知的障害者・精神障害者について考えよう

知的障害者施設、作業所やA型B型事業所の経験からの投稿にて、この業界に対する世間の理解を深めていきたいと思います。

旅行先で職員が善行を・・・?

2012年10月24日 | Weblog
昨日、今日にかけて第2班が一泊旅行に出かけました。


今回の旅行は高齢者の方が中心ですが、まだ比較的元気な方たちなので、温泉だけではなく、その周辺の様々なところも見てきたようです。



昨日は残念ながら、この日だけは大雨(警報も出てました)で、そんな中不安を感じながら出発。それでも、夕方には晴れ間も・・・。


実は、この旅行担当の職員が有名な「雨男」・・・・だったのです。


彼の受け持つ行事のときは、9割の確率で雨・・・。すごい確率です。旅行も、夏祭りも、海水浴も・・・


今回もその確率通りに雨に・・・(その前後は非常にいい天気だったんですが・・笑)



まあ、そこは彼の性分?かも・・・



しかし、その彼が旅行先でいいことをしました。


夜間にたまたま宿泊していた温泉のお風呂に入っていたところ、何か老人の団体さんが探し人を・・・


おかしいなあ・・と思って、浴槽を見ると、なんと人が沈んでいたのです。あわてて、団体の方がその人を引き上げ救急措置を・・・


しかし、普段そういったことに経験のない方たち・・・ そこで彼の出番です。


施設では、過去の事例もあり、実際の訓練で救急法やAEDの使い方等の講習会をしています(年に数回)。



今回も、そういった経験が活きました。


団体の方が右往左往されて戸惑っておられる中、てきぱきと手伝い蘇生措置を手伝うことができたようです。



もしかして、地元の新聞に載るかも?なんて(冗談で)言っていましたが、実際の場面でこういった行為ができたことは、普段の訓練の成果でしょうね。自信を持っていいと思います。


(※残念ながら、翌日の連絡で、その方はお亡くなりになったようです。少し発見が遅かったらしいですね。)


めったに出会わない場面でもあり、実際訓練していても、なかなか実践は難しいものです。


今回はたまたまそういった場面に出会ったのですが、「雨男」の彼もちょっと面目を回復したのでは?




旅行は後、3つの班があります。この後は11月の上旬に・・・続けて11月中旬下旬と続きます。


別にハプニングには出会わなくてもいいのですが、こういったエピソードは(結果的には残念でしたが)印象に残りますね。



私の行った前の班の旅行とは大違いです(笑)。文句ばっかりでした。
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