先日、私が定期通院している病院で、偶然 元職場(例の事件で退職したところ)の職員と出会いました。
職員の現在の状況、利用者さんの状況等、聞きましたが、高齢者の方はその後に亡くなっておられる方もおり、施設開所2年目から勤務していた頃から、在籍されている利用者の方ならば、より思い出がよみがえってきます。
利用者の方はもちろん、保護者の方にも、何も説明がないまま退職してしまったこと・・・、非常にその点は悔やまれますね。
(次の施設では、1年だけだったのですが、挨拶も出来、保護者会から記念品も頂きました。)
街で、保護者の方に出会ったときも、(まだ職員のような感覚で)話しかけられてきたり、辞めたことを知らない方もいて、複雑な心境だったのを覚えています。
仕事の引き継ぎは十分にしたつもりですが(施設長はそれほど重要視していなかったみたいですが)、後の管理職になられた方は、随分苦労されていると聞きます(この出会った職員も言っていました)。
簡単に首を切るのは、施設のため・・・と思われたかもしれませんが(嘘でも訴えると脅された?)、残された業務や利用者の方の処遇等、まだまだやり残した部分は多大です。
実際、すでに後悔はありませんが、先日の他施設での事件にもあった通り、何が一番大事なのか?施設長や管理職なら、その点を最重要視して考える必要があると思います。
ここ最近は、知的障害者施設よりも、老人介護施設の処遇問題が話題になっています。
隠しカメラ等の映像で、実際に行われた職員の行為が問題になっています。おそらく、過去こういった問題は潜在的に起こっていたと考えるでしょう。
職員と入所されている利用者の方との関係は、一言では言い表せません。
人間どうしですから、関係も良い方もいれば、悪い方もいます。それは処遇以前の問題かもしれません。
職員もにわか知識で対応している人もいれば、十分に学習や研修を重ねている人もいます。
施設では、いろいろな複雑な問題が絡み合って、事件化している部分もあります。早くに対応しておけば・・・とか、見過ごしていたから・・・と言うのは、後からなら、いくらでも言えます。
他の施設(知的であろうと、老人であろうと・・・)で起こったことは、自分の施設でも可能性があると考えるべきですね。
最近の世間の事件では、結構街中のカメラが役に立っているようです。
施設でも、監視目的ではないですが、利用者を守るために、必要ではないかと思います。(過去に私も、何度も設置を提案しましたが、速攻却下されました・・・カメラがあれば、自分の身の潔白も証明できたかも・・・)
個人情報が・・・とか、利用者のプライベートが・・・とか言われますが、身を守るためには、必要な部分だと思います。ただ、その管理は確実にしなければ意味がありませんが・・・。(過去に、夜間就寝後に部屋内や廊下で、事故により亡くなられた方が数名いました。その後、警察等の事情聴取もあり、映像の重要性も思い浮かびました。利用者さん対職員以外でも、利用者さん対利用者さんの被害も多いです。見ていなかった・・・で、済まされないと思います。)
むしろ、施設は自分たちを守るために、カメラ設置を拒んでるような感じも・・・?これは言いすぎでしょうか?(私の元の職場は、そう感じました。)
施設の設備品管理や、機材管理、PC管理等も管理職の仕事以外で、当時一緒に行っていましたが、たまに事件が起きたときは、一時的にカメラを設置したこともあります。(意外に、その問題以外のことが明るみになって、問題になりましたが・・・職員の勤務怠慢や意外な利用者の方の行動等・・・)
施設内というのは、世間から見れば、全くの知らない世界かもしれませんね。
私もそういった意味で、少しでも世間に知ってもらうべき、このブログを立ち上げたのですが・・・、残念ながら、施設側ではいらない人材だったようです。