しでも表に出るように、見えるように、工夫をしていました。
私も他のメンバーも、今度はこの仕上がりに「おおっ」と思わず感嘆の声。
この作業を15分ほどで終えていたのも驚きです。
メンバーにはそれぞれ得手不得手があります。
それは当然のことですが…
こちらのメンバーの得意分野、本領発揮されています。
いずみまさこ