知的障害者・精神障害者について考えよう

知的障害者施設、作業所やA型B型事業所の経験からの投稿にて、この業界に対する世間の理解を深めていきたいと思います。

連日の見学者、体験実習者

2025年01月22日 | Weblog
1月も、すでに3分の2が過ぎました。早いものです。

開所して、約2か月。利用者の方は、現在3名(うち1名の方は、支援員との相性の問題で、自主退職されました)。
作業項目も、徐々に増えつつあります。

現在、内職業者4社、PC関係1社との契約が始まっています。

内職業者さんの話だと、2月期は全国的に仕事量が減少するそうです。いわゆるイベント事が減るせいだとか・・・。
1年で、お歳暮・お中元・その他の季節的な行事(例えば、節分・バレンタインデー・ホワイトデー・クリスマス等々)がある時期は、その2か月ほど前から、様々な物が販売されるので、
それに関しての内容物、箱、その他様々なものが作られます。
急に忙しくなり、納品時期も早くなったり、いい面もあれば、せわしくなり悪い面もあります。

元々、B型を専門に対応されてきた業者さんは、A型ということで、完成品のレベルの高さに納得されて、継続できています。あくまでも利用者さんに感謝です。


今月に入り、ハローワークに始まり、その他就労紹介サイトにいくつか登録し、公開していると、どんどん登録者が増え、まずは見学を・・・と、連日来られています。
ありがたいです。

特にこの地域は、A型の絶対数が少なく(周辺各自治体ごとで、A型が3,4事業所という感覚ですね)、選択肢が少ない状況という現実ですね。
特に11月から開所し、まだまだ利用者募集中ということで、興味を持たれて、見学に来られます。

見学に来られた方の3分の2以上の方が、体験実習まで行われます。

当然、今まで、こうした福祉サービスを利用したことがない方も多く、利用の仕方等から説明を行い、A型を契約するまでの「流れ」を説明します。

最終的には、相談支援事業所が必要になりますが、地元の「福祉課」や「ハローワーク」へ行かれて、そこからの紹介も多いですね。

大都市圏だと、利用者の方が自身で行う「セルフ」計画が出来ますが、この周辺地域では、自治体から必ず「相談支援事業所」の必要性を言われます。
つまり、その分だけ、契約までの時間が必要というわけですね。(長くて1,2か月)

「相談支援事業所」「受給者証」等の申請によって、それぞれ契約の時期が分かります。


いずれかの障がい者手帳を持たれていると、どうしても一般就労に対しては、勤務時間やその病気に対する理解、他の方とのコミュニケーション等、様々な課題があり、
こういう場合に、福祉サービスとしてのA型の存在が必要になってきますね。

そういう意味でも、政府の政策で、このA型をできるだけ少なくしていこうとする方針は、疑問に感じます。

一番、影響を受け、行き場をなくしていくのが、利用者の方々なんですが・・・。

一般企業側も、そこまで対応していない世間の状況・・・

理解や対応も含め、まだまだ時間がかかります。

その仕組みが出来上がるまでは、A型という箱(事業所)は必要不可欠と考えます。


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