苫小牧市美術博物館の実習では、新聞スクラップの作成をしています。
工程は以下の通り。
1)赤ペンで印をつけてある新聞記事を切り抜く
2)台紙に貼る
3)綴じる
これまでにも実習の様子はブログで載せていますので、そちらをご参照ください。
→工夫 ~新聞スクラップ作業~ - 青空と紙風船 (goo.ne.jp)
本日は作成した記事のご紹介。
今おこなっているのは2019年5月の新聞記事です。
天皇即位の記事が多く、紙面いっぱいまたは2紙面に渡って掲載されたものもあります。
これは、新聞スクラップの実習としては
やりがいのある(?!)…
皆を悩ませる(?!)…
考える力、工夫する力、相談する力をつけていける(?!)…
とても良いものです。
4名参加のメンバーの作品
(やりがいのあった記事をそれぞれ選んでもらいました。)
左から(1)
大きな紙面なので、まっすぐ綺麗に折ること、主題・副題・写真を見やすくするにはどうしたらいいか?の工夫をしたとのことです。
(2)
こちらは、記事自体はそれほど大きくありませんが…
メンバーが折り込む位置をどうするかの工夫が込められています。
主題:「新天皇即位」
副題:「『令和』幕開け」
もう一度こちらの折り込み後の記事をご覧ください。
副題の「『令和』幕開け」の文字に注目。
当初は「『令和』幕」で折ると綺麗に収まると思ったそうですが…
「幕」で折ってしまうと、
「今から始まる新たな時代のはずなのに、まるで終わりを迎えたようになってしまうのでは?」と考えたとのこと。
なんとか頑張って、「幕開け」の「開」の字をギリギリまで出してみたと。
こんな工夫をしているユニークなメンバー。
(3)
大きな記事のスクラップ作成に慣れていないメンバー。
ここまで大きいと、見やすさは大切ですが…A4の台紙に収めることで精いっぱいになってしまうこともあります。
「折っていいのは下側と右側。その上でどう見せましょうか?」と問うと
「この写真を残したい!」とメンバー即答。
それがこちら。
上手に仕上げていました。
(4)
本来は印字された文字の上で折ることはしません。(なるべく、ね。)
それでも今回の記事では「専門家招き試験徹底」の副題を全て見せたいとメンバー。
折り目を綺麗にまっすぐ、そして「字と字の隙間」で折っていました。
コロナ禍にて緊急事態宣言発令中は実習先にうかがうことは出来ませんでしたが、
この間も企業の協力を得て、センター内で新聞スクラップの活動をしておりました。
また再開できるようになり本当にありがたい限りです!
いずみまさこ