さて、こちらは11:30頃の展望台2階多目的室。
窓際のテーブル拭きをしていたメンバーが、はたと気づきました。
何気に身体を起こし、窓の外に目をやった次の瞬間…動きが止まりました。
そして次の次の瞬間…多目的室奥のカウンター(流しがあります)側にいた私を見つめるまなざし…。
…動きが再度止まりました。
勝手な推測ですが、きっとメンバーはエゾリスの存在に気づき、私に教えて下さろうとしたんだと思います。
しかしながら清掃実習中。
「言っていいのか悪いのか、いや、よくないだろう。でも見つけたし…」etc…きっと瞬時にあれこれ思われたのではないでしょうか…
私はその動きの始終をみていました。
しばし相手の顔を見て…その沈黙を私から破りました。
いずみ:「たぶん何をおっしゃりたいか、わかります!そうなんですよ!」
メンバー:「(無言で2回ほど頷く。そしてちょっとひとりごちる。)」
何事も無かったように、作業の続きに戻るメンバー。
普段「曖昧な表現はやめましょう」とか、「指示語だと、お互いの理解に誤解が生じやすいからやめましょう」等言っているのに、私ったら…。
「きちんと相手を呼びかけてから話しましょう」と言っているのに、私ったら…。
私の先程のセリフには、呼びかけも主語も目的語も述語もありません。
言いたかったのは、単純なこと。
「○○さんが今リスを見つけたように、私も先ほどリスを見ました!だから私は知っていますよ!ここにもリスがいましたね~!!」です。
ですが、実習中なのに「リスを見た。しかも2匹。そしてとても可愛い。」とは言えなかったんです…。
(ブレイクタイム ふちこちゃん1)
メンバーとの非言語コミュニケーション(目でお互いに訴える)だけで、「曖昧な理解」なままで、私もやり過ごそうとしましたよ。一度は。
でも、気になってしまい、内容確認のためメンバーに話しかけてしまいました。
いずみ:「〇〇さん確認ですが、リスを見たということですよね?」
メンバーも頷きと共に返事をしていました。
そしてとってつけたように「どうぞそのまま作業を続けてください。」と私。
こちらのメンバーとは、以前の北大研究林でのリスとの遭遇や、普段の実習行き帰りの車中から見える鹿との遭遇を話題にしていたので…非言語コミュニケーションが成立したのでしょうねー。
普段、お互いがどんな人か、何に興味を持っているか、共通の体験や話題はどんなことがあったのか…といった普段のやりとりの中で人間関係の土台が作られ、そして本日の「目で会話」ができてしまったのでしょう。
ただし、リスを発見した直後のメンバーが、こちらを向いたまま何も発しなかった理由はあくまでも私の推測。
違う気持ちがあったかもしれません。。
自分に向けての忠告ですが、「思い込み、決めつけに注意」です。
あ~それにしてもリスは可愛く、そして非言語コミュニケーションは本当にユニークなひとときでした♪
いずみまさこ
(ブレイクタイム ふちこちゃん2)